【バス旅】ローカル路線バス 庄内交通.湯野浜線に乗って湯野浜温泉に行こう

■0182・2022年1月9-13日 やまがた温泉湯治旅.4泊5日-7

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山形県庄内地方を路線網を持つ庄内交通のローカル路線バスに乗って湯野浜温泉へ向かいました。
本記事は、簡単な乗車レポートです。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。

山形県鶴岡にやって来ました。
これから湯野浜温泉に向かいます。

鶴岡駅前。
アパホテルが目立ちますね。

湯野浜温泉に行くバスは駅前から乗れるのですが、少し離れたバスターミナルへ行きましょう。

歴史を感じる木造瓦屋根の建物は、JA全農山形鶴岡倉庫です。
今も現役なんですよ。

=東京第一ホテル鶴岡=
阪急阪神第一ホテルグループのシティホテル。
運営は、庄内交通グループ/庄交コーポレーションが行っています。

10階には、庄内平野を一望する天然温泉大浴場があります。

鶴岡エスモールバスターミナル

=エスモールバスターミナル=
鶴岡駅から500m弱/徒歩5分。
庄内交通のバスターミナルに着きました。

エスモールバスターミナルの位置は、☝️コチラ。

ターミナル内には、バス待合室・庄内交通・バスチケットカウンター・庄交トラベルのカウンターがあります。

バスチケットカウンターでバス回数券を購入。
ICカード普及によって姿を消しつつある紙式の回数券が健在で、10%お得なんです。
湯野浜温泉へのバス時刻表も、もらっておきましょう。

ちなみに、鶴岡から加茂水族館・湯野浜温泉を日帰りで巡るなら、つるおか1日乗り放題券Bコース/1,000円がお得です。

※庄内交通バス回数券は2022年6月30日をもって終了したそうです。

バスターミナルのあるエスモールはショッピングセンターとなっており、スーパー/マルホン+Plusがありました。
ちょっと、寄っていきましょう。

庄内名物/ふのりおにぎり・磯おにぎり‥
これ、美味しそうですね。
買っていきましょう。

・ふのりおにぎり‥220円
・磯おにぎり‥220円

庄内交通 湯野浜線033系統.善宝寺経由湯野浜温泉行 

庄内交通/湯野浜温泉行のバスが来ました。

庄内交通(本社/山形県鶴岡市)は、山形県庄内地方に路線網を持つバス事業者です。
昔は鉄道事業も行っていたんですよ。

🚌庄内交通:湯野浜温泉行
エスモールBT.13:45→湯野浜温泉.14:32
¥運賃790円

[拡大]

鶴岡から湯野浜温泉へ向かう路線バスは善宝寺経由と加茂水族館経由の2系統あります。
乗ったバスは、善宝寺経由でした。

=鶴岡銀座商店街=
鶴岡中心市街地にあるアーケードの商店街です。
銀座通りをバスは走ります。

=致道博物館=
庄内の歴史や文化に関する資料を展示する郷土博物館。
後方の青いハイカラな建物は、明治17年築の旧鶴岡警察庁舎(重要文化財)です。

鶴岡の市街地を抜けました。
JR羽越本線の上を通過します。

善宝寺に通ずる旧道をバスは走行中。

=善宝寺=
海の守護神・龍神の寺として全国的に知られるある曹洞宗の寺院。
境内には五重塔などの貴重な建築物が数多くあり、二龍神の棲み家と伝えられる貝喰の池の鯉が人面魚として耳目を集めました。

エスモール→湯野浜温泉は、運賃790円。
回数券70円×10枚+60円×1枚+現金30円=790円を支払います。

往復で回数券全て使って、プレミア130円がお得になる計算です。

※庄内交通バス回数券は2022年6月30日をもって終了しております。

エスモールから47分。
湯野浜温泉に到着しました。

湯野浜温泉

湯野浜温泉バス停前に、足湯と飲泉所があります。
足湯は、お湯が入っていませんでした。

湯野浜温泉の泉質は、ナトリウムカルシウム 塩化物泉。
飲泉所で飲むことが可能です。

日本海に面した湯野浜温泉。
夕陽スポットとしても有名で、日の入り時間が掲示されていました。

ただ、今日は天気が悪いんだな。

=湯野浜振興センター=
昭和50年まで、庄内交通湯野浜線の湯野浜駅だった所です。

今は、湯野浜コミュニティセンター・湯野浜温泉下区公衆浴場・観光案内所・バス待合所を併設した湯野浜振興センターとなっています。

湯野浜温泉には上区と下区、ふたつの共同浴場があります。
湯野浜振興センター裏手に下区公衆浴場の入口があります。

湯野浜温泉公衆浴場(つるおかナビ)

湯野浜振興センター(観光案内所・下区共同浴場・バス停)の位置は、☝コチラ。

湯野浜温泉の源泉供給施設。

湯野浜温泉では平成8年から源泉を一括集中管理しており、温泉街全体に敷設した源泉供給管を通じて、ホテル・旅館・民宿等の宿泊施設19軒・公衆浴場2軒・保養福祉施設3軒・一般住宅20数軒へ源泉を供給しているそうです。

海沿いの道路。
国道112号線は、山形県山形市から月山道路・鶴岡市を経由して、酒田市に至る総延長166kmの一般国道です。

この地域は日本海からの暴風が吹きつけます。
暴風ガードの奥に‥

おぉー!
日本海だ。

=湯野浜海水浴場=
湯野浜温泉郷の長い海岸線に広がる山形県内最大の海水浴場です。

広大な砂浜が広がります。
ここからの夕日はとても美しいのですが、今日はどんより空です。

この日、穏やかだった日本海は翌日‥

ドドドドォー
ザババーン!

荒波の大時化です。
これぞ、冬の日本海!

庄内交通 鉄道廃線跡 (サイクリングコース) 

昔、鶴岡-湯野浜を結んでいた鉄道があったのですが廃止され、庄内交通バス/善宝寺経由湯野浜線が代替交通機関となりました。

こうしてみると、なんとなく鉄道が敷かれていた面影がありますね。
庄内交通/湯野浜駅は島式ホーム1面2線だったようです。

廃線跡を歩いてみましょう。

庄内交通湯野浜線(鉄道)は、通勤・通学客のほか、善宝寺の参拝客・湯野浜温泉の観光客・魚の行商などの旅客輸送及び庄内米の貨物輸送等を担っていましたが、昭和50年4月1日をもって廃止されました。

善宝寺駅までの線路跡.約3.5kmは、サイクリングロードになっています。

冬期は雪で自転車は走れません。
クマに注意!です。

電車が運行されていたのは、昭和4年12月8日~昭和50年3月31日。
湯野浜温泉駅に近づいた電車は、日本海を見下ろす高台を走っていました。

温泉民宿 しらはま屋

=湯野浜温泉/温泉民宿しらはま屋=
これから、2泊お世話になります。

庄内交通 湯野浜線034系統.善宝寺経由鶴岡駅前/エスモール行

2泊の逗留を終えて、帰路につきます。

=湯野浜温泉バス停=
昭和50年まで庄内交通湯野浜線の湯野浜駅だった跡地、湯野浜振興センターにバス停があります。

鶴岡駅/エスモール行のバスに乗りましょう。

🚌庄内交通:鶴岡エスモール行
湯野浜温泉.9:00→庄内観光物産館.9:29

湯野浜温泉よ。
さらばじゃ。

鶴岡-湯野浜温泉のバスは、善宝寺経由と加茂水族館経由の2系統があります。
乗ったバスは、加茂水族館経由でした。

加茂水族館経由だと少しの間、日本海に沿ってバスは走るんですよ。

昨日は大時化でした。
今日も荒れていますね。

加茂水産高校です。
バスは、クラゲで有名な加茂水族館も経由します。

江戸時代に北前船が行き来した加茂港の船主集落‥
北前船で栄えた当時の町割りが今もそのまま残り、日本遺産に認定されました。

湯野浜温泉→庄内観光物産館は、運賃670円。
回数券70円×1枚+60円×10枚=670円を支払います。

回数券使用によって、往復で130円お得になりました。

※庄内交通バス回数券は2022年6月30日をもって終了しております。

帰りは鶴岡駅まで乗らず、庄内観光物産館で下車。

庄内観光物産館は、山形道・鶴岡インター隣りに位置します。
山形県の特産品・名産品を種類豊富に取り揃えたお土産処/銘品館をはじめとし、日本海の海産物の販売、和食・海鮮料理・郷土料理・庄内ラーメンが食べられる食事処などがある、観光スポットです。

庄内観光物産館の位置は、☝コチラ。
山形自動車道鶴岡インター近くです。

さて、庄内物産観光館からは、東京・新宿・渋谷・TDL・京都・大阪・USJ・仙台・山形への高速バスに乗ることができます。

※2022年10月現在、減便・運休路線があるので、詳細は庄内交通高速バスHPをご覧願います。

かつては鶴岡-湯野浜温泉の鉄道事業を行っていた庄内交通。
利用客の低迷から昭和50年に鉄道は廃止され、湯野浜温泉への公共交通機関でのアクセスは酒田・鶴岡からのバスのみとなったのですが、この記事を書いたのち2022年7月末をもって酒田線は廃止。
また、お得な回数券も廃止となってしまいしました。

鶴岡からのバスは、善宝寺経由と加茂水族館経由があり、湯野浜温泉に行くならどちらのバスでも行けますが、加茂水族館に行く場合、善宝寺経由は行きません。
どちらのバスも経由する庄内物産観光館は、高速バスが停まるので乗り継ぎができるのは便利ですね。

鶴岡から加茂水族館・湯野浜温泉を日帰りで巡るなら、つるおか1日乗り放題券Bコース/1,000円がお得です。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。