【鉄旅】青春18きっぷ/上野→新庄463km 8時間30分の鉄旅 (上野→福島→仙台→羽前千歳→新庄)

■0176・2022年1月9-13日　やまがた温泉湯治旅.4泊5日-1

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。

青春18きっぷ‥
全国JRの普通列車が乗り放題となる魔法のきっぷです。

最後となる5回目は、東京→山形県新庄への移動に使いましょう。

さて、当日です。
旅のスタートは、上野駅なんですが‥

5:09
京浜東北線からの乗り換えは1分！
毎度のことながらダッシュします。

普通521M.宇都宮行 (上野→宇都宮)

ハァハァハァ‥
なんとか、間にあいましたよ。

🚋普通521M.宇都宮行
上野.5:10→宇都宮.6:51
[乗]JR東日本:サハE231-1126

収入減により、グリーン車に乗ることは許されません。
普通車の隅っこに座りましょう。

夜が明けてきました。

6:52
上野から1時間41分。
宇都宮に到着。

普通629M.黒磯行 (宇都宮→黒磯)

黒磯行に乗り換えます。
この205系が宇都宮線から引退することを、筆者はまだ知りません。

🚋普通629M.黒磯行
宇都宮.6:56→黒磯.7:47
[乗]JR東日本:クハ205-604

日の出です。
今日は好天に恵まれそう。

7:53
宇都宮から51分。
黒磯に着きました。

普通4127M.新白河行 (黒磯→新白河)

次に乗るのは、E531系。
以前は列車が2両だったので、黒磯ダッシュ称する席取り合戦が繰り広げられましたが、E531系になってから5両編成となったので席に余裕ができました。

🚋普通4127M.新白河行
黒磯.7:54→新白河.8:18
[乗]JR東日本:クハE530-5003

栃木/福島県境の黒川橋梁を渡ります。
さぁ、ここからみちのくですよ。

8:28
黒磯から24分。
新白河に着きました。

ちょっと時間があるので、改札を出てトイレへ‥
福島県白河市は、ダルマが名産です。

普通2127M.福島行 (新白河→福島)

以前は、新白河から乗るのは郡山行だったのですが、郡山行が延長されて福島行になりました。

🚋普通2127M.福島行
新白河.8:42→福島.10:32
[乗]JR東日本:サハE721-1018

白河に停車。

あっ！
お城が見えますよ。

ズームしてみましょう。

=白河小峰城=
今から390年前の寛永9年(1632年)に江戸時代の初代藩主/丹羽長重が、4年の歳月を費やして完成させた梯郭式の平山城だそうです。

9:28
郡山に23分停車します。

ひと昔前、ホームに立食そば屋さんがあったのですが、今はありません。
プラ容器でそば/うどんを買って、車内で食べることができたのも過去の話になってしまいました。

9:57
東京駅から237km地点。
東北本線/五百川に停車。

福島盆地へ向けて快走中。

だんだん雪国らしくなってきました。
まもなく福島です。

10:36
新白河から1時間50分。
福島県の県庁所在地、福島に到着。

普通1175M.白石行 (福島→白石)

ここで、東北鈍行のエース.701系と言う電車の御登場です。
オールロングシートの旅情もへったくりもない、走るプレハブと呼ばれる電車なんですが、最近愛着がわいてきている。

🚋普通1175M.白石行
福島.10:40→白石.11:14
[乗]JR東日本:クモハ701-1516

10:56
東北本線/桑折→藤田。
奥州街道の要衝、福島/宮城県境に近い国見峠の勾配を列車は登っています。

11:16
福島から34分。
宮城県/白石に到着。

以前は、上野5:10発の始発から乗り継いで来ると、福島から快速.仙台シティラビット号に接続して、乗り換えなしで仙台へ行けたのですが、快速.仙台ラビットは廃止されてしまい、日中帯は白石で乗り換えが必要になってしまいました。

普通441M.仙台行 (白石→仙台)

おっ！
次も701系だ。
これに乗らないと、東北に来た気がしない。

🚋普通441M.仙台行
白石.11:18→仙台.12:07
[乗]JR東日本:クモハ721-1012

あれっ？
宮城県は雪がありませんね。

12:07
白石から49分。
東北の都、仙台に着きました。

普通827M.山形行 (仙台→羽前千歳)

仙台での乗り換えは4分！
急いで、仙山線に乗り換え。

🚋普通827M.山形行
仙台.12:11→北山形.13:31
[乗]JR東日本:E721-1007

12:24
東北福祉大前を発車。
列車は仙台のヘッドタウンを走ります。

住宅が多い地域ですが、かなりの急勾配です。
列車はぐんぐんと登っていきます。

12:29
国見に停車。
傾斜地に作られた駅で、この劇狭ホームで上下線の乗降客を扱い、かなりカオス状態だったそうですが、後に上り線ホームが増設されました。
傾斜がすごいので、ボール転がしたら間違いなく転がっていきます。

12:33
仙山線/葛岡→陸前落合。
東北自動車道の上を通過し‥

広瀬川を渡ります。
景色が一変しましたね。

12:49
陸前白沢に停車。
山形からの列車が遅延しているので、列車交換待ちで10分ほど停車。

この影響で、我々も遅延することに‥

13:05
仙山線/作並→奥新川。
断崖絶壁の奥新川渓谷を渡ります。

13:08
奥新川に停車。
宮城県最後の駅てすが、ここは仙台市内なんです。

だんだん雪が増えてきましたね。

奥新川を発車すると、奥羽山脈を貫く仙山トンネル(面白山トンネル)が見えてきました。

13:12
仙台から高低差約400mを登り、宮城/山形県境となる仙山トンネル(面白山トンネル)に入ります。
このトンネルは全長5,361mあり、昭和12年11月10日の開通当時は上越線/清水トンネル・東海道線/丹那トンネルに次ぐ国内第3位の長さを誇りました。

トンネル内で仙山線最高地点(標高440m)と県境を越え、宮城県から山形県に入りました。
トンネルを抜けると‥

13:17
面白山高原に停車。
当駅は山形県山形市に位置し、仙山線は宮城県仙台市と山形県山形市の県庁所在市のみを走ります。
県庁所在地同士を直接結び、その両都市のみで完結するJR路線は仙山線だけなんだそうです。

ヘェー。

紅葉川を渡ります。
仙山トンネルは中央分水嶺となっており、宮城県側は太平洋。
対して、山形県側は日本海へ川が注ぎます。

先ほどの紅葉川は山寺駅の手前で名を変え、立合川となりました。

13:23
あっ！
急峻な山の上に寺院が見えますよ。

ズームしてみましょう。

=宝珠山立石寺=
松尾芭蕉.奥の細道で有名な山寺ですね。
今から1,162年前の貞観2年(860年) 清和天皇の勅願のよって慈覚大師が開山しました。
画像は、山頂付近の崖に建つ開山堂(右)と五大堂(左)です。

山形平野に向かって勾配を下ります。
雪に閉ざされていますが、沿線には果樹園が広がってきました。
山形県の果物ランキングは、西洋梨・サクランボ・アケビが上位となっています。

仙山線/高瀬→楯山。
大門川を渡ります。

この先で合流する高瀬川は、8列250匹の鯉のぼりとアニメ映画/おもひでぽろぽろの舞台となりました。

うひょー
一面銀世界だ。

13:37
仙台から1時間26分。
定刻より10分遅れで羽前千歳に到着し下車。

列車は山形まで行きますが、仙山線は羽前千歳が終点となります。

普通1435M.新庄行 (羽前千歳→新庄)

羽前千歳での乗換時間12分でしたが、仙山線が遅れたので2分の接続で奥羽本線に乗り換えます。

セーフ！

🚋普通1435M.新庄行
羽前千歳.13:39→新庄.14:42
[乗]JR東日本:クハ700-5502

14:29
奥羽本線/大石田→北大石田。
野尻川を渡ります。

芦沢に停車。
積雪で対向列車の屋根しか見えません。

山形新幹線なら上野から2時間30分ほどで来れるところ‥

14:50
上野から8時間32分かけて、目的地の新庄に到着しました。

おっ！
特急とれいゆつばさと701系が並びましたよ。

脚光を浴びる、とれいゆつばさ。
みんなカメラを向けている。

対して‥

誰にも見向きされない701系。
なんだか可哀そうなので、カシャ。

山形新幹線E03系改造車の特急とれいゆつばさ号。
福島-新庄で運転される観光列車で、座敷席や足湯があります。

まだまだいけそうに見えますが、車体老朽化により2022年3月6日をもって引退したそうです。

本日、陸羽東線は雪で運転見合わせしています。
仙山線経由にして正解でしたね。

これで、今期の青春18きっぷは終了です。

第5回目は‥
上野→新庄.463.1km/7,700円のところを2,410円で移動できました。

青春18きっぷを使って、青春18きっぷ/上野→新庄463kmを移動しました。
上野→新庄の普通運賃は7,700円ですが、18きっぷだと1回ぶん2,410円と安く行けます。
ただし、ロングシートかJR東日本特有のカタイシートに8時間耐えなくてはなりません。

ちなみに山形新幹線を使うと、上野→新庄は2時間30分で12,990円！
時間+快適をとるか？安さをとるか？ですね。

今回はすんなりと新庄に行けましたが、冬期は雪の影響で新幹線・在来線共にダイヤが乱れることがあるので、ご注意下さい。