■0051・2021年9月27日-10月2日 長崎県4泊5日-10

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長崎県対馬の公共交通機関は対馬交通が運行しています。
島の中心となる厳原から北部の比田勝へは3,380円するのですが、1日フリーパスを購入すると1,040円と、お得になるのです。
そこで、1日フリーパスを使って、対馬を縦断してみました。

対馬は縦に長い島です。
南部の厳原から北部の比田勝へは、バスで2時間30分。
運賃が3,380円かかるのですが、1日フリーパスを購入すると1,040円!で済むんです。
本記事では1日フリーパスを使って、下記路線バスの旅を楽しみます。
🚍対馬交通:比田勝行
厳原国内T.7:03→厳原.7:05
▼
🚍対馬交通:対馬病院行
厳原.7:08→雛知宮前.7:29
▼
🚍対馬交通:厳原行
雛知宮.14:36→税務署前.14:56
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🚍対馬交通:比田勝行
税務署前.15:03→比田勝国際T.17:30

博多から夜行フェリーに乗って、対馬厳原に着きました。

7:00
新国内ターミナルから比田勝行のバスに乗ります。
🚌対馬交通:比田勝行
厳原国内T.7:03→厳原.7:05

運転士様から1日フリーパスを購入。
1,040円で対馬交通全線が1日乗り放題になる優れものです。
¥対馬交通1日フリーパス券 1,040円

7:06
国内ターミナルから3分。
このまま比田勝行のバスに乗っていても良いのですが、厳原で下車します。
➡対馬交通

厳原バス停には、対馬藩家老 古川家の長屋門を再現した、対馬の情報発信基地である「観光情報館 ふれあい処つしま」があります。
この施設には、観光案内・観光の間・物産品の間・ふれあい食堂 憩いや多目的広場などの機能が備わっています。

7:08
次に乗るバスが来ましたよ。
おっ!
いすゞ自動車U-LV318Kだ。
これ、平成2年製造の古いバスなんですが、対馬交通導入車は前ドア1ヶ所の路線バスとしては珍しいタイプなんです。
🚌対馬交通:対馬病院行
厳原.7:08→雛知宮前.7:29

いすゞ自動車U-LV318K の車内。
ビニール張りの座席が並んでいます。
今、こういうバスってなかなか乗れませんよ

日の形をした窓も貴重な存在です。

この古さがいいねぇー
乗合自動車の雰囲気が漂っていますよ。

ブロロロォー
ゴゴッ!
ディーゼルエンジンの振動+音。
ロッドギアのシフトチェンジの音。
新型のバスにはない、古いバスならではの音や振動がタマラナイ。

島の東側の海岸に沿ってバスは走っています。
正面の島は上根緒島。
左は神ノ島です。

7:30
厳原から22分。
鶏知宮前バス停で下車。
この後、対馬の霊峰 白嶽を登山しました。

白嶽登山の記事は、☟コチラ。
対馬の霊峰 白嶽に登ろう
7時間後‥
白嶽登山を終えて、鶏知宮バス停に戻って来ました。

鶏知宮前から乗ったバスです。
おっ!
いすゞKC-LR333Fですよ。←(またまたマニアックなことを‥)
平成8年製造の中型路線車両で、全国的に2ドア仕様が多い中、対馬交通導入車は前ドア1ヶ所仕様の珍しいタイプなんです。
🚌対馬交通:厳原行
雛知宮.14:36→税務署前.14:56

ローカルバスの旅。
車内は地元の方々で、ほのぼのとした空気が漂っています。

旧中対馬病院バス停を通過。
後ろの更地に病院がありましたが、移転したので今はバス停がポツンとあるだけです。
ここで、比田勝行のバスに乗り換えるのですが‥

まだ時間があるのと、1日フリーパス券を持っているので、もう少し先までバスに乗ります。
¥対馬交通1日フリーパス券 1,040円

14:55
鶏知宮前から20分。
厳原の町はずれ、税務署前で下車。

=藩校日新館門=
もと対馬藩主宗氏の中屋敷門でしたが、幕末には藩校日新館に用いられ、明治以降裁判所となりました。
昭和45年、長崎地方裁判所厳原支部の改築工事にともない解体・保存し、平成5年3月現在地(日新館武道場の表)に移転復元されました。
江戸末期における大名家の格式を備えた武家屋敷門としては、長崎県唯一のもので、長崎県指定文化財に指定されております。

=渡辺菓子舗=
明治35年創業の老舗菓子店です。
対馬の伝統菓子、かすまきを買っていきましょう。

■対馬風土菓子/黒胡麻最中‥120円
黒胡麻の餡が甘ったるくなくて美味です。
■対馬伝統菓子/加寿萬喜(かすまき)‥210円
加寿萬喜(かすまき)は、対馬藩の藩主・対州公が参勤交代でお戻りになった際、その無事を祈って献上しようと考察されました。
渡辺菓子舗の加寿萬喜はつくり置きせず、その日の販売ぶんのみを製造。
空港や港にも売店は出しておらず、この店舗でしか買うことができません。

15:03
比田勝行のバスが来ました。
今も古いバスが活躍する対馬交通ですが、厳原-比田勝の基幹バスはいすゞエルガミオと言う新しい中型路線仕様車に代替されています。
🚌対馬交通:比田勝行
税務署前.15:03→比田勝国際T.17:30

15:30
バスは、対馬やまねこ空港を経由。

国道382号の大船越橋を渡ります。
橋下には、江戸時代初めの寛文12年(1672年)に開削されたひとつめの運河、大船越瀬戸があります。
対馬は元々、ひとつの島でしたが、この運河の完成によって船が行き来できるようになりました。

15:43
対馬島の北部/上島と南部/下島の境に架かる万関橋を渡ります。
橋の下には延長約500mの運河である久横保水道(万関瀬戸)があり、対馬西部の浅茅湾と東部の三浦湾を接続しています。

16:09
厳原(税務署前)から1時間6分。
仁位で3分停車します。
厳原→比田勝は約75km/2時間30分かかります。
仁位には対馬交通豊玉営業所があり、ここで運転士様が交替されました。

16:24
島の西側、三根湾に沿ってバスは走っています。

リアス式海岸のように入り組んだ三根湾。
今日は海面に周囲の山々がうつるほど静かです。

16:26
対馬を縦に貫く国道328号線に架る三根大橋。
三根湾に注ぐ三根川を渡ります。

17:20
対馬北部西側の大浦湾です。
ここまで来ると、あと少しで比田勝です。

それでは、対馬交通1日フリーパス券の使用実績をみてみましょう
・厳原国内ターミナル→厳原 140円
・厳原→鶏知宮前 600円
・鶏知宮前→税務署前 560円
・税務署前→比田勝国際ターミナル 3,380円
合計4,680円のところ1,040円で済み、3,640円もおトクになりました。

17:33
厳原(税務署前)から約75km/2時間27分。
対馬北部、比田勝国際ターミナルに着きました。
ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。