■0210・2022年9月26-27日.群馬県老神温泉1泊2日-3

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群馬県沼田市利根町(旧利根村)にやって来ました。
東洋のナイアガラと称される吹割の滝・吹割渓谷と老神温泉を散策してみましょう。
※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。

群馬県沼田市利根町(旧利根村)にある吹割渓谷にやって来ました。
この画像右端の現在地には、無料駐車場があります。
吹割渓谷/吹割の滝の位置は、☝コチラ。

2009年竣工。
国道120号.吹割大橋からは‥

吹割渓谷(片品渓谷)を一望。
秋は渓谷美とあいまって紅葉が映え、一面が彩られます。

おぉー
結構高度感があるよ。
落ちたらサヨナラだ。

=味処つくし=
ここで昼食。
テレビ朝日のびっくりマンデー!でサンドウィッチマンさん達が立ち寄った飲食店でした。
▼
▼目次
吹割の滝へのアクセス

公共交通機関による吹割の滝へのアクセスは、関越交通の路線バスとなります。
上越新幹線/上毛高原駅・上越線/沼田駅から鎌田・尾瀬戸倉・大清水行きのバスに乗って、吹割の滝で下車。
車は、関越道/沼田ICから国道120号線を尾瀬方面へ20kmほどです。
奥日光から金精峠を越えるルート(冬期閉鎖)もありますよ。
国道沿いに観光ドライブインが数軒と沼田寄りに※無料駐車場があります。
※無料駐車場の位置は、冒頭の吹割渓谷案内図の右端にあります。
吹割渓谷遊歩道

吹割の滝へは‥
あっ、ここから入るみたいですね。

渓谷へ下っていく道沿いに、レトロで小さいお土産屋さんが並んでいます。

トマトが1袋100円!
こりゃ安い。
買っていきましょう。

=吹割渓谷遊歩道案内図=
鱒飛の滝→吹割の滝→浮島/吹割橋→観爆台と、反時計回りで歩いてみましょう。
ちなみに遊歩道は、夜間通行止だそうです。

坂道を下っていくと‥
おっ!
渓谷が見えてきましたよ。
鱒飛の滝

吹割渓谷の中の下流部に位置する鱒飛の滝。
高さ15m・幅6m余の滝です。
その昔、片品川に遡上した鱒がこの滝まで来ると上流に上れず、鱒が懸命に越えようとして飛び跳ねてたことが由来してその名がついたとか。

渓谷は凝灰岩や溶結凝灰岩を削り込んで形成されており、奇岩がそそり立っています。

吹割渓谷を流れる片品川は、群馬/栃木/福島県境に位置する黒岩山を水源とし、片品村を経て沼田市新町で利根川に合流する、全長60.8kmの一級河川です。

渓流ぎりぎりのところを歩いていきます。
柵がない箇所があるので注意してね。
般若岩

こちらは、般若岩‥
吹割の滝下流の右岸にそそり立つ岩壁が般若に似ているところからそう呼ばれているのですが、下流から見たらあまり見えませんね。
上流側から見た方が般若に見えますよ。

渓流に沿って進んでいくと‥
吹割の滝
吹割の滝です。
高さ7m・幅30m余にもおよび、飛散する瀑布は東洋のナイアガラといわれる滝です。
この滝は河床の岩盤の柔らかいところが侵食され、多数の割れ目を生じ、その中の大きく割れたところが滝となり、あたかも巨大な岩が吹き割れたように見えるところから吹割の滝と呼ばれるようになりました。
昭和11年12月16日に天然記念物及び名勝に指定され、日本の滝百選の滝にもなっております。

パノラマモードでカシャ。
千畳敷

河床は凝灰岩で平担な所が多く、こちらは特に広い所、千畳敷と呼ばれています。

千畳敷から断層の切れ目に沿ってできたU字谷の側面に滝となって水が落ちていくのを一望。
浮島と観音堂

片品川に架かる吊り橋、浮島橋を渡りましょう。

上流方向を眺めます。
この上流の泙川合流点から、下流の栗原川合流点の間で形成する渓谷が吹割渓谷(片品渓谷)となります。

下流方向を眺めると‥
千畳敷が一望ですね。

片品川に浮かぶ浮島にある、浮島観音堂。
1,227年前の平安時代.延暦14年(795年)に創設された由緒ある観音堂で、今のお堂は昭和59年に新築されたものだそう。
日光東照宮の眠り猫を完成させた、名匠/左甚五郎の作と伝えられる浮島如意輪観音が安置されています。

次は、吹割橋を渡りますよ。

上流方向を眺めます。
右は浮島観音堂がある浮島。
浮島は片品川に浮かぶ島となっていて、この上流で浮島橋下の流れと、こちら浮島橋下の流れにわかれます。

下流方向を一望。
浮島橋下の流れが浮島橋下の流れと合流しているのが見えます。
対岸の遊歩道 (詩のこみち)

橋を渡って対岸を歩きましょう。
なお、吹割の滝遊歩道は冬期閉鎖となります。
2022年は12月16日(金)から閉鎖となり、閉鎖解除は2023年3月下旬頃の予定だそうです。
冬期閉鎖中は六角堂にて、上から眺める形で滝を見学できます。

クマ・イノシシ・毒ヘビ・ハチ‥
遊歩道には危険野生動物が出没します。
これは注意しなくては‥

少しだけ階段を登ると‥

なだらかな遊歩道になりました。
ここは、詩のこみちと呼ばれ、詩の書かれた石碑が並んでいます。
3か所ある観爆台

あっ!
ここは‥

第一観爆台ですよ。
どれどれ、どんな眺めか見てみましょう。

おっ!
木々の間から片品川が見えますね。

ズームしてみると‥
かろうじて、吹割の滝が見えました。

こちらは案内板の写真。
断層の切れ目に沿ってできたU字谷の側面に滝となって、水が落ちていくのがわかります。

崖の下を歩きます。
落石注意!ですよ。

ここが、第二観爆台のようですが‥

ありゃりゃ。
木々に覆われて、滝は見えませんね。

第三観爆台に着きました。

木々が生い茂って見にくいですが、渓谷が眼下に見えます。

ズームしてみましょう。
吹割の滝の端っこと、その下の流れが見えます。
落葉した後だと、もっと景色が開けると思うのですが、この遊歩道は冬期閉鎖となってしまうのです。

急な長い階段が現れましたよ。こちらからだと、下りですが‥

下流側(国道)から遊歩道に入ると、長い上りの階段となります。
浮島側から下流方面へ進んでいくのが良いですね。

赤い鳥居に小さなお社は、十二様と呼ばれる十二神社です。
お参りしていきましょう。
パンパン.礼。
さて、ここまで来ると‥

ゴール!
国道120号線.吹割大橋の脇に出ました。
画像、正面の奥は無料駐車場となり、左に進むと吹割大橋を渡ってバス停・ドライブインのある地区に行けます。

吹割の渓谷美を堪能した後は‥
4.5kmほど歩いて老神温泉へ向かいましょう。
まるゆ農産物直売所

国道沿いにある農産物直売所、まるゆ農産物直売所。
ちょっと、寄ってみましょう。

おっ!
テレビ東京/千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅6で立ち寄った直売所みたい。
群馬県赤谷湖から福島県会津若松の鶴ヶ城へ向かう旅(2020年8月8日放送)で、相棒はEXILEの松本利夫さんでした。

大きい桃が3~4個で500円!
安いですね。
買っていきましょう。
まるゆ農産物直売所の位置は、☝コチラ。
国道120号線沿いです。
老神温泉へ向かう

沼田方面へ沼田方面へ進み、この先を群馬県道277号線へ。
老神温泉方面へ向かいます。
おいがみ舞茸園

おいがみ舞茸園。
舞茸の栽培・直売をおこなっています。
運が良ければ、栽培が難しい白い舞茸が手に入ると、人気だそう。
おいがみ舞茸園の位置は、☝コチラ。

群馬県沼田地区はりんごの栽培も盛んです。
ホタル生息地

アツ沢のホタル保護地。
老神温泉の外れ、アツ沢と老神湿地公園ではホタル観賞ができます。
アツ沢のホタル保護地の位置は、☝コチラ。


黄金の絨毯がすばらしい!

こちらは収穫が終わっていますね。
実りの秋です。
老神温泉

老神温泉の温泉街入口。
どっちも温泉街ですが、左へ進みます。

美人座。
もうやっていないけど、ストリップ小屋だったみたい。

老神温泉の温泉街。
その昔、上野国赤城山の神が大蛇に、下野国二荒山の神は大百足に化身し、神域をかけて戦場ヶ原で激しく争い、弓で射られた赤城山の神が赤城山の山麓に矢を突き刺すとたちまちお湯が沸いてきたのが老神温泉の始まりとか。
赤城山の神がそのお湯で傷を浸すとたちまち治り、男体山の神を追うことができたことから追い神と呼ばれるようになり、それが老神になったと伝えられています。

巨大な天狗のお面がありました。
同じ群馬県沼田の迦葉山が天狗で有名ですね。

朝日ホテル跡。
老神温泉最大級のお宿でしたが、閉館となりました。
老神温泉赤城神社

老神温泉赤城神社です。
参拝していきましょう。

最初の階段を上がると、薬師堂があります。
コロナ終息と世界平和を祈願して‥
パンパン.礼。

本堂へ続く急な階段。
かなり急で、凍結すると危険です。
なお、老神温泉バス停の方から階段でない傾斜道もあります。

本堂/拝殿。
この地に温泉を湧かせた赤城山の神(ヘビ)をお祀りしています。
こちらも‥
パンパン.礼。

本殿の前は舞台となっており、温泉街を望めますよ。

赤城神社の御朱印は、後述する利根観光会館で頂けます。
利根観光会館・大蛇みこし

利根観光会館。
赤城神社の御朱印はこちらで頂けます。
また、2月から3月にかけて行われる老神温泉びっくりひな飾りの会場となり、およそ7,000体を超えるひな人形が会場に並ぶ光景は圧巻です。

さて、老神温泉最大のイベントと言ったら大蛇まつりです。
老神の湯を開湯した赤城山の神(大蛇)に感謝し、毎年5月に行われ、威勢の良い掛け声と共に大きな蛇神輿を大勢で担ぎながら温泉街を練り歩きます。
➡老神温泉大蛇まつり(吟松亭あわしま様サイト)

利根観光会館隣りに大蛇みこし展示館があり、祭り以外の日も大蛇みこしを見学することができます。
左にある小さいのが、毎年開催の通常行われる大蛇まつり用の約30mある神輿で、数十人で担ぐそうです。
なんでも、地元の方が捕まえて来た青大将がモチーフなんだとか。
そして、ラスボスと言いたくなる右に鎮座するどデカイ神輿が‥

バーン!
ギネスブックに認定された世界一の大蛇みこしです。
長さ108.22m/胴回り1.3m/重量約2tあり、12年ごと巳年の祭りで200人以上総出で繰り出されるそう。
利根観光会館の位置は、☝コチラ。

今夜は、伊東園ホテル尾瀬老神山楽荘に泊まります。
東洋のナイアガラと言われる吹割の滝。 河床の岩盤の柔らかいところが侵食された割れ目に流れる水流が見事な景観です。 危険防止のため、滝の際まで近づけないのと、対岸の観爆台からの眺めがイマイチなのが残念。 老神温泉の大蛇まつりは、一度、見てみたいですね。
ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。