【散策】弘南鉄道弘南線/黒石駅の周辺をぶらぶらしてみたよ (青森県黒石市)

■0313・2023年1月20日-1月24日..大分&青森.4泊5日-26

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青森県黒石市の弘南鉄道黒石駅のまわりをぶらりするだけ‥
電車には乗りませんが、文化遺産に認定した来るような弘南鉄道の車両を見物し、地元に根付く飲食店を見つけた散歩になりました。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。
※記事中の価格等は、2023年1月取材時のものです。

弘南鉄道/黒石駅

ここは、青森県黒石市・弘南鉄道弘南線の黒石駅です。

黒石駅は大正元年(1912年)8月15日に国鉄黒石軽便線(後の国鉄黒石線)の駅として開業。
弘南鉄道の駅は、昭和25年(1950年)7月1日、弘南黒石駅(今の黒石駅)として開業しました。

昭和59年(1884年)10月末まで国鉄と弘南鉄道と二つの黒石駅がありました。
昭和61年(1986年)4月1日、弘南黒石から黒石に駅名変更。
国鉄から転換された弘南鉄道黒石線(黒石-川部)は、平成10年(1998年)に廃止となり、今に至っております。

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昭和59年(1884年)10月末までは、こんな位置関係で国鉄と弘南鉄道の黒石駅がありました。
国鉄黒石線が弘南鉄道に転換されたのに伴い国鉄黒石駅は廃止、弘南鉄道の駅に統合されました。
今は国鉄黒石駅を偲ぶものはありません。

黒石駅の場所は、☝コチラ。

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弘南鉄道弘南線は弘前-黒石/16.8kmを結ぶ鉄道路線。
田んぼ鉄道の愛称で親しまれています。

黒石駅は有人駅で、5:30~22:20は窓口が営業しています。
弘南鉄道オリジナルグッズも売っていますよ・

電車は朝・夜帯は30分に1本。
他の時間帯は1時間に1本ですね。

ちょろっと、乗ってみたかったのですが‥

ありゃりゃ。
信号故障でこの日は終日運休でした。

プラスチックのベンチが並んだ昭和感漂う待合室。
改札は発車5分前からとなります。

バスロータリーの反対側の駅口です。
今の駅舎は、昭和61年(1986年)4月1日から運用されています。

あっ!
レトロな電気機関車を発見!

= ED333形電気機関車 =
大正12年(1923年)11月、米国ボールドウィン・ウェスチングハウス製の電気機関車。
昭和36年(1961年)10月、西武鉄道から弘南鉄道へ移籍しました。
今年2023年11月で100才となりますが、構内入換および除雪列車運転を主要任務として現役です。

= デハ7000系電車 =
昭和37年から昭和41年にかけて製造されたオールステンレスカー元.東急7000系です。
昭和63年から弘南鉄道で活躍してます。

子供の頃、東急東横線で乗ったのが懐かしい。

台車は米国バット社で設計されたパイオニア台車ですよ。←(またまたマニアックなことを‥)
東急7000系は、東急車輛が米国バット社との技術提携により製作した日本初のオールステンレス車両なのです。

黒石駅周辺を散策

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さて、特に見どころはないのですが‥
ぐるっと、駅の周辺を一周してみます。

ちなみに黒石の名所、中町こみせ通りは黒石駅から700m/徒歩10分ほどの所にあります。

では、歩きましょう。

青森県黒石市のマンホールは、津軽系伝統こけし/温湯こけしと市木/リンゴ・稲のデザイン。
こけしの胴の部分には、黒石藩の旗印を元にした市章が描かれています。

駅の裏口?前の通り。
バスロータリー側と比較すると、こちらは閑散としていますね。

手打ちラーメン 山忠やまや

= 手打ちラーメン 山忠やまや =
自家製麺を使った津軽煮干しラーメンの食堂。
地元でも人気あるラーメン店なんだとか。

山忠やまやの場所は、☝コチラ。

焼そば かどっこ

= 焼そば かどっこ =
焼そば・お好み焼きの鉄板焼き屋さん。
こちらのお店につゆ焼きそばはなく、黒石焼そば(つゆなし)があるそうです。

黒石と言ったらつゆ焼きそばが有名ですが、太目で平たい太平麺を甘辛いソースで炒めた黒石焼そばもご当地焼きそばとして有名なのですよ。

焼きそば かどっこの場所は、☝コチラ。

須藤冷菓店

= 須藤冷菓店 =
創業から60年以上、製法を守る手作りアイス屋さん。
スドウのアイスキャンディー、略して’ストキャン’と呼ばれ地元人から愛されるお店です。

須藤冷菓店の場所は、☝コチラ。

弘南鉄道の車両を眺める

黒石駅からひとつ目の踏切です。
雪に埋もれていますが、国鉄から転換され惜しくも廃止となってしまった黒石線跡が左赤線の位置にあります。

さて、ズームしてみると‥

黒石駅に停まっている電車が見えました。
今日は運休になってしまったので、出番はないみたい。

= キ104 除雪用ラッセル車 =
雪国を走る鉄道に欠かせない除雪用ラッセル車。
鉄道省(後の国鉄/JR)の北海道苗穂工場で、昭和4年(1929年)に落成。
弘南鉄道では昭和43年(1963年)から黒石駅に常駐し、冬季はED333電気機関車に推進されて除雪列車として雪から鉄道を守っています。

東急から弘南鉄道に移籍した7000系。
昭和30年代後半から首都圏の足として、我が国の高度経済成長を支えた電車です。

新製から半世紀以上が経過していますが、今も現役バリバリで活躍しています。

こちらは東急時代中間車だった電車です。
弘南鉄道では2両編成となる為、運転台を取り付ける先頭車改造が行われました。

先頭車改造によって顔が変わった旧東急車は、譲渡された地方私鉄で見ることができます。

弘南バス黒石案内所

= 弘南バス黒石案内所 =
黒石駅前にあるバス案内所+待合室で、黒石市の観光案内所を併設しています。
残念なことにバス案内所は、2023年5月10日をもって閉鎖されてしまいました。

ローカル路線バスの記事は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。

すごう食堂

= すごう食堂 =
大正元年創業、黒石駅前の大衆食堂です。

すごう食堂の記事は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。

手打ちラーメン.やまや・黒石焼きそば.かどっこ・ストキャン.須藤冷菓店‥
観光客がほとんど行かない黒石駅裏口側近くには、地元に根付くお店がありました。
今回は立ち寄ることができなかったので、再訪してみたいです。
また、文化遺産に認定したくなるような車両が今も活躍する弘南鉄道にも乗ってみたくなりました。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。