■0333・2023年5月15日~19日.4泊5日-2
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乗り物系・温泉・登山などの旅と食事系のブログ、シクタン.comと申します。
ソウル仁川空港から朝鮮半島南部の高興郡鹿洞へ約478km!
プレミアム高速バスと一般市外バスを乗り継ぐ韓国縦断バス旅を実践しました。
※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。
※記事中の価格等は、2023年5月現在のものです。
※レートは2023年5月15日現在.100円=₩983-で表記しております。
▼目次
韓国ソウル 仁川空港第2ターミナル
ここは、韓国のソウル仁川空港です。
東京羽田を深夜2時に出発した大韓航空深夜便に乗って到着。
只今の時刻は、早朝4:52です。
大韓航空深夜便搭乗記は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。
ATMで韓国₩を引き出す
さて、韓国のお金が必要ですね。
1階5番出口付近のハナ銀行は24時間営業と聞いていたのですが、営業していなかったので、グローバルATMで‥
₩100,000-(10,182円)をキャッシング。
ATMは日本語での表記があったのは助かりました。
手数料₩3,600-(367円)かかりましたよ。
コンビニ GS25
空港内にあるコンビニ。
ここに寄って‥
朝食を購入。
■水‥₩950-(97円)
■おにぎり‥₩2,200-(224円)
■HALLS‥₩1,500-(153円)
仁川空港 第2交通センター
さて、これから向かうのは‥
仁川空港から朝鮮半島を南へ約478km!
全羅南道/高興(コフン)郡の鹿洞(ノクトン)と言う田舎街です。
北から南へ向かって韓国国内を縦断します。
仁川空港第2ターミナル地下1階にある第2交通センター。
空港から各地へのアクセス、空港鉄道A’REX・KALリムジンバス・空港リムジンバスはこちらから発着しております。
センターにはバスチケット券売機が並んでいますよ。
バスチケットは、券売機又は対面販売の窓口で購入することが可能です。
基本的には韓国語表記。←(韓国だから当たり前)
ですが、右下には日本語表記にできる項目がありますよ。
日本語表記にすると‥
ご覧の画面になりました。
予約していないので、右の「直接購入」をタッチ。
仁川空港→光州のバス、ネット予約/空席情報は、市外バスの予約システム‥
・全国バス運送事業組合連合会/BUS TAGO
・全国旅客自動車ターミナル事業者協会/TX BUS(T-money)
共にサイト画面のLanguageで日本語が選べますよ。
韓国の中長距離バスは、高速バスと市外バスに分類されておりまして‥
高速バスは出発地から終点まで中間で止まらず、運行距離が100km以上。
そのうちの60%以上を高速道路で運行し、’国’の認可に置いて運行されています。
そして、市外バスは‥
主に中小都市をつなぐバスで目的地の途中でいくつかの都市を経由して停車するバスです。
‘道’の認可に置いて運行されており、「直通」と表示された高速バスと変わらないバスも運行されています。
購入方法をタッチした次は、行先が表記されました。
目的地となる高興/鹿洞に行くバスはないので‥
高興行バスに乗り継げる「光州」へ向かいます。
「光州」ありますね。
行先をタッチすると‥
光州行バスの一覧が表示されました。
各便の欄には出発時刻・運行バス会社・所要時間・車種・空席数が表記。
6:05発のプレミアムバスを選択すると‥
ここで、座席が選べます。
これはありがたいシステムですね。
座席の選択すると、総支払い額が表記されます。
プレミアムバス(仁川空港→光州)は、₩46,000-(4,684円)でした。
支払いは、現金・クレジットカードが利用可能です。
ちなみにタクシーだとコネスト韓国地図調べで、₩267,900-(27,277円)ほどなんだとか。
発券成功!
乗車ホームは8番と表記されているので、間違えないようにしましょう。
₩運賃・仁川空港→光州/プレミアム ₩46,000-(4,684円)
第2交通ターミナルのバス乗り場。
各乗り場の前は待合スペースとなっています。
韓国でもウォッシュレットトイレが増えてきましたね。
バス車内にトイレはありませんので、出発前に済ませておきましょう。
仁川空港から空港高速プレミアムバスに乗車
=8番乗り場=
ここから光州(U.square)行きに乗りますよ。
筆者が乗る6:05発便は、直通みたい。
バスが入線しました。
錦湖高速と言うバス会社の運行です。
大きな荷物はトランクルームへ預けられます。
では、乗りましょう。
🚌錦湖高速:プレミアム.光州行
仁川空港T2.6:05→光州.10:20
プレミアムバスの車内
車内はゆったりとした座席が並んでいます。
韓国の長距離バスはこれまで横3列+縦9列の優等バス(定員28名)が主流でしたが、路線網を拡大する高速鉄道への対抗策として2015年11月25日、横3列+縦7列(定員21名)と、優等バスより更にゆったりとしたプレミアムバスの運行サービスを開始しました。
おぉー!
これはビジネスクラスみたいな豪華な座席だ。
こちらは2名席。
筆者の席はコチラ。
1名席を指定しました。
フルフラットまでとはいきませんが、座席は165度まで倒れます。
シートと連動するレッグレストも装備。
ジェルタイプシートなので、前の人が座席を倒しても気にならない造り。
足元にはフットレストを装備。
うん、まぁまぁ広いね。
前席のへこみの部分に足を入れて伸ばせられます。
各席には個人モニターを装備。
映画・TV・音楽・ゲームプログラムをお楽しみ頂けます。
現在地情報の項目があったけど、ずっとローディングしたままで作動せず。
Wi-Fiもあるのですが、筆者のスマホでは接続しませんでした。
モニターの下にはテーブルを装備。
テーブルの上には、缶飲料や小物を置けるスペース。
実用性はありませんが、鏡もありますね。
車内で映画・オーディオシステムを楽しむ為のチャンネルとボリュームスイッチ。
USBポートもあります。
リクライニングスイッチ。
シートは電動で動きます。
アームレストにもテーブルが収納されていましたよ。
日本の夜行都市間高速バスでもおなじみの座席仕切りカーテン。
韓国では初の試みなんだとか‥
プレミアムバス (仁川空港→光州)
6:13
定刻に仁川空港T2/第2交通ターミナルを発車。
バスはT1/第1交通ターミナルを経由してから光州へ向かいます。
仁川空港→光州.約346km/4時間15分のバス旅が始まりました。
カーブなども速いスピードで走行するので、G(重力加速度)がかかっています。
カーテンが斜めになっていますね。
これでも昔に比べれば、おとなしい運転になった方なんですよ。
7:23
高速国道第153号/平沢始興高速道路。
仁川広域市のお隣、京義道.始興市内を走行中。
郊外でも高層アパートが建ち並ぶ風景は韓国アルアルですね。
7:36
高速国道第153号.平沢始興高速道路。
始華湖に架る始華大橋を走行中。
この湖は、始興市の湾を仕切った始華防潮堤(1994年1月完成)による人造湖です。
湖上に並ぶ高圧線鉄塔が圧巻!
始華湖誕生のきっかけとなった始華防潮堤には、2011年稼働の始華潮力発電所があります。
高速国道第153号.平沢始興高速道路。
京義道.華城市内。
のどかな水田地帯が広がっています。
7:57
高速国道第153号.平沢始興高速道路。
京義道.華城市内。
南陽湖と言う貯水池を一望。
この先、西平沢JCTで平沢始興高速道路から西海岸高速道路に入ります。
8:05
高速国道第15号.西海岸高速道路。
仁川空港から2時間‥
忠清南道.唐津市。
京義道.平沢市と忠清南道.唐津市をつなぐ西海大橋を渡りますよ。
牙山湾を望みます。
西海大橋は全長7,310m・主塔の高さが180mある斜張橋です。
2000年11月10日に開通しました。
西海大橋の位置は、☝コチラ。
8:53
高速国道第15号.西海岸高速道路。
仁川空港から2時間48分‥
忠清南道.保寧市/大川休憩所と言うサービスエリアで、15分間の休憩です。
大川休憩所は、韓国語だとテチョンフゲソと言うんですよ。
大川休憩所の位置は、☝コチラ。
建物外にはスナックコーナー。
おでん・ホットドック・焼き栗・トッポッキ・じゃがいもフライ・練り物揚げなどありました。
建物内にはフードコートがあり、飲食ができます。
うどん・ビビンバ・海苔巻き・ラーメン・各種定食などなど‥
日本のサービスエリアと似たような造りですね。
お菓子類・ドリンクなどを販売‥
売店もありますよ。
手前が筆者の乗っているプレミアムバス。
韓国の自動車メーカー、現代自動車/ユニバースと言うバスです。
日本でも販売され、導入しているバス会社がありましたが、近年は見かけなくなりましたね。
さて、このSAは韓国南西部に向かう高速バス・市外バスが休憩するので、バスを乗り間違えないようにしましょう。
運転席をチラ見。
韓国高速バスの運転席には必ずと言っていいほど、コールデンマイクがある。
以前、ソウル→釜山の高速バスに乗った時、アナウンスにエコーがかかっていました。(笑)
9:20
高速国道第15号.西海岸高速道路。
忠清南道.保寧市/熊川川に架る熊川橋を渡ります。
高速国道第15号.西海岸高速道路。
バスは100~110km/hで走行中。
車窓には広大な畑が広がっております。
10:21
高速国道第253号.高敞潭陽高速道路。
全羅北道.高敞郡/高敞JCで、西海岸高速道路から高敞潭陽高速道路に入りました。
山が迫って来ましたね。
この先、文殊トンネル内で全羅北道から全羅南道に入りますよ。
前の画像をズームしてみると‥
造山貯水池が見えました。
10:25
高速国道第253号.高敞潭陽高速道路。
全羅南道.長城郡を走行中。
この先、長城JCで高速国道25号.湖南高速道路に入って‥
10:35
高速国道25号.湖南高速道路。
東海ICで高速道路を出ます。
光州広域市北区東海林洞。
ヨンサンガンと言う川に架るサンドン橋を眺めます。
街中に入って来ました。
おっ!
車線が片側5車線もあるよ。
韓国の道路は広いね。
10:52
仁川国際空港T2から約346km/4時間47分。
定刻10:20着より30分ほど遅れて光州に到着しました。
光州総合バスターミナル/U.square
仁川空港から350kmほど南下して着いた光州は‥
韓国南西部、全羅南道の中心地として古くから栄えてきた街で、人口は約140万人・韓国5大都市のひとつであります。
=光州総合バスターミナル/ U.square=
高速バス・市外バスの発着拠点となる光州総合バスターミナル。
2007年にリニューアルされ、複合文化空間をコンセプトにターミナルには、映画館や大型ショッピング施設を併設。
市内中心部に位置し、U.Square(ユースクエア)という愛称で親しまれています。
U・square(光州総合バスターミナル)の位置は、☝コチラ。
光州地下鉄の最寄り駅は、約1.5㎞離れた農城(ノンソン)駅で徒歩約20分です。
お腹すきましたね。
U.squareにはフードコートがあり、食事ができます。
光州U.squareフードコートの記事は、☝コチラ。
ご覧頂けましたら幸いです。
光州でバスを乗り換えて、更に南下しましょう。
市外バスで「高興」へ向かいます。
一般市外バス (光州→高興/鹿洞)
仁川空港と同じような券売機で発券。
しかし筆者のクレジットカードは使えず、現金払いしました。
₩運賃・光州→高興/一般 ₩15,400-(1,548円)
23番乗り場‥このバスですね。
光輸高速と言うバス会社の運行です。
目的地となる鹿洞へは、高興で市内バスに乗り換える必要があるかと思いきや‥
このバスは鹿洞まで行くみたいでラッキー!
では、乗りましょう。
🚌光輸高速:一般市外バス.高興/鹿洞行
光州.11:30→高興/鹿洞.13:50
一般バスの車内。
日本の観光バスと同じ、横4列仕様のスタンダードバスです。
筆者の席はコチラ。
指定席となっており、券売機の座席選択項目で好きな席を選びます。
11:30
定刻に光州総合バスターミナル(U.square)を発車。
多くのバスが並んでいますね。
韓国では各都市のバスターミナル内にバス会社の車庫/事業所が同居していることが多く、整備工場・洗車機などもターミナル敷地内にあります。
車両回送がないので、ある意味合理的ですね。
光州→鹿洞.約132km/2時間40分のバス旅が始まりました。
一般道経由便なので、途中のバスターミナルで乗降扱いをしながら鹿洞へ向かいます。
南光州付近。
新線付け替えに寄って廃止された慶全線の旧線区間(孝泉駅-光州駅)に架っていた鉄橋が見えます。
2000年8月に廃止された跡地には、南光州プルンキル公園が整備されたそうです。
前述しましたが、市外バスは‥
主に中小都市をつなぐバスで目的地の途中でいくつかの都市を経由して停車するバスです。
高速道路を走っているように見えますが、一般道(バイパス)を走行中。
韓国の道路は日本より格段に整備が進んでいますね。
12:34
山々が迫って来ました。
どうやら山越えをするみたい。
12:38
宝城江と言う川を堰止めた住岩ダムによってできた人造湖、住岩湖に沿ってバスは走ります。
13:08
光州から1時間38分。
ここは全羅南道.宝城郡です。
筏橋共用バスターミナルに停車。
行先案内を見ると、ソウル・釜山・光州・木浦・海南・莞島などに行くバスがあるみたい。
筏橋共用バスターミナルの位置は、☝コチラ。
韓国鉄道公社/KORAILの慶全線、筏橋-鳥城間の踏切を通過。
慶全線は光州松汀-順天-三浪津と、韓国南部を東西に貫くローカル線です。
全線を一気に乗るなら、ムグンファ号(木浦-釜田)が1日上下1本ずつあります。
これは乗ってみたいな。
13:31
光州から2時間1分。
全羅南道.高興郡に入りました。
過駅共用バスターミナルに停車。
釜山・光州・順天・木浦などへの市外バスや、高興の市内バスが発着しています。
過駅バスターミナルの位置は、☝コチラ。
13:48
光州から114km/2時間18分。
高興(コフン)に到着。
高興(コフン)公用バスターミナルの位置は、☝コチラ。
光州からの市外バスは高興までだと思っていまして、高興バスターミナルから市内バスに乗って目的地となる鹿洞へ向かう予定でしたが‥
光州から乗って来たバスは、鹿洞まで行くとのこと。
光州で買った乗車券は高興までなのですが、このまま乗って行くことにしましょう。
高興を発車。
どうやらこの辺りは、郡庁がある中心街みたい。
田舎道をドコドコ走ると思いきや‥
バイパスが整備されていて、快適な走りです。
14:00
光州から132km/2時間30分。
定刻より10分ほど早く、目的地の鹿洞(ノクトン)に着きました。
さて、この時、運賃の追加徴収はありませんでしたが‥
この記事を執筆時に改めて運賃を調べてみると、光州→鹿洞は₩17,900-(1,823円)で、₩2,500-(255円)ほど不足していたことが判明!
チェソンハムニダ→(申し訳ございません)
鹿洞公用バスターミナルの位置は、☝コチラ。
韓国北部/仁川国際空港から光州を経由して韓国南部/高興.鹿洞へ約478km!
韓国はバス路線網が発達しているので、1回の乗り換えで韓国縦断ができました。
プレミアムバスはゆったり快適で、もう他のクラスには乗れなくなりそう。
日本の高速バスにも採用して欲しいと思いました。
ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。