【船旅】新しくなった八幡浜フェリーターミナル を見てみよう (愛媛県八幡浜市)

■0223・2022年10月10-14日.大分/高松4泊5日-8

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大分県別府・臼杵航路の四国側発着港となる愛媛県の八幡浜港。
2022年4月1日、新フェリーターミナルに生まれ変わりました。
本記事では、新しくなったターミナルを見学してみましょう。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。

大分県臼杵からフェリーで2時間20分。
やって来たのは、愛媛県八幡浜です。

旧八幡浜フェリーターミナル。
新海誠作品/すずめの戸締まり(2022年11月11日公開)で、旧フェリーターミナルが登場しています。

このターミナルは老朽化に伴い、2022年3月31日をもって閉鎖されまして‥

2022年4月1日、新築されたターミナルビルに移転しました。
このターミナル、みかん山の段々畑をイメージしたデザインで、災害時には津波避難施設として、活用される設計となっております。

中に入ってみました。
玄関を入ると1F.広いロビーがあり‥

ロビーには、宇和島運輸九四オレンジフェリーの窓口があります。

こちらは待合室。
大きなガラス窓で明るい空間です。

1階・おあしすぷらざ。
フェリーターミナル内で、谷本蒲鉾店が運営している売店です。
この日は、水曜日で定休日でしたが‥

後日、八幡浜港にいったら、営業していました。
愛媛県の銘菓・お土産品や‥

蒲鉾店なので、練り物類。
みなとまちのお弁当、港弁も販売していました。

おあしすぷらざは蒲鉾店とあって、練り物の自販機を設置。
カップ麺や銘菓タルトもありますよ。

自販機でカップ麺を購入されたお客様の為に、給湯器を設置。

伊藤園の自販機。
オロナミンC・エビアン・缶コーヒー・GO!・不二家ネクターなど缶飲料が120~150円。
おーいお茶・麦茶・ポカリスエットなどペットボトル飲料が150円と言ったところですね。

森永のアイスクリーム。
ICEBOXが120円。
チョコモナカジャンボ・Pino・あずきもなか・PARMなど、160円です。

タバコの自販機もあるよ。
年齢確認のため、免許証が必要です。

こちらは、宇和島運輸商事が運営する弁当のマリン

旧ターミナル時代、ターミナル内でレストランを運営していました。
今は注文販売のお弁当を扱っているみたい。
また、宇和島運輸のフェリー船内売店で販売している幕の内弁当は、こちらで調整されたものです。

ピカピカ!
清潔で綺麗なトイレ。

2階・
旧ターミナルのレストランマリンは、カフェ・ル・プチポンとして、生まれ変わりました。

お洒落な店内で、景色を眺めながらお食事が楽しめます。
なんでも、エスニック料理やパンケーキがオススメだとか‥

カフェ・ル・プチポン(食べログ)

3階は、フェリー会社のオフィスとなっています。

4階の展望ロビー。
有料で、会議室・イベント会場などとして利用できます。

ロビーからは、テラスに出ることもできますよ。

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展望テラスからは、桟橋が一望。
日没の時間には海に沈む夕日が眺められます。

パノラマモードでカシャ。

左のバースは、宇和島運輸(八幡浜-別府/臼杵)。
臼杵航路に就航する、あけぼの丸が着岸中。

右のバースには、九四オレンジフェリー(八幡浜-臼杵)。
おれんじ四国が着岸中。

新海誠作品/すずめの戸締りで、おれんじ四国は宮崎-八幡浜航路(映画の中の架空の航路)として登場しています。

昭和47年から令和4年3月31日までフェリーが発着していた、旧フェリーターミナル。
老朽化に伴い、閉鎖されました。

八幡浜港の歴史を見てみましょう。
四国の西の玄関口として栄えた八幡浜港。

68年前、昭和29年(1954年)の八幡浜港空撮写真。
今は大半が埋め立てられましたが、この当時は湾の奥まで海域だったのですね。

昭和44年(1969年)の八幡浜港。

旧フェリーターミナルの埋立工事が進んでいます。
八幡浜港からのフェリーは昭和39年、臼杵航路/九四フェリーボート(現.九四オレンジフェリー)が運航開始し、当時のフェリーのりばは市場の南側、大島旅客待合所付近にありました。

大島旅客待合所は、八幡浜-大島航路を運航する田中輸送の乗り場となっています。

昭和47年(1972年)に八幡浜観光センタービルが竣工。
旧フェリーターミナルが供用開始となりました。

38年前、昭和59年(1984年)の八幡浜港。
旧ターミナルに隣接した出島地区(新ターミナルが建設された地区)の埋め立てが進んでいます。

平成27年(2015年)、旧フェリーターミナルの老朽化に伴い、出島地区でフェリー埠頭再整備事業が着工開始となります。
フェリー桟橋は116本の杭が支える耐震強化構造、大型化したフェリーが係留可能な南海トラフ地震に備えた防災拠点として緊急物資等の海上輸送が行えるバリアフリー構造となりました。

平成27年から7年間の工期と77億円を費やし、2022年4月1日、新ターミナルがオープン。

新ターミナルは、津波対策の防災拠点と、四国・九州を結ぶ交通拠点としての働きが期待されております。

半世紀に渡って、八幡浜の顔として貢献した旧ターミナルは解体中。
長い間、ありがとうございました。

フェリーターミナルから八幡浜駅へは、2.1km/徒歩26分ほどです。

ターミナル前の八幡浜港バス停から伊予鉄南予バスの路線バスで、八幡浜駅・伊方・三崎・長浜・大須・松山市方面へ行くことができますよ。

八幡浜からのバス路線図&時刻表検索(伊予鉄グループHP)

八幡浜港新フェリーターミナルの位置は、☝コチラ。

四国から九州へ西の玄関口となる八幡浜港。
バリアフリー化された新しいフェリーターミナルは構内が広く、お洒落な造りです。
フェリーに乗らなくても、ぶらりと立ち寄って、2Fのカフェや展望テラスから海や夕日を眺めて過ごすのも良いですね。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。