【船旅】船齢63年!ロイヤルウイング〈惜別〉横浜港ランチクルーズ (後編)

■0320・2023年3月16日..横浜.日帰り

ご訪問下さいまして、誠にありがとうございます。
乗り物系・温泉・登山などの旅食事系のブログ、シクタン.comと申します。

横浜港のクルーズレストラン船/ロイヤルウイング。
前身となるくれない丸時代から通算すると、船齢63才と言う我が国最古の現役客船なのですが、2023年5月をもって引退することになりました。
これは乗っておかなくては‥と、ランチクルーズに乗船しました。
この記事は、ロイヤルウイングランチクルーズ(後編)です。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。
※記事中の価格等は、2023年3月取材時のものです。

ここは、神奈川県横浜市の横浜港大さん橋です。

1960年に関西汽船/くれない丸として建造され、平成元年から横浜港クルーズ.レストラン船として通算63年活躍してきたロイヤルウイングが2023年5月14日をもって引退することになりました。

船に関してはフェリー貨客船が専攻の筆者。
クルーズ船は無縁なのですが、我が国最古の現役客船に乗りたく横浜にやって来ました。

ロイヤルウイングの船内などを紹介する、☝コチラの記事から続いております。
ご覧頂けたら幸いです。

ロイヤルウイング/1時間50分のランチクルーズ

[拡大] 出典・ロイヤルウイング㈱

= ロイヤルウイングの航路図 =
さて、本記事は航海編です。
大さん橋を出航したロイヤルウイングは、横浜ベイブリッジ下を航行し本牧沖で折り返し。
横浜港周辺を周遊する1時間50分のクルーズです。

🚢ロイヤルウイング:横浜港ランチクルーズ
大さん橋.12:00~横浜港周遊~大さん橋.13:50

出航の儀(単に眺めるだけ)

バーン.バン.ババババーン!
出航前の銅鑼の合図が鳴り響きました。

出航の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

ホーサーがビットから外され‥

ホーサー‥係留用ロープ
ビット‥係留用鉄杭

ロイヤルウイング出航!
ゴゴゴゴォー

ボォォー
ボォォー
ボォォ~

長声三発!
汽笛が港に響きます。

ロイヤルウイングのライバル!マリンルージュ

あっ!
あの船は‥

ロイヤルウイングのライバル!
㈱ポートサービスが運航する、レストラン船/マリンルージュ(683t)ですね。

あちらはフランス料理のランチクルーズ.平日大人7,400円からお楽しみ頂けるそうです。

ゆっくりと後進で離岸成功。
パチパチパチ‥

氷川丸とマリンタワー

あっ!
氷川丸とマリンタワーが見えますよ。

ズームしてみましょう。

氷川丸は昭和5年(1930年)に建造され、日本郵船/シアトル航路で活躍した貨客船です。
昭和35年(1960年)の引退後、山下公園前に係留保存され、日本郵船氷川丸として、その歴史を伝えています。

横浜マリンタワー(高さ106m)は、昭和36年(1961年)1月14日に横浜展望塔燈台として新設。
世界一高い灯台としてギネスに記録されたのですが、実際に近隣を航行する船舶に対し灯台としての重要度はあまり高くなかったこともあり、灯台の機能は平成20年(2008年)9月1日をもって廃止。
幾度のリニューアルを経て、観光スポット/横浜マリンタワーとして営業しています。

横浜港を航行

巧みな操船で後進して、スクリューの向きが変わりました。
さぁ、横浜港1時間50分のクルーズが始まりましたよ。

いざ、前進!

左舷からは、大さん橋みなとみらいを一望!

ゴゴゴゴォー
ロイヤルウイングは横浜港周辺を航海速力6ノット(約11km/h)で航行します。

前方に横浜ベイブリッジを眺めながら航行。
横浜港の港外へ向かいます。

= 横浜ベイブリッジ =
横浜港に架けられ、横浜市中区本牧と同市鶴見区大黒をつなぐトラス斜張橋(全長860m)です。
平成元年9月27日に開通し、開通時は首都高速道路湾岸線(上層部)のみでしたが、後に国道357号線(下層部)が開通し、二層構造となりました。

大さん橋よ。
さらばじゃ。←(1時間50分後には帰ってくるけど)

ランチクルーズ/本格中華バイキング

お腹すきましたね。

お食事は中華料理のコースプランとバイキングプランがあり、後者(安い方)を選択。
会場となる、3Fのダイニングルーム/フリージアに入りましょう。

ダイニングルーム/フリージア

ダイニングルーム/フリージアに入ると‥
グループやカップル.ファミリーで食事をされている方で賑わっています。
さすがに一人で乗っているのは、筆者だけみたい。

筆者が最後の入場者のようで、一番隅の席に案内して頂けました。

席には小さい窓があり、海が見えます。

横浜ベイブリッジ

おっ!
横浜ベイブリッジの下を通過しますよ。

海面から橋のクリアランス(高さ)は約55m。
以前は大半の大型クルーズ客船がくぐれたのですが、近年大型化される外国のクルーズ客船はベイブリッジの下をくぐれなり、大さん橋に着岸できない事態がおきているそう。
これに対応すべく、令和7年(2025年)の完成を目指して本牧ふ頭に新客船ターミナルを建設中です。

本格中華料理を堪能

横浜と言ったら中華料理!
横浜中華街の老舗名店/華正樓の元料理長であり、日本調理師会より表彰を受けたロイヤルウイング.雲井東遠総料理長の本格中華料理を堪能しますよ。
繊細なレポートをお届けしようと、料理全種類をとってきました。

まずは前菜。
③の麺みたいな料理、豆腐なんですよ。

①揚げ胡麻団子
②クラゲの冷菜
③中国セロリと押し豆腐の和え物
④ロイヤルウイングサラダ
⑤自家製中国菓子
⑥蒸し地鶏葱油ソースかけ

点心類‥
料理はケータリングでなく、船内の厨房で手造りされたものを提供しているそうです。

①特製広東風釜焼き叉焼
②焼売
③肉まん
④鶏のから揚げ
⑤揚げ春巻
⑥翡翠餃子

玉子焼きミルフィーユは、洋と中華がコラボした雲井料理長おまかせの逸品。

①麻婆豆腐
②白身魚の甘酢あんかけ
③五目炒飯
④鶏肉とカシューナッツ炒め
⑤玉子焼きミルフィーユ
⑥海老チリソース

滅多に食べられない高級食材/フカヒレスープ!
どの料理も美味しい。←(コメント力ゼロでスミマセン)

①海鮮五目あんかけ揚げそば
②カレーライス
③フカヒレスープ白湯仕立て

食べ放題!
おかわりをしまくって‥

デザートです。
これは別腹なのだ。

・杏仁豆腐
・みかん
・パイナップル
・自家製中国菓子
・烏龍茶

フルーツは4種類あったよ。

・パイナップル
・みかん
・キウイフルーツ
・バナナ

料金でホットドリンクは飲み放題!

・烏龍茶
・紅茶
・コーヒー

有料ドリンク&オプション料理

[拡大]

アルコール類は別料金です。

[拡大]

飲み放題プラン‥
・アルコール+ソフトドリンクのAプランは2,200円。
・ソフトドリンクのみBプランは1,100円でした。

[拡大]

お洒落なドリンクもありますね。

[拡大]

こちらはオプション料理‥
気仙沼産フカヒレ3,850円と海鮮麺1,870円。
どちらも美味しそうだな。

アートバルーン

🎈アートバルーン。
スタッフが各テーブルを回り、パフォーマンスしてくれます。
今年の干支にちなんで、ウサギちゃんを作ってくれましたよ。

ロイヤルウイングの本格的な中華料理を提供やスタッフによるバルーンアートなどは、お笑いの吉本興業がオーナーだった時代から始まり、オーナーが変わった今も引き継がれているのです。

横浜港をクルーズ(復路)

横浜港外本牧沖。
しばらくプカプカして‥

再びベイブリッジ

再び、横浜ベイブリッジの下を航行するよ。


おぉー!
こりゃ、圧巻!

横浜ベイブリッジを真下から眺める。
筆者は神奈川県民だが、始めての体験だ。

ベイブリッジの大黒ふ頭側には、遊歩道/横浜ベイブリッジスカイウォークがあります。
年末年始を除く土・日曜日・祝日の11:00~18:00に無料開放!
横浜の穴場的眺望スポットです。

今日は天気と海況が良好。
揺れもなく、絶好のクルーズ日和です。

みなとみらい&マリンルージュ

あっ!
あの船は‥

はい、再びロイヤルウイングのライバル!
㈱ポートサービスが運航する、レストラン船/マリンルージュ(683t)ですね。

みなとみらいの高層ビル群。

一番高い建物は、横浜ランドマークタワーです。
高さ296.33m/地上70階建てで、1993年7月16日に開業した当時は日本一の超高層ビルでした。
地上273m/69階には、有料の展望フロア/スカイガーデンがあり、横浜の眺望を満喫できます。

瑞穂埠頭

みなとみらい地区の対岸、右舷から瑞穂埠頭を眺めます。

おっ!
なんか、面白い形をした軍艦が見えますね。

ズームしてみましょう。

米海軍の音響測定艦みたい。
音響測定艦は長大な曳航ソナーシステムを搭載し、潜水艦の探知を目的とする艦船です。

ぐるっと旋回して、再びみなとみらい沖を航行。

着岸の儀 (単に眺めるだけ)

大さん橋が近づいて来て‥

着岸態勢に入りました。

あぁ~
楽しいクルーズが終わっちゃうよ~

ホーサーがビットにつながれました。

着岸完了。
パチパチパチ‥

名残惜しいですが、下船しましょう。

ロイヤルウイングを見納め

ランチクルーズを終えて、ひと休みするロイヤルウイング
アフタヌーンクルーズの出航を見届けましょう。

後ろから撮影すると‥

おっ!
ロイヤルウイング氷川丸が並んでいるように見えるよ。
両船とも横浜に歴史を刻んだ名船です。

昭和5年(1930年)に建造され、日本郵船/シアトル航路で活躍した氷川丸
戦前の日本で建造され現存する唯一の貨客船です。
その造船技術や客船の内装を伝える貴重な産業遺産として高く評価され、2016年に重要文化財に指定されました。

ホーサーがビットから外されました。

ゴゴゴゴォー
ロイヤルウイング出航!

ボォォー
ボォォー
ボォォ~

長声三発!
汽笛が港に響きました。

これで見納め。
正面からカシャ。

後進で離岸成功。
パチパチパチ‥

昭和35年(1936年)3月、客船/くれない丸として瀬戸内航路に就航したロイヤルウイング。
就航当時は瀬戸内海の女王と呼ばれましたが、今もその面影が残っていますね。

ゆっくりと後進していきます。
古い船だから、操船が大変だろうな。

横からカシャ。
こうしてロイヤルウイングが横浜港をクルーズするのも残りわずかです。

平成元年から横浜港のレストラン船として活躍したロイヤルウイング。
35年間、横浜港をクルーズしてきました。

今の船では見られなくなったマルトモと呼ばれる曲線を描いた船尾が美しい。

ロイヤルウイングよ。
63年間ありがとう。

さようなら‥

出典・㈱ロイヤルウイング

2023年5月14日をもってロイヤルウイングは運航を休止。
船は韓国釜山経由で木浦へ曳航され廃船。
木浦北港のスクラップヤードで、残念ながら解体されてしまいました。

なお、㈱ロイヤルウイングでは後継となる新造船建造を計画中とのことです。

我が国最古の現役客船/ロイヤルウイング。
中華料理を堪能して1時間50分の横浜港はあっという間でした。
残念ながらロイヤルウイングは引退してしまいましたが、今後も我が国の客船史上、伝説の船として語り継がれていくことはまちがいないでしょう。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。