■0178・2022年1月9-13日 やまがた温泉湯治旅.4泊5日-3

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温泉でぐうたらまったりしようと、山形県の肘折温泉と湯野浜温泉へ4泊5日の湯治旅にでました。
本記事は、肘折温泉の湯治宿/西本屋旅館の宿泊記です。
※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。
▼目次
山形県 肘折温泉

山形県で湯治をします。
やって来たのは、大蔵村/肘折温泉です。
肘折温泉への公共交通機関アクセス

肘折温泉への公共交通機関は、新庄駅から大蔵村営バスで約1時間です。
▼

肘折温泉バス停に宿の方がお迎えに来て下さいました。
歩いて1分ほどなのに、恐縮です。
肘折温泉/西本屋旅館

肘折温泉には多くの旅館があります。
一番安かった西本屋旅館のお世話になります。

食事が質素な湯治Cプラン。
1泊2食5,900円の格安プランで2泊しますよ。
=肘折温泉/西本屋旅館=
スタンダードナンバー西本屋湯治Cプラン‥2泊4食11,800円
平日は、軽い昼食もつきます。(日祝日は休み)
入湯税1泊150円別
じゃらんで予約しました。
肘折温泉/西本屋旅館の位置は、☝コチラ。
客室

=杉の間=
6畳のシンプルな和室です。
壁仕切り鍵付きのお部屋となります。

テーブル上には‥
温泉饅頭・お茶・醤油・プラコップが置かれていました。

湯沸かしケトル。
アルコールスプレー。

石油ファンヒーターはオプション。
1給油700円。
湯治宿は暖房費別が主流なんです。
部屋にいる時はこまめにつけたり消したりし、就寝中は消すと2泊持ちました。

お部屋からの景観はご覧の通り‥
池庭があるのですが、雪に埋もれていますね。
部屋の位置によって景観は異なります。
館内・玄関ホール

=避難経路=
これは重要です。
よく見ておきましょう。

避難経路の確認を兼ねて、館内を見てみましょう。
こちらは玄関です。
ちょっとうす暗い感じがしますが、この柔らかな灯りがまた良いのです。

玄関脇には寛ぎのコーナーがありました。
マッサージ椅子は、15分/300円です。

料金表が掲示されて、明朗会計。

各種料金とテレビチャンネル案内。
Wi-Fiつながりますが、部屋によって強弱あります。
私の部屋は若干弱かったです。

出張整体あるそうです。

西本屋の法被。
下の籠は、行李ですね。
竹や柳、籐などを編んでつくられた葛籠の一種で、衣料・文書・雑物を入れるために用いる道具です。
湯治場の風情がある本館客室

湯治宿の佇まい‥
主流は襖仕切りのお部屋です。

昔ながらの湯治部屋。
歴史と和のぬくもりを感じます。
炊事場

=2階炊事場=
自炊もできるので、長期湯治にうってつけですね。
食器・炊事用具は揃っています。
調味料は各自でご用意願います。
1階にも自炊場があります。

共用の電子レンジと冷蔵庫もあります。
洗面所・トイレ・洗濯機

=1階洗面所=
レトロチックなタイル貼りです。
ドライヤーありマス。

=1階トイレ=
元は男女共用だったみたいですが、カーテンで左が女性。
右側が男性に仕切られていました。

個室はウォッシュレット付き。
床のタイルを見ると、元は和式だったのが伺えますね。

2階トイレは男女共用です。
リフォームされたばかりとみえて、ピカピカ。
きちんと清掃なされ、清潔です。

=洗濯処=
二層式洗濯機が懐かしいですな。
金魚湯と岩風呂

=金魚湯=
西本屋の名物風呂です。
どんな風呂なのでしょうか?
入ってみましょう。

組合2号源泉から引湯された天然温泉。
泉質は、ナトリウム塩化物・炭酸水素塩温泉です。
鉄分の匂いが漂い、少し濁りがあるお湯です。
源泉かけ流しですが、源泉温度が86.4度と高温な為、加水しています。


あっ!
浴槽から見える水槽に、金魚ちゃんがいますよ。
60年以上前に西本屋の初代・二代目主人が作った金魚湯。
西本屋の常連客が、ランチュウや東錦をお土産に持ってきてくれたのがはじまりだとか‥
これは珍しいですね。

=岩風呂=
金魚湯とは異なる源泉、組合3号5号源泉から引湯された天然温泉。
肘折カルデラを模したお風呂です。
泉質は、こちらもナトリウム塩化物・炭酸水素塩温泉。
源泉かけ流しですが、源泉温度が79.1度と高温な為、加水しています。
金魚湯と岩風呂は時間帯で男女入れ替わりとなります。
また、貸し切り音泉(別料金)もあり、自分の好きな音楽を楽しみながら貸切風呂を楽しむことができるそうです。

肘折温泉宿泊者は、上の湯共同浴場の入浴券を無料で頂けます。
湯治Cプランの食事
夕食

夕食は17:30頃からと早めで、部屋食です。
湯治Cプランは、おかず3品・米飯・味噌汁・漬物がついた、質素なお膳となります。
①さんま塩焼き
②ブロッコリーのツナ和え
③冷奴
④米飯
⑤味噌汁
⑥野沢菜漬物

ビールは宿で注文。
食事は質素と伺っていたので、新庄市内でお刺身と総菜を買っておきました。
①まん鯛刺身‥340円
②山の酒盗(たけのこ姫皮)‥179円
③鶏もつ煮‥209円
④瓶ビール‥690円

2泊目の夕食です。
鱈の煮つけがデカッ!
①鱈の煮つけ
②あけびと胡桃の和え物
③こごみの胡麻和え
④米飯
⑤漬物

2泊目は地酒を注文。
山の恵みを肴に頂きましょう。
文禄元年(1953年)創業、大蔵村の老舗蔵元/小屋酒造の花羽陽は、コクがあり米本来の旨味を味わえます。
ぐい呑みに、烏賊の乾きものがついていましたよ。
■地酒 花羽陽‥360円
・あけびと胡桃の和え物
・こごみの胡麻和え
朝食

1泊目の朝食です。
①山菜炒め
②温泉玉子
③練物煮物
④米飯
⑤味噌汁
⑥漬物

2泊目の朝食です。
①金平牛蒡
②温泉玉子
③昆布佃煮
④笹蒲鉾
⑤米飯
⑥味噌汁
⑦漬物

撮影技術が未熟でわかりづらいのですが‥
米飯がツヤツヤして、とても美味しいのです。

肘折温泉の早坂豆腐店で、お豆腐を買いました。
田舎によくある木綿の硬いお豆腐は、いつも食べてる充填豆腐とは食感が全く違って、美味い!
■肘折豆腐(小)‥150円
昼食(自炊)

今回利用の湯治Cプランだと、平日は軽い昼食が出るのですが、今日は祭日。
残念ながら、昼食サービスはありません。
てな訳で、自炊します。
初日に新庄市内のスーパーで、食材を調達しておきましたよ。
■山形肉そば‥289円
■米澤豚切り落とし100g‥116円

そばを調理します。←(ただ茹でるだけ)

山形名物・肉そばの出来上がり~
冷たい肉そばと称する山形肉そばは、山形県中央部に位置する河北町が発祥と言われる郷土食で、B級ご当地グルメとして近年注目を浴びています。。
本来は親鶏肉を使うらしいのですが、米澤豚で代用しました。
会計・チェックアウト

チェックアウトします。
領収書のハンコがかわいい金魚のデザインですね。
寅年のタオルを頂きました。
お世話になりました。

名残惜しいですが、肘折温泉での湯治は終了です。

新庄行きのバスが出発すると、西本屋旅館の方々が見送ってくれました。
暖かみのある湯宿でした。
また来たいですね。
山形県大蔵村の山奥に佇む肘折温泉。 湯治場の風情を今も残し、多くの湯宿が軒を連ねています。 数ある湯宿の中から西本屋旅館が一番安かったのでWebで予約すると、宿の御主人から「襖仕切りの古い宿ですが大丈夫でしょうか?」と確認の電話がありました。 木造建築でザ.湯治宿の雰囲気が漂う西本屋旅館。 大型観光ホテルのような設備が整った宿ではなく、単純に温泉を楽しみゆっくりするお宿です。 今回は一番安い湯治Cプランだったので、食事は本文の通り質素な内容ですが、料理がグレードアップしたプランもあります。 館内には炊事場もあるので、自炊してみるのも楽しいかも。 宿の方の対応も心温まるもので、1泊では勿体ない‥ 連泊されることをおススメします。 ➡肘折温泉/西本屋旅館 (公式ホームページ)。
ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。