【船旅】徳之島へ18時間50分！奄美海運/フェリーあまみ (奄美航海編)

■0093・2021年11月15-19日　クィーンコーラル8奄美沖縄.4泊5日-8

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コチラ☟から続いています。
【船旅】徳之島へ18時間50分！奄美海運/フェリーあまみ (船内編)

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奄美海運・フェリーあまみ。
奄美群島のライフラインとして活躍する中型貨客フェリーです。

この船に乗って、鹿児島→徳之島/平土野 589km/18時間50分の航海中です。

鹿児島-喜界-奄美航路 (→船中泊→喜界島)

フェリーあまみは奄美群島.喜界島・奄美大島・徳之島と寄港し、島への物資を届ける重要な使命を持った離島航路であります。

鹿児島.17:30
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喜界島/湾.4:30-5:00
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奄美大島/名瀬.7:00-7:30
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奄美大島/古仁屋.9:40-10:00
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徳之島/平土野.12:20

鹿児島を17:30に出航した奄美海運/フェリーあまみは徳之島へ向けて航行中。
深夜の東シナ海を南下しております。

さて、第一寄港地となる喜界島は奄美大島の東、奄美群島の中で最も北東部に位置する離島です。

あっ！
もう、喜界島に近い位置に来ていますね。

鹿児島から377km/11時間40分。
第一寄港地となる喜界島/湾港に入港しました。

接岸完了。
パチパチパチ‥

喜界島で鹿児島から乗船した大半の船客が下船し、喜界島から40名ほどが乗船。
名瀬方面への1日1本の定期船なので、この船で通勤・通院などされる方も少なくないようです。

そして、島への物資が降ろされていきます。

定期船が発着する湾港の位置はコチラ。
まだ夜が明けておらず、島のどこにいるのかわからないので、現在地を検索してみると、島の西部にいることが判明しました。

ゴゴゴゴォー
定刻5時に喜界島を出航しました。

鹿児島-喜界-奄美航路 (喜界島→奄美大島/名瀬)

喜界島よ。
さらばじゃ。

フェリーあまみは喜界島から65km/2時間。
第2寄港地、奄美大島/名瀬へ向かいます。

まだ眠いです。
すいません、もう少し寝かせて下さい。

おはようございます。
目が覚めたら、そこは別世界！

遊歩甲板に出てみると、心地よい空気が身を包み、清々しい朝です。
フェリーあまみは奄美大島西岸を航行しています。

鹿児島から喜界島経由で、442km/13時間22分
奄美大島/名瀬新港に入港します。

佐大熊岸壁には、鹿児島-奄美群島の定期貨物航路、共同組海運/きょむらん(2,502t)が停泊中。

名瀬新港の接岸地点が見えてきました。
この後、港内で回頭して‥

接岸完了。
パチパチパチ‥

喜界島から乗船された大半の方は名瀬で下船されました。

フォークリフトがフル稼働して、荷役作業が行われております。
マストの赤い旗はB旗と言う国際信号旗で、危険物を運搬していることを示しています。

鹿児島-喜界-奄美航路 (奄美大島/名瀬→古仁屋)

ゴゴゴゴォー
定刻に奄美大島/名瀬を出航。

第3寄港地は、奄美大島から72km/2時間。
奄美大島の南部/古仁屋へ向かいます。

岸に沿って大きく弧を描きながら、進路を南へ向けています。
しばらくは、東シナ海の奄美大島西岸に沿って、航行します。

朝食にしましょう。
昨日、鹿児島のニシムタで仕入れておきました。

■カレー南蛮うどん‥58円
■おにぎり2個まとめ売り‥115円
・梅干おにぎり
・野沢菜おにぎり

奄美大島の西端、曽津高崎(西古見灯台)沖です。
この海域で、進路が南から東へ変わります。

進路を東へ向け、奄美大島南岸に沿うようになると、右舷に加計呂麻島が近づいてきました。

さぁ、いよいよこの航路のハイライト。
奄美大島と加計呂麻島に挟まれた大島海峡を航行しますよ。

奄美大島と加計呂麻島に挟まれた大島海峡は、昭和49年に海峡全域が奄美群島国定公園に指定され、後の平成29年には奄美群島国立公園に昇格となりました。

大島海峡は幅約2～5km・延長約20kmと言われております。
地図で見ると、フェリーあまみが狭い海峡を航行しているのがわかりますね。

奄美大島は、世界自然遺産「奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島」として、令和3年7月26日のユネスコ世界遺産委員会において、正式に決定となったそうです。

おめでとうございます。
パチパチパチ‥

加計呂麻島は面積77.25平方kmあり、大島海峡を挟んで奄美大島南岸と向かい合っています

鹿児島→徳之島へは、8,000t級大型フェリーが運用される那覇行主幹航路の方が早く行けるのに対し、喜界航路だと船が3,000t級と小さくなって時間もかかるのですが、主幹航路は大島海峡を航行しないので、この景色を堪能できる喜界航路の方が魅力あるんです。

名瀬-古仁屋だけでも乗ってみる価値あり。
ローカル航路の旅、オススメです。

この航路は、鹿児島-喜界・喜界-名瀬の利用が大半で、名瀬から先は船客の姿が見られなくなります。
この日も、名瀬-古仁屋は私を含めてふたりだけ。
古仁屋から3名乗って計5名。

静かな船旅が楽しめるのも、この航路の魅力なんです。

第3寄港地‥
奄美大島の南部/古仁屋です。
接岸地点が見えて来ましたよ。

奄美大島と加計呂麻島を行き来する瀬戸内海上タクシー。
島の人々にとって、重要な交通機関です。

海峡内で船体を180度回頭させ、接岸態勢に入り‥

鹿児島から514km/16時間13分、接岸完了です。
パチパチパチ‥

島への物資が降ろされ、テキパキと荷役作業が進められ‥

ゴゴゴゴォー
古仁屋を出航しました。

鹿児島-喜界-奄美航路 (奄美大島/古仁屋→徳之島)

古仁屋-瀬相・生間航路に就航する、瀬戸内町営船/フェリーかけろまが見えます。
こちらも島の重要な交通機関です。

再び東シナ海へ向けて、大島海峡を航行します。

次は、奄美大島/古仁屋から75km/2時間20分。
最終寄港地となる、徳之島/平土野です。

案内所で、わかめおにぎり2個入りパックが110円！
船上価格とは思えない破格なので、即購入。

鹿児島と言ったら、セイカ食品のボンタンアメ。
鹿児島県阿久根市産のボンタンを添加した求肥飴です。
大正13年発売開始のロングセラー商品で、当時の競合商品とされたのは、森永ミルクキャラメルだったそうです。

そして、鹿児島と言ったらさつまいも‥
さつまいもを使ったスイーツ、スイートポテトを頂きましょう。
鹿児島のお菓子かと思いきや、タルトで有名な愛媛県八幡浜市.あわしま堂製造のお菓子でした。

■わかめおにぎり‥110円
■ボンタンアメ‥131円
■和風スイートポテト‥105円

大島海峡を出ました。
航跡を描きながら進路を南へ変え、東シナ海に入ります。

トンバラ岩‥
徳之島北方沖合の岩礁です。

徳之島が近づいてきましたよ。

徳之島沖、島の西海岸に沿って航行し、徳之島空港に自衛隊機が駐機しているのが見えます。

昨夜から穏やかな海況に恵まれ、快適なクルーズ(貨客船ですが‥)を楽しむことができました。

鹿児島からの19時間があっという間です。
これだから、船旅はやめられない。

接岸地点が見えてきました。
最終寄港地、平土野港に入港します。

徳之島も世界自然遺産に登録されました。
おめでとうございます。

港から見えるのは、平土野の街です。
徳之島北西部、鹿児島県大島郡天城町の中心地となります。

狭い湾内で、船体を180度回頭中。

海の色が綺麗だ。
ウミガメがいたけど、撮影失敗！

最終の接岸態勢に入りました。

あぁ～
楽しい船旅が終わっちゃうよ～。

ホーサーがビットにつながれました。

・ホーサー‥係留用ロープ
・ビット‥係留用鉄杭

接岸完了。
パチパチパチ‥

名残惜しいですが、下船しましょう。

鹿児島から589km/19時間。
奄美群島/徳之島に上陸しました。

=神田運送と船客待合所=
マルエーフェリー・奄美海運代理店の神田運送。
徳之島の荷役作業を担い、乗船券購入と乗船手続きはコチラで行います。
待合所は待合室がウォッシュレット付きのトイレがあるだけの小さな建物です。

さて、今夜は徳之島に泊まります。
次回は、島をほとんど観光しないで、宿でのんびりだらだらと過ごします。

鹿児島を夕方出航したフェリーあまみは、早朝に喜界島に寄港してから、奄美大島へ向かいます。
鹿児島からの乗船客の大半は喜界島で下船し、喜界島からは奄美大島に通う通勤通学の方々が乗船し、生活航路であることを実感します。
喜界島から乗船した方々も大半は名瀬で下船するので、名瀬～徳之島の船内はとても静かです。

そして、本航海のハイライトとなるのは、奄美大島と加計呂麻島に挟まれた大島海峡の航行です。
美しい島の風景を眺めながらの航海は、飽きることがありません。
鹿児島からの18時間50分は、あっと言う間でした。

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