【散策】栃木県那須湯本の湯本園地(温泉神社・殺生石)を歴史散歩しよう

■0038・2021年9月21-22日 那須1泊2日-4

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栃木県那須連山の高原地帯にある那須湯本温泉には、温泉神社や殺生石と言った歴史にちなんだ名勝があり湯本園地として整備されています。

本記事では、湯本園地を歴史散歩してみました。

那須 湯本園地

※画像をクリックすると、拡大します。

那須湯本温泉には、温泉神社・殺生石・賽の河原からなる、湯本園地があります。
今回は、ここを歩いてみましょう。

湯本園地は、☝この一帯。
赤枠の中です。

那須湯本温泉へは‥
那須塩原駅黒磯駅→那須ロープウェイと、那須ロープウェイ→黒磯駅・那須塩原駅の路線バスで行くことができます。
※上記赤文字をクリックすると、関東自動車バス時刻表へリンクします。

那須湯本温泉バス時刻表(関東自動車)

車の場合、無料駐車場があります。

=こんばいろの湯=
バス停近くにある、天然温泉かけ流しの足湯です。

温泉神社

=温泉神社=
おんせんじんじゃではなく、ゆぜんじんじゃと言います。

狩野三郎が狩りの時、矢で傷をおった白鹿が湯で癒しているのを見つけた事が温泉の発見となり、神社を創建しました。
参拝していきましょう。

那須温泉神社

那須温泉神社の位置は、☝コチラ。
那須湯本温泉バス停からスグのところです。

=大和さざれ石=
国歌君が代の歌詞にある’さざれ石’だそうです。
ちなみに、さざれ石は那須だけでなく、他の場所にもあるそうです。

=見立神社=
一の鳥居のすぐ先にあり、狩野三郎を祭神として祀られています。
温泉神社の境内にはいくつかの神社やお社があります。

=愛宕福水=
那須湯本は温泉もさることながら、湧水も多いんです。
御神水は社務所で初穂料一千円受付をお願いいたしますとのことです。

苔むした長い階段を昇ると‥

=愛宕神社=
お社があるだけの小さな神社でした。

=御神木/生きる=
推定樹齢800年のミズナラ。
パワースポットですね。

境内に小さな祠があります。

左から‥
山神社・神明宮・琴平神社・疱瘡神社 です。
山神社の祠には、大正6年12月松川屋建立とありました。

お参りしていきましょう。
パンパン.礼。

=昭和天皇.お手植えの松=
大正十二年八月.昭和天皇が摂政殿下だった頃にお手植えされた松です。

=温泉神社.本殿=
旅の安全を祈願して‥
パンパン.礼!

=九尾稲荷神社=
殺生石の由来である九尾の狐を祀ったお稲荷様です。

こちらも‥
パンパン.礼。

殺生石賽の河原

殺生石賽の河原が見えて来ました。

11:04
=殺生石=
どの石かと申しますと‥

はい、この石です。
悪い九尾の狐が毒石になり、源翁和尚がお経をあげ続けると、毒石は3つに割れて飛び散り、ひとつだけ残ったこの石を人々は殺生石と呼ぶようになりました。

では、賽の河原を歩いてみましょう。

=千体地蔵=
たくさんのお地蔵様が安置されています。

周囲は硫黄臭が漂い、火山ガスで草木は生えません。

=湯の花採取場跡=
昔、殺生石賽の河原一帯の地温は地表で80℃を超え激しい噴煙が立ち上がっていました。
その噴気を活用し湯畑を作り、湯の花を採取していました。
殺生石賽の河原での湯の花採取は昭和18年以降行われなくなりましたが、当時の湯畑が再現されています。

=盲蛇石=
昔、五左エ門と言う湯守りが殺生河原にいた盲の蛇を可哀想になり、小屋を作ってあげ、盲蛇に対する暖かい気持ちが神に通じ湯の花の作り方を教えてくれました。
村人は盲蛇に対する感謝の気持ちを忘れず、蛇に似たこの石を’盲蛇石’と名付け、大切にしたのだそうです。

11:14
湯本園地を散策しました。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。