【宿泊/温泉】みちのくの小京都 角館の奥座敷.角館温泉/花葉館 (秋田県仙北市)

■0276・2022年12月1日-12月3日..秋田温泉旅.2泊3日-7

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みちのくの小京都、角館。
秋田新幹線/角館駅から約10kmほどの山間にある公共の温泉宿泊施設‥
角館温泉/花葉館に泊まりました。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。

秋田県/JR角館駅にやって来ました。

角館駅は、鉄道省(後の国鉄)の生保軽便鉄道線の終着駅として大正10年(1923年)7月30日に開業。
秋田新幹線開業の2日前、平成9年(1997年)3月20日から今の駅舎となりました。

角館温泉/花葉館

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今宵の宿は‥
角館駅から約10kmほどの位置にある角館温泉/花葉館です。

アクセス・無料シャトルバス

角館駅から角館温泉/花葉館へのアクセスは、無料送迎が便利。
無料シャトルバス時刻表

🚌花葉館シャトルバス
角館駅.13:30→花葉館.13:55

角館と言ったら桜。
昭和9年(1934年)、上皇陛下御誕生記念として植えられた桧木内川堤のソメイヨシノです。
さすがに、この時期は真っ白ですね。

秋田県仙北市と北秋田市との市境界付近にある高崎森を水源とする一級河川、桧木内川を渡ります。
桜の季節になると、花のトンネルが2kmに及び、その景観は圧巻です。

角館駅から25分。
今宵の宿、角館温泉/花葉館に着きました。

旧角館町営/ひでこ荘としてオープンし、長年に渡って地域内外の人々に愛されてきた施設です。
リニューアル時、角館温泉/花葉館となり、2022年9月1日から第3セクター企業.㈱おもてなし せんぼくが運営を行っています。

角館温泉/花葉館の位置は、☝コチラ。

2名1室1泊2食9,900円で宿泊

2食付き2名1室で1名あたり9,900円と、手ごろな値段で泊まれます。
他社サイトは全国割の枠がありませんでしたが、JTBはまだ残っていました。

=角館温泉/花葉館=
JTB2食付きシンプルプラン
和室8畳2名1室‥ひとり9,900円(税/サ込)。
入湯税別途‥150円

※全国割を適用し、9,900円→6,090円となりました。

客室/和室

=206号室=
お部屋は落ち着いた和室。

お部屋の備品を見てみましょう。
薄型液晶テレビ・鏡台・緊急用懐中電灯・枕元灯・ティッシュペーパーなどがあります。

おっ!
テレビの下には金庫がありますね。

客室に掲げられていた絵画。
目の保養をしよう。

=お茶セット=
秋田銘菓 唐土庵のうす焼もろこし。
青唐 味噌ひめたけ。

なぜ、温泉旅館にはお茶菓子があるのか?
宿に着いたお客は、疲れや空腹で血糖値が下がっている場合が多く、このまま入浴されるのは良くないそう。
そこで、入浴前に血糖値をあげるためにも、客室にお茶菓子が置いてあるそうです。

へぇー

電気ポットには熱湯。
左の銀色ポットには冷水が入っています。

Wi-Fiつながりますよ。

灰皿と荷物テープ。

さて、この荷物テープは?
はい、館内に潜むカメムシを粘着面で捕獲し、くるんでポイする為のテープなんです。
これ、乳頭温泉郷/鶴の湯温泉にもありましたよ。

※2023年4月15日以降、全客室禁煙となりました。

空調は個別エアコン。

=寛ぎのスペース=
大きな窓から見える清々しい自然を眺めながら、お寛ぎいただけます。
写っていませんが、冷蔵庫あります。

お部屋からの眺め。
昨夜の雪で一面銀世界に‥
静かな環境です。

※お部屋からの眺めは、客室によって異なります。

クローゼット。
ハンガーが多く用意されていますよ。

クローゼットには、バスタオル・フェイスタオル・浴衣・帯を用意。

洗面所。
ドライヤーがあります。

洗面台左側には、男のみだしなみに欠かせないアイテムを用意。

・ヘアトニック
・ヘアリキッド
・スキンローション
・髭剃り

右側、女性のアイテムは資生堂。

・スキンローション
・乳液
・メーク落とし

トイレはウォッシュレット付き。

避難口誘導図。
これは重要です。
避難経路を確認しておきましょう。

花葉館の館内

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館内を見てみましょう。
宿泊棟・温泉棟・曲家があります。

1階玄関ロビー

=ロビー=
正面玄関・フロント・吹き抜けの開放感あるロビー。

ロビーの寛ぎ空間。

売店

=売店=
秋田のお土産を取り揃えております。

全国割秋田クーポンを頂きました。
売店で使ってみましょう。

昭和37年創業、ゆかり堂製菓のかりんとう。
食べたときにほろりと砕けるその食感はここだけの味です。

■かりんとう詰め合わせ‥1,080円

バターあずき餅。
秋田県北部の北秋田市の郷土菓子です。
餅にバターを入れることで時間が経過しても餅の柔らかい食感が保たれます。
バター餅にあずきが入っていて、京都の八つ橋に似た食感でした。

■秋田バターあずき餅‥710円

稲庭うどん。
日本三大うどんの一つ、秋田県湯沢市稲庭町発祥の手延べ製法による干しうどんです。
干した時に出る切れ端は、味は変わらず安いんですよ。

■秋田限定稲庭うどん徳用3人前‥300円

レストラン/花ごよみ

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=レストラン/花ごよみ=
宿泊棟1階にあり、オススメは長崎ちゃんぽん。
秋田でなぜ長崎ちゃんぽんなのか?と申しますと‥
ここ仙北市は、長崎県大村市と姉妹都市を提携していることからなんだとか。

・ひでこラーメン‥780円
・長崎皿うどん‥950円
・長崎ちゃんぽん‥990円
・にぎり寿司‥1,230円
・お子様カレー‥950円
・ハーフラーメン‥500円
・ハーフそば‥400円
・ハーフうどん‥400円
・豚肉と野菜の生姜風味定食‥1,000円
・カルビ焼肉定食‥1,200円
・ステーキ丼‥1,200円
・天丼‥1,100円
・天ざるそば‥1,200円
・アイスコーヒー‥390円

日替わりのA定食は960円。
この日は天津丼でした。

■レストラン営業時間
昼・11:30~14:00
夜・17:30~20:30(LO 20:00)

レストランは夜8時まで営業(要確認)しているので、素泊りでも安心。
宿周辺には何もないので、ここは重宝しますね。

自販機コーナー

=自販機コーナー=
何があるのか?
見てみると‥

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アルコール類‥
ビールは320円~420円。
缶チューハイは‥価格が写っておらず価格不明。
申し訳ございません。

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清涼飲料水‥
ジュース・お茶・コーヒーなどは、120円~160円と言ったところですね。

2階・エレベーター

宿泊棟のエレベーター。
足腰の悪いお客様も安心してご利用いただけます。

宿泊棟2階です。
ロビー吹き抜けに面して宴会場と‥

小さなラウンジ風空間がありました。

温泉棟

=温泉棟=
宿泊棟と別棟です。
日帰り利用の方は、こちらから出入りします。

大浴場/花の湯

=大浴場/花の湯=
花葉館敷地内源泉から引湯された源泉かけ流しですが、塩素消毒しています。
泉質は、カルシウム ナトリウム 硫酸塩泉(低張性、アルカリ性)です。

大浴場は、花の湯と葉の湯があり、毎週月曜日に男湯/女湯を入れ替えます。
広々とした内湯にはミストサウナもありますよ。

露天風呂。
泊まった日は雪見風呂を堪能♪

脱衣室は、広々としております。

男のみだしなみに欠かせないアイテム。
・ヘアトニック
・ヘアリキッド
・スキンローション

貴重品は左側の鍵付きロッカーに入れておけます。
また、電動マッサージ椅子でリラックスできますよ。

温泉棟ロビー・休憩処

=温泉棟ロビー=
湯あがりの休憩処です。

温泉棟にも自販機コーナーがありましたよ。

おっ!
雪印の瓶入牛乳があるよ。
湯あがり時、腰に手をあてて飲みましょう。

・特濃ミルク‥140円
・メグミルク‥140円
・コーヒー‥140円
・いちご‥140円

給湯器。
お茶は無料で頂けますよ。

さて、この機械は‥

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ストレス測定器でした。

ここ秋田県仙北市の観光大使‥
演歌歌手の小桜舞子さん。

秋田・角館を舞台としたデビュー曲/恋する城下町は、秋田県で15週連続CD・カセット売り上げ1位・年間売り上げ1位を記録しました。

=温泉棟大広間=
午前9時~午後4時まで、100円でご利用できます。

伝統的家屋・曲屋

=曲屋=
日本の伝統的家屋様式の一つで、L字型平面形をもつ農村家屋。
花葉館宿泊棟に隣接して建っています。

日本のふるさとを感じさせる光景ですね。

曲屋の基本構造は、家畜飼養空間・作業・収納空間・居住空間の3つからなりますが、花葉館曲家の内部は宴会場になっており‥

大きな囲炉裏がありました。

曲家ご利用はご宴会等のご予約が必要とのことです。

カラオケボックスもありましたよ。

1室1時間あたり‥
・昼.17:00まで、1,080円
・夜.17:00~22:00まで、2,160円
・夜.22:00以降、3,240円です。

夕食

さぁ、待ちに待った夕食の時間です。
小宴会場/萩の間(個室)に用意されました。

追加料理・ドリンク

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一品料理・おつまみ。
レストランメニューから選べます。
ちなみに、角館豆腐を食べてみたかったけど、この日は在庫なしでした。
残念!

▼おつまみ
・冷奴(角館豆腐)‥420円
・いかゲソ唐揚げ‥600円
・鶏唐揚げ‥520円
・揚げ出し豆腐(角館豆腐)‥500円
・枝豆‥400円
・いぶりがっことにんじん漬物盛合せ‥600円
・鮪の山かけ‥550円
・刺身盛り合わせ(2人前)‥2,000円
・野菜サラダ‥650円

▼単品料理
・きりたんぽ(1人前)‥1,400円
・カルビ焼肉‥1,000円
・オーストラリア産ステーキ‥1,100円
・季節の天ぷら盛り合わせ‥1,000円
・稲庭うどん(ハーフ/1人前)‥600円
・御狩場焼き‥1,000円
・御狩場焼きおにぎり‥200円
・ちゃんぽん‥950円
・皿うどん‥950円
・豚肉と野菜生姜風味(単品)‥800円

▼宴会
・コンパニオン2時間‥8,000円~
・集合写真‥1,500円
・カラオケ1台‥8,640円

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お飲み物。
秋田の地酒・地ビールなどを用意。
①から⑤は、①小玉酒造・②秋田酒類製造・③鈴木酒造店・④角館麦酒・⑤秋田県醗酵工業と、秋田のお酒となっております。

▼日本酒
・日本酒(1合)‥400円
・日本酒(2合)‥790円
①太平山冷酒‥620円
①純米大吟醸天巧‥5,900円
①きもと純米(季節限定酒)‥2,500円
②高清水辛口生貯蔵酒‥700円
③秀よし冷酒‥670円
③秀よし大吟醸‥5,900円

▼ビール
・瓶ビール(中)‥680円
・生ビール(中)‥680円
④角館麦酒‥750円
・ノンアルコールビール‥430円

▼焼酎
⑤そふと新光‥2,000円
・黒霧島‥3,400円
・いいちこ‥3,400円
・さつま白波‥3,400円
・焼酎(お湯割り・水割り/グラス)‥420円
・焼酎ロック‥500円
・焼酎梅干し割り‥460円
・焼酎レモン割‥460円
・ウーロンハイ‥460円
・レモンチューハイ‥460円

▼ウイスキー
・サントリー角瓶‥5,700円
・サントリーリザーブ‥6700円
・ウイスキー(お湯割り・水割り/グラス)‥550円
・ウイスキーロック‥650円
・ハイボール‥550円

▼ワイン・果実酒
・ワイン(赤/白 ボトル)‥2,800円
・あんず酒ロック‥530円
・梅酒ロック‥530円
・あんずソーダ割‥460円
・梅酒ソーダ割‥460円

▼ソフトドリンク
・炭酸水‥180円
・烏龍茶‥290円
・コーラ‥290円
・オレンジジュース‥290円
・ジンジャエール‥290円

秋田名物きりたんぽ鍋付き和会席

では、きりたんぽ鍋と会席料理を楽しみましょう。
頂きまーす。

まずは、生ビールね。

■生ビール(中)‥680円

前菜。
とんび柚子風味は、いかとんびのコリコリ感を残し、爽やかな柚子で香りをつけた料理です。

▼前菜三点盛り
①サーモンマリネ
②コハダ黄金和え
③とんび柚子風味

④煮物‥茶碗蒸し
⑤小鉢‥芋がら時雨煮

日本海に面した秋田県は海の幸も豊富。
お刺身も新鮮だ。

・造里‥鮪 / 鯛 / 妻一式

揚げ物は天ぷら。
チカとは、ワカサギに似たキュウリウオ目キュウリウオ科に分類される魚です。

・揚物‥海老 / チカ / 茄子 / かぼちゃ / 抹茶塩

そろそろ地酒にいっちゃおう。

小玉醸造/太平山生貯蔵酒
明治12年創業。
秋田県潟上市で味噌/醤油の醸造から始まり大正2年から酒造りを手掛ける小玉醸造。
白神山地の伏流水から醸された地酒は、すっきりな飲み口で秋田の料理によく合う。

■(冷酒)‥620円

きりたんぽ鍋。
秋田県北部の大舘・鹿角地域の郷土料理で、実は秋田県南部の由利本荘・大仙・横手・湯沢などの地域は山形/宮城で有名な芋煮会の範囲となっており、きりたんぽ鍋はあまりなじみがなかったとか。

・鍋物‥秋田名物きりたんぽ鍋

すりつぶした米飯を杉の棒に包むように巻き付けて焼いたたんぽ餅を棒から外したきりたんぽ。
鶏肉・舞茸・鶏肉・椎茸・長葱・芹と鶏ガラ醤油味のスープでコトコト煮こみます。
たんぽは長時間煮ると形が崩れるため、煮えたら早目に食べましょう。←(熱いから火傷に注意)

※こちらのきりたんぽ鍋には椎茸が用いられていますが、本来、きりたんぽ鍋に用いてはならない食材として椎茸があるそうで、その理由としては風味の他、県北では元々椎茸が「舞茸採りの副産物として出会うもの」という位置づけなんだとか。(Wkipedia)

米飯は‥
花葉館オリジナルのブランド米、角館〈炭壌米〉あきたこまち。
地元の仙北東森林組合が作っている広葉樹と杉の樹皮・チップの粉炭を土壌改良材として入れた田んぼで育て上げ、食味値/80以上の美味しい米飯を提供しています。

①米飯‥秋田産特別栽培米/炭壌米秋田こまち
②椀物‥御味噌汁
③香物‥秋田名物いぶり大根 / 大根桜漬け / 野沢漬け

きりたんぽ鍋と会席を堪能しました。
食後のデザートで〆ましょう。

・デザート‥オレンジ / ケーキ
・ほうじ茶

おはようございます。
翌朝です。

朝食

朝食は、レストラン/花ごよみで簡単なバイキング又はセットメニューとなり、7:00~9:00です。
この日はバイキングでした。
繊細なレポート作成を理由に、全種類とってきましたよ。

バイキング(和食)

まずは和食から。
定番のおかず主流ですが、納豆は昔ながらの手作りで伝統の味を守り続ける角館納豆製造所菅原敏雄さん謹製の逸品です。

ちなみに納豆発祥の地は秋田県だそうで、納豆発祥の地碑が横手市の金澤八幡宮にあります。

①たらこ
②たまご焼き
③かぼちゃ煮
④赤魚塩焼き
⑤とろろ
⑥金平牛蒡
⑦角館納豆
⑧温泉たまご
⑨味付け海苔
⑩りんご酢

秋田の米は美味いね。

・米飯
・味噌汁
・いぶり漬け
・金山寺味噌

バイキング(洋食)

次は洋食。
サラダ・ウィンナー・パン・ヨーグルトとヘルシーな内容です。

①サラダバー
②ウインナーソーセージ
③クロワッサン/ホイップバター
④ヨーグルトブルーベリーソース
⑤オレンジジュース
⑥ホットコーヒー

フリードリンク

ドリンクはセルフで色々ありますよ。

・りんご酢ドリンク
・黒酢ドリンク
・水
・オレンジジュース
・牛乳・
・野菜ジュース
・コーヒー
・お茶

角館温泉/花葉館。
街から近いので地元の方が立ち寄る温泉に宿泊施設がくっついたと言った感じの公共の宿です。
施設が整っていて、秋田の郷土料理/きりたんぽ鍋を堪能。
駅から離れていますが、無料送迎が整っているので問題ありません。
フロントの方の対応も丁寧でした。
2食付きで1万円以内と格安に泊まれて、ゆっくりと寛ぎました。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。