【宿泊/温泉】黒石温泉郷,温湯温泉/山賊館 (青森県黒石市)

■0315・2023年1月20日-1月24日..大分&青森.4泊5日-28

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青森県黒石温泉郷/温湯温泉の山賊館に泊まったので、レポートしてみました。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。
※記事中の価格等は、2023年1月取材時のものです。

ここは青森県黒石市。
黒石駅から弘南バス.板留行に乗って約20分‥

上温湯で下車。
黒石温泉郷/温湯温泉にやって来ました。

青森県黒石市の黒石温泉郷は、長寿温泉・温湯温泉・落合温泉・板留温泉・青荷温泉と5つの温泉の総称です。

[拡大] 出典・GoogleMap

今宵の宿、山賊館へは、上温湯バス停から150m/徒歩2分ほどです。

黒石温泉郷 温湯温泉

鶴の名湯、温湯温泉‥
温湯と書いて、ぬるゆと読みます。

400数十年ほど前に脚が折れて傷を癒している鶴が芦原に舞い降り、7日間で回復して飛び去ったとされる開湯伝説があります。

鄙びた風情が漂う道を進んでいくと‥

おぉー!
レトロ感漂う純木造建築の建物は大正3年建造、飯塚旅館です。
元は温泉客舎と呼ばれる素泊り湯治宿でしたが、今は食事を提供し内湯を備える温泉旅館として営業しています。

まるでタイムスリップしたみたい。

飯塚旅館のお隣りが‥
はい、こちらが今宵の宿、温湯温泉/山賊館です。

まだ時間があるので、温湯温泉を散策してみましょう。

= 鶴の湯共同浴場 =
温湯の中心にある共同浴場です。
鶴の開湯伝説にちなみ、共同浴場は2001年11月の改造時、鶴の湯となりました。

入湯時間は、早朝5時から夜10時まで。
入浴料は、大人300円・小人100円・3才以下無料です。

= 後藤温泉客舎 =
明治後期から大正にかけての木造建築で、鄙びた風情を醸し出していますね。
温泉客舎とは、お風呂は共同浴場利用するスタイルで、自炊設備がある素泊まり湯治宿です。

温湯では鶴の湯共同浴場の周囲に温泉客舎と呼ばれる湯治宿が立ち並んでいましたが、今残るのは後藤温泉客舎1軒だけとなってしまいました。

= 土岐商店 =
温泉街中央にある商店で、お酒や食料品などよろず屋的な存在です。

レトロと近代的な要素が融合した建物の土岐商店
以前は客舎も営業していたそうです。

こちらの建物も土岐温泉客舎でした。
別館だったとみえ、昔の繁栄ぶりが伺えますね。

三浦屋旅館。
残念ながら2021年秋に閉業となってしまったみたい。

温湯温泉/山賊館

再び、今宵の宿、山賊館に着きました。

山賊館は家族経営のアットホームなお宿です。
では、入りましょう。

温湯温泉/山賊館の場所は、☝コチラ。

タヌキのポンポコちゃん・フクロウちゃん・カエルちゃんがお出迎え。
お世話になります。

出典・楽天トラベル

=温湯温泉/山賊館=
和室1名1室2食付き基本プラン‥9,900円(税/サ込)。
入湯税別途‥150円

楽天トラベルで予約しました。

出典・STAYNAVI

全国割が適用され、9,900円→6,090円となりました。
青森県で使える2,000円クーポンをダウンロード。
ありがとうございます。

スタンダードな和室

=22号室=
お部屋はこじんまりした6畳の和室。
冬季は石油ファンヒーターが用意され、暖かいです

お茶請けは、渋川製菓/津軽せんべい。
渋川製菓は大正12年創業、黒石の老舗菓子舗です。

宿に着いたお客は、疲れや空腹で血糖値が下がっている場合が多く、このまま入浴されるのは良くないことから入浴前に血糖値をあげるためにも、温泉宿では客室にお茶菓子が置いてあるそうです。

テレビ・金庫・内線電話・ティッシュボックスが用意されています。
持ってきた株券は、金庫に入れておきましょう。(笑)

布団はセルフ。
このまま広げれば寝られますよ。

寛げるスペースもあります。

部屋からの眺め。
向かいの建物は、共同浴場/鶴の湯です。

山賊館 館内設備

[拡大]

館内の御案内。
Wi-Fiつながります。

館内を見てみましょう。
玄関を入るとフロント・ロビーがあります。
廊下や階段はピカピカに磨きこまれていました。

ねぶたを模した照明。
これはなかなかの芸術品だ。

自販機コーナー

= 自販機コーナー =
アルコール類と清涼飲料水の自販機を設置。

アルコール類‥
ビールは300円~400円。
缶チューハイは250円と言ったところですね。

清涼飲料水‥
ジュース・お茶・コーヒーなどは、100円~180円。
市販価格と変わらずで良心的です。

天然温泉かけ流しの内湯

= 内湯浴室 =
早朝5時~夜10時まで入浴できます。
シャンプーリンス・ボディソープを用意。
ピンクのタイルですが、男湯です。

温湯長槽源泉から引湯された源泉かけ流し透明の湯。
泉質は、ナトリウム- 塩化物・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)です。

ぬるゆと言いますが、源泉温度は高いです。
よく温まることから温湯(ぬるゆ)と言うようになったそう。

露天風呂はありませんが、内湯からは浅瀬石川を望むことができます。

シンプルな脱衣室。
貴重品ロッカーはないので注意しましょう。

洗濯機は1回100円で利用できます。
洗剤はないので、各自で用意して下さいとのこと。

トイレ

トイレは男女別で、個室はウォッシュレット完備。

おっ!
この引っ張って使うタオル、なんだか懐かしいな。
名称を調べてみると、キャビネットタオルと言うそうで、ダスキンなどで扱っています。
最近はペーパータオルに変わり、見られなくなりましたね。

食事処

= 1階16号室 =
食事処となるお部屋で、夕・朝食共にこちらで提供されます。

次は2階を見てみましょう。

電気マッサージチェア

電動マッサージは10分/100円です。

玄関上は吹き抜けになっていました。

自炊設備もある洗面室

冷蔵庫・電子レンジは共用。
食材の保存や温めに使えますね。

= 洗面室 =
リフォームされたばかりで、綺麗です。

洗面室の奥にあるシステムキッチン。
自炊も可能です。

夕食

さぁ、夕食ですよ。
津軽の海の幸と山の幸、双方が味わえる料理が並んでいます。

おぉー!
これは豪勢だ。

ドリンクメニュー

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飲み物リストです。
ビール・地酒・焼酎・ハイボール・酎ハイなどの飲み物を取り揃えています。
青森らしく、りんごジュースもありますよ。

本醸造 生貯蔵酒 じょっぱり (六花酒造)

今日は地酒を頂きます。
創業享保4年(1719年)を含む弘前の造り酒屋3社が合併して昭和47年誕生した六花酒造
じょっぱりは、津軽の方言で「頑固者」や「意地っ張り」を表現し、その言葉が表しているような辛口のお酒ながらも、生貯蔵酒特有のフレッシュな香りとスッキリした味わいです。

🍶本醸造 生貯蔵酒 じょっぱり‥650円

夕食のラインナップ

前菜は鴨肉。
地酒に良く合うひと品だ。

・鴨肉の燻製

冬の味覚、牡蠣。
さっぱりした酢醤油のマリネで頂きましょう。

・牡蠣の酢醤油マリネ

茄子・パプリカ・ピーマンの煮びたし。
彩りが綺麗ですね。

・野菜の煮びたし

歯ごたえのあるもずく。
今、タマゴ高いので、茶碗蒸し、しっかり味わっておこう。

・もずく
・茶碗蒸し

太平洋.日本海.陸奥湾と三方を海に囲まれた青森県。
魚が美味い!

・お造り(鯛/甘海老)

清流で育った山女‥
頭から食べちゃいましょう。

・山女の塩焼き

食材の旨味を味わえる酒蒸し。
鉄板の蓋を取ると、香ばしい匂いが漂い食欲をそそります。

・ハマグリの酒蒸し

大きな海老をメインとした揚げ物。
デザートは青森の地から外せないリンゴです。

・海老のから揚げ
・天ぷら(舞茸/鮭/鶏胸肉)
・生野菜
・リンゴ

お米は、山賊館で自家栽培した青森産米まっしぐらを提供。

つやつや米飯と具沢山の味噌汁。
田舎に帰って気分だ。

・米飯
・味噌汁
・お茶

いやぁ、食った食った。

では、寝ましょう。
就寝。

おはようございます。
朝風呂に入って‥

朝食

朝食です。
今日一日の活力をしっかり補っておきましょう。

※朝食時間は、7:00~8:30です。

基本プランの朝食

ごはんの伴‥
これがあれば、米飯何杯でも頂ける。

・たらこ
・梅干し
・焼き鮭
・たまごサラダ

素朴なふるさとの味。
これがまた良い。

・山菜金平

青森県と言ったらホタテ貝。
出汁にホタテ・長葱・タマゴなどを入れて、ホタテの貝殻を鍋代わりに似る青森の郷土料理。

・ホタテ貝焼き

納豆とヨーグルトで腸活しよう。

・納豆
・ブルガリアヨーグルト
・たくわん
・味付海苔

青森の米は美味い!

・米飯
・なめこ味噌汁

5種のホットコーヒー飲み放題!

ご飯のおかわりは右の電子ジャーにありますよ。
冷水・お茶と、左にあるのはコーヒーマシーン。
いずれもセルフで頂けます。

コーヒーマシーンからは‥
エスプレッソ・ブラック・マグサイズブラック・カプチーノ・カフェラテと、5種類のコーヒーが頂けますよ。

カプチーノを飲んで優雅な朝。
普段もこうありたいものだ。

☕カプチーノ

リーズナブルプランの朝食

ちなみにこちらは、リーズナブルプラン(1名1室2食付7,700円~)の朝食です。

・山菜金平
・たらこ
・梅干し
・さつまあげ
・たまごサラダ
・納豆
・ブルガリアヨーグルト
・たくわん
・目玉焼き
・ウインナーソーセージ

・米飯
・味噌汁

天然温泉・料理を堪能し、チェックアウト。
今度は連泊したいですね。

雪道をテクテク歩いて‥

上温湯バス停から黒石駅へ向かいました。

黒石温泉郷の温湯温泉/山賊館‥
アットホームで、旅館と言うより民宿に近い形態のお宿でした。
温泉よし・料理よし・設備もしっかりして、清潔です。
宿泊料金もお手頃でコスパが良いので、次は連泊してみたいと思いました。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。