【散策】第34回主要国首脳会議開催地 北海道洞爺湖サミット記念館を見学しよう

■0124・2021年12月6-12月11日 北海道/室蘭洞爺湖.5泊6日-9

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北海道の洞爺湖にやって来ました。
2008年7月に開催された第34回主要国首脳会議「北海道洞爺湖サミット」の記念館があります。
G8の首脳がどのように環境問題に議論したのか?
見学してみましょう。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。

北海道洞爺湖サミット記念館

コチラから続いております。

洞爺湖温泉バスターミナル3階に、北海道洞爺湖サミット記念館があります。

北海道洞爺湖サミット記念館の位置は、☝コチラ。

=北海道洞爺湖サミット記念館=
2008年7月7日~9日の3日間、北海道では初となる第34回主要国首脳会議「北海道洞爺湖サミット」が開催され、主要8カ国に加えアフリカ諸国・オーストラリア・インド・ブラジルの首脳が、環境問題など地球規模で抱える諸問題を議論しました。

入館無料です。
見学していきましょう。

G8の首脳が出席して開催された北海道洞爺サミット

北海道洞爺サミットに出席したG8の首脳です。

左から‥
■イタリア共和国・シルヴィオ・ベルルスコーニ首相
■カナダ・スティーヴン首相
■ロシア連邦・ドミートリー・メドヴェージェフ大統領
■アメリカ合衆国・ジョージ・W・ブッシュ大統領
■日本国・福田康夫内閣総理大臣 (議長)
■フランス共和国・ニコラ・サルコジ大統領
■ドイツ連邦・アンゲラ・メルケル首相
■グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(イギリス)・ ゴードン・ブラウ首相
■欧州連合・ジョゼ・マヌエル・ドゥラン・バローゾ欧州委員会委員長

中央に開催国首脳。
その左右に大統領・首相・国際機関の長の順で在任期間の長い首脳順に並ぶという記念撮影のルールがあるそうです。

※この当時は8ヶ国だったのでG8でしたが、ロシアが2014年以降参加資格を停止されました。
 2021年現在はG7となっております。

=円卓会議=
G8ワーキングセッションが行われたテーブルと椅子です。
北海道産イタヤカエデが使われた円卓と椅子は、旭川市の隣り東川町の’北のすまい設計者’が手掛けました。

円卓会議の様子。
首脳の方々は耳にイヤホンをつけて、同時通訳の声を聴いて会議に挑んだそうです。

拡大会合用会議テーブル

=拡大会合会議=
サミット開催期間中に、アフリカ諸国との拡大会議で食料価格高騰等についてグローバルな課題について討議。
また、オーストラリア・ブラジル・メキシコ・南アフリカ・インド・インドネシア・韓国・中国の首脳が加わり、温暖化問題となる温室効果ガス削減の実質的な協議が行われました。

拡大会議用テーブルの現物が展示されていました。
長さ11m・幅1.8~2.4mのブナ材でできております。

日本国のお席はコチラです。
見学者も座ることができます。

サミットで振舞われた料理

=味のおもてなし=
地元北海道産の食材をPRする絶好の場となりました。
その陰では、会場となった’ザ・ウインザーホテル洞爺’中村勝宏総理長が陣頭指揮を行い、24時間体制で厨房は戦場のようになったそうです。


酪農が盛んな北海道産のチーズ。
網走で採れたキンキの炭火焼き。
白糠産仔羊のロースト。

北海道の食材を使った料理が提供されました。

オホーツク産毛ガニのビスク’カプチーノ。
オホーツクで獲れた新鮮な毛蟹を丸ごと使った贅沢なスープで、真狩村産完熟トマトや羊蹄山の伏流水が味のサポートをする逸品です。

へぇ、どんなお味がするんだろね?

華やかなデザート。
食べたことない料理ばかりだ。

議長統括に使われた演台

=議長統括に使われた演台=
ルスツリゾート(北海道留寿都村)に設けられた国際メディアセンターで、福田総理が記者会見に臨まれました。

使用された演題が展示されています。
演台に立って会見に臨むフリをする筆者。(笑)

サミットを警備した全国の警察

全国47都道府県の警察が集結し、サミットの警備を行いました。

沖縄県警のパトカーが北海道を走るなんて、ある意味レアですね。
これらを追いかけるマニアの方もいらっしゃるそうです。

ジオパーク「大地の恵み」展

=ジオパーク「大地の恵み」展=
サミット記念館に隣接してあります。
コチラも見学していきましょう。

20世紀 4回の噴火と新山誕生

有珠山の噴火についての展示です。
20世紀にあった4回の噴火と新山誕生について学びましょう。

No1 =1910年(明治43年)の噴火=
有珠山の北側に45個もの火口が次々と開き噴火。
この噴火後に温泉が発見され、それが今の洞爺湖温泉となりました。

No2 =1943-1945(昭和18-20年)の噴火=
有珠山の東側、地震と地割れが数ヶ月続いたのち、噴火が始まり麦畑が持ち上げられた上に溶岩ドームが顔を出し、昭和新山が形成されました。
当時の被災地は、昭和新山の見学の地となっているそうです。

No3 =1977-82年(昭和52-57年)の噴火=
有珠山画像砂礫部の下部から噴火。
ここには銅沼がありましたが、噴火で火口となり沼は噴出物で埋まってしまいました。

No4 =2000年(平成12年)の噴火=
有珠山の西側、西山山麓から金毘羅山にかけて噴火。
熱泥流や噴石、地殻変動で家屋や橋が破壊されましたが、噴火予測に従って住民避難が行われたため、死傷者がゼロになったのは幸いでした。

これは、記憶に新しいですね。

洞爺はアイヌ語でどんな意味?

さて、洞爺(トーヤ)はアイヌ語かきた言葉なのですが、その意味はどれでしょう?

はい、答えは ① トー(湖)・ヤ(岸/丘)=湖の岸 でした。

2008年7月7日~9日の3日間、
北海道では初の開催となった第34回主要国首脳会議「北海道洞爺湖サミット」で使われたテーブルや椅子、演台などが展示され、サミットの様子をパネルで知ることができます。
要人に振舞われた料理の紹介もあり、一般人には食べられない贅沢な料理が出されていることを知りました。


北海道洞爺湖サミット記念館はバスターミナル3階にあり、入場無料です。
ジオパーク展と合わせて見学してみてはいかがでしょうか。

旅は、コチラへ続きます。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。