【鉄旅】引退が現実的になってきた東武鉄道100系 特急スペーシアに乗ろう

■0284・2022年12月25日-12月28日..鬼怒川温泉.3泊4日-6

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東武鉄道のフラッグトレインとして30年以上走り続けたスペーシア100系。
後継となるN100系のデビューが決まり、チラホラと引退の話しが出てきました。
そこで、乗れる時に乗っておこうと、特急スペーシアきぬ118号に乗ってみました。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。
※記事中の価格等は、2022年12月取材時のものです。

ここは、栃木県日光市.鬼怒川温泉駅前です。
駅前には、鬼怒川温泉のキャラクター/鬼怒太が鎮座しております。

=鬼怒川温泉駅=
下野軌道/下滝駅として、大正8年(1919年)3月17日に開業。
昭和2年(1927年)2月19日、鬼怒川温泉駅へ改称。
昭和39年(1964年)、それまで旧藤原町役場近くにあった駅は、下今市寄りへ1.2kmの現在地へ移転しました。

東武鉄道株主優待乗車証を使います。
1枚750円で購入したので、鬼怒川温泉→浅草IC1,571円が821円もお得になりました。

ジャン。
スペーシアに乗ろうと特急券を買っておいたのだ。
特急券は、インターネットで購入が可能です。

¥特急券(鬼怒川温泉→浅草) 1,360円。

東武鉄道 100系スペーシア

この流線形をした電車に乗ります。

=東武鉄道100系電車=
空間・宇宙のSPACE+IAを固有名詞化したスペーシア(SPACIA)の愛称で親しまれる特急用電車で、後継新型電車のデビューが発表されたことから、引退が現実的になったので乗りに来ました。

🚄東武:特急きぬ118号.浅草行
鬼怒川温泉.9:10→浅草.11:15
[乗]東武:モハ101-3

先頭車両を撮影に行ったら‥
ホームいっぱいに列車が停車しているので、ダメでした。

では、乗りましょう。

この車両は、平成2年(1990年)のアルナ工機製。
新製から32年が経過していますが、今も現役です。

100系スペーシア 編成表

[拡大] 出典・東武鉄道株式会社

100系スペーシアは6両編成。
1~5号車は座席の普通車。
6号車は個室のコンパーメント車。
3号車にはビッフェ・サービスカウンターがありました。

普通車

=1~5号車/普通車=
銀座東武ホテルの内装デザインを手掛けた、米国のデザイナー/ロバート・マーチャント氏がスペーシアの内装デザインを担当。
普通車と言っても、ゴージャスな内装となっています。

座席は言うまでもなく、回転式リクライニングシート。
重厚感のある座席です。

大型のヘッドレスト。
デビュー当時はスピーカー内蔵となっており、音楽サービスが実施されていました。
音楽サービスは平成13年(2001年)に終了され、その後スピーカーは撤去されています。

ひじ掛け内からテーブルが出てきましたよ。

窓側にある折りたたみテーブルは、このように使えます。
座席を回転させて、ボックス仕様にした時に重宝したアイテムです。

シートピッチはゆとりある1,100㎜。
座席の背面には網ポケットと、グリーン車並みにフットレストを装備。

網棚下には読書灯と空調送風口。
送風口は航空機のものと同じタイプだ。

カーテンと衣類掛けもカシャ。
衣類掛けはゴールドで高級感を醸し出している。

間接照明の天井。
デビュー当時は斬新なものでしたね。

Wi-Fiつながりますよ。

デッキ部

デッキです。
スーツケースなど大型荷物をお持ちの方々も乗降しやすいよう、客用ドアは幅900㎜の広幅タイプが設けらています。

スペーシア100系は、鉄道友の会からブルーリボン賞を受賞。
また、日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞(当時の通商産業省グッドデザイン商品)に選定された栄誉ある電車なのです。

トイレ・洗面室

=トイレ=
1・4・6号車に設置。
列車のトイレが汽車便と呼ばれた和式が主流だったデビュー当時、洋式トイレが採用されたことは斬新でした。
ウォッシュレットはありませんね。

元祖汽車便(和式)もありますよ。
後にオムツ交換台が設置されています。

=洗面所=
手動無段階温度制御タイプのサーモスタットカランが備えられており、通常冷水温度から約40度までの温水が出る自動蛇口の洗面台。
AC100ボルト電源口と温風式のエアータオル(使用停止中)も装備されています。

くずもの入れ。
これも重要なアイテム。

撮影しておこう。
カシャ。

3号車/ビッフェ・サービスカウンター

=3号車/ビッフェ=
軽食・飲み物の販売を行うビッフェの営業は東武ホテル→東武車内販売→東武商事と引き継がれ、ワゴン販売も行っていましたが消滅。
1995年7月までは車内を巡回するスチュワーデスに注文ができ、商品を座席へデリバリーしてくれるサービスも行っていました。

東武商事時代は、スペーシア限定アイスクリームの販売があったので、もしかしたら’スペーシアスゴイカタイアイス’としてバズったかもしれませんね。

=3号車/サービスカウンター=
英語ができるスチュワーデスが乗務し、日光/鬼怒川の観光案内を行っていましたが2003年3月をもってサービスは廃止。
左には電話室があり、テレホンカード専用公衆電話がありましたが、こちらも2012年3月末をもって撤去されました。

1・4・6号車に設置された清涼飲料水自動販売機。
残念ながら2021年8月をもって販売終了となりました。

6号車/コンパーメントルーム

=コンパートメントルーム=
個室専用車両6号車には、コンパーメント全6室があります。
大人4人が座ってもゆったりとした対面座席と中央に大理石テーブルを設置。

ホテルの客室を意識した設計で空調調整や室内の照度調整なども完備し、デビュー当時は個室からビュッフェへ注文できる通話装置やオーディオサービス、電動操作式ブラインドなども設置されていたが、今は撤去されています。

このコンパートメントはJR線内では、グリーン車扱いとなるそうです。

車内は普通車・コンパーメント共に禁煙です。
横の照明、高級感がありますね。

特急きぬ118号.浅草行・鬼怒川温泉→下今市

[拡大]

定刻に鬼怒川温泉を発車。
鬼怒川温泉→浅草、140.8km/2時間5分の鉄旅が始まりました。

東武鉄道鬼怒川線/新高徳→大桑。

日光国立公園奥鬼怒の山奥に位置する鬼怒沼を水源とする一級河川/鬼怒川を渡ります。
浅草向け右側から見える鬼怒川は絶景ですよ。

東武鉄道鬼怒川線/大谷向→下今市。

奥日光中禅寺湖を水源とする一級河川/大谷川を渡ります。
雪化粧した日光男体山と女峰山が一望ですね。

東武鉄道特急列車の歴史

ここで、東武特急列車の歴史を見てみましょう。

昭和35年から平成3年まで特急けごん/きぬとして活躍した懐かしき東武の名車、デラックスロマンスカー(DRC)1720系

グリーン車並みの座席・ビュッフェ・ミュージックボックスを備えたサロンルームを設置した豪華列車として華々しくデビュー。
この車両がデビューした当時、国鉄との旅客争奪戦か繰り広げられていたので、デラックスな車両として多くの乗客に親しまれました。

DRC/1720系の後継車として、平成2年(1990年)にデビューしたスペーシア/100系
この101編成は、2021年12月5日からDRC1720系を模した復刻カラーリング車です。

さて、スペーシア/100系は、東武鉄道のフラッグトレインとして30年以上活躍してきましたが‥

出典・東武鉄道株式会社

スペーシア100系の後継車となるスペーシアX/N100系が2023年7月15日デビューが決定!

スペーシアX最上級クラスとなるコックピットスィート席を筆頭に、コンパートメント(個室)・プレミアム席・ボックス席・スタンダード席など多種多様のクラスを用意し、ラウンジやカフェなどがあるそうです。

東武鉄道豪華列車DRC1720系・スペーシア100系の伝統を継承するスペーシアX。
これは期待が深まりますね。

特急きぬ118号.浅草行・下今市→浅草

下今市を発車。

平成29年5月に開設された下今市機関区。
赤レンガ風の外観を有する機関庫と転車台があり、SL及びDL列車の運転整備も行われます。

東武鉄道日光線/楡木→東武金崎。

足尾山地の地蔵岳(栃木県鹿沼市)の東麓を源流とする一級河川/思川を渡ります。

あっ!
6050型だ。
かつて、快速(浅草-東武日光/鬼怒川温泉/会津田島)で運用されたクロスシートの電車でしたが、老朽化に伴い引退。

東武鉄道の6050型は廃車解体されたと思っていたのですが、まだ残っていたのですね。

栃木を発車。
ズームすると、茨城県の名峰/筑波山が見えましたよ。

スペーシアきぬ118号は、関東平野を快走中。
最高時速は、120km/hなんだとか。

東武鉄道日光線/新古河→栗橋。

新潟/群馬県境の大水上山を源流とし、延長322kmを誇る一級河川/利根川を渡ります。

東京拘置所(奥の白い建物)が見えます。

今の池袋サンシャインシティにあった旧東京拘置所が1971年に移転された今の東京拘置所。
拘置所は刑事裁判の判決が確定した受刑者に対して、処遇施設である刑務所へ移送するまでの間、収容される施設です。

東武鉄道伊勢崎線/小菅→北千住。

埼玉/山梨/長野の三県境に位置する甲武信ヶ岳を水源とする、延長173kmの一級河川/荒川を渡ります。

おっ!
東京スカイツリーが近づいてきましたよ。

東京スカイツリーの真下を通り‥

隅田川を渡ると‥

鬼怒川温泉から140.8km/2時間5分。
終点.浅草に到着です。

1990年にデビューした東武鉄道の特急車両、スペーシア100系。
東武鉄道のフラッグトレインとして30年以上活躍し、多くの方々に親しまれてきた100系は後継車となるN100系のデビューが2023年7月に決まり、引退へのカウントダウンが始まりました。
デビュー当時のサービスはかなり縮小されてしまいましたが、ゆとりある座席で日光/鬼怒川へ快適な移動ができます。
乗っておくなら今のうちですね。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。