■0448・2025年4月13日-18日・小笠原5泊6日-17

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東京から南へ1,000キロ!
小笠原滞在最終日はとんぼ返りになりましたが、母島を往復しました。
この記事は、父島→母島2時間の船旅、伊豆諸島開発/ははじま丸の乗船記(航海編)です。
※記事中の価格等は、2025年4月現在のものです。

東京から南へ1,000km!
小笠原諸島父島の境浦ファミリーに滞在中。
父島滞在4日目(最終日)の朝を迎えました。
境浦ファミリーの記事は、☝コチラ。
ご覧いただけましたら幸いです。

朝7時にチェックアウト。
現地最終日は母島を日帰りするので、二見港へ送って頂けました。
母島を日帰りするなら父島3日目がベストなのですが、昨日は時化で船が大揺れ確定だったので中止。
現地滞在最終日(4日目)は、母島滞在が2時間ほどしかありませんが、父島に戻ったと同時に東京行きおがさわら丸に乗り継げるのです。
▼目次
母島航路 (伊豆諸島開発)

二見港ははじま丸船客待合所に着きました。
ははじま丸の待合所は、おがさわら丸の待合所と同じではありません。
おがさわら丸待合所から200m/徒歩3分ほど離れているのでご注意願います。
ははじま丸船客待合所の場所は、☝コチラ。

神社仏閣めぐりで集められる御朱印の船バーション‥
2021年4月に日本旅客船協会の公認事業としてスタートしたプロジェクト/御船印です。
父島-母島航路を運航する伊豆諸島開発(株)も加盟社のひとつで、父島でははじま丸の御船印を入手できると思いきや‥
母島に行かないとははじま丸の御船印が入手できないことが判明しました。

ならば行くしかない。
そんな訳で父島滞在の最終日、トンボ帰りになりますが母島に行くことにしました。
父島→母島.2等乗船券/5,080円を購入。
クレジットカードや交通系ICカード、PayPayなどで支払い可能です。
往復割引はありませんでした。
父島から南へ50km‥
母島へのアクセスは、伊豆諸島開発が運航するははじま丸だけとなります。
母島航路の歴史

では、ここで母島航路の歴史を見てみましょう。
1976年(昭和51年).貨物船だった第2弥栄丸(218t)を貨客船に改造して1979(昭和54年)まで、父島~母島航路に就航していました。
その後、初代ははじま丸」が就航し、2代目・3代目と引き継がれていきます。

■初代.ははじま丸 (302トン)
これまで貨物船を改造した貨客船で運航していた母島航路に初の新造船として、ははじま丸が下田船渠(静岡県下田市)で建造され、1979年(昭和54年)~1991年(平成3年)に就航しました。。
1993年(平成3年)に2代目が就航すると一線を退き、第2ははじま丸に改名。
ゆり丸が就航するまで予備船として活躍しました。

■2代目ははじま丸 (490トン)
初代の後継船として、三菱重工業下関造船所で1991年(平成3年)5月31日に竣工。
父島-母島を2時間10分で結び、1991年(平成3年)から25年間、母島の顔として運航。
2016年(平成28年)7月、3代目の就航によって2代目おがさわら丸と共に小笠原の海から去りました。。
引退後はソロモン諸島で活躍しているとの事です。

■3代目.ははじま丸 (453トン)
老朽化した2代目の後継船として、渡辺造船所(長崎市)で2016年(平成28年)6月14日に竣工。
2016年(平成28年)7月1日に就航した現行のははじま丸で、父島-母島を2時間で結びます。
2代目の490tよりわずかに総トン数が減りましたが、全長は前船比8.5m増・全幅は3m増となり、船体そのものは大きくなりました。
運航会社の伊豆諸島開発が、母島の島民から要望を参考にして建造したそうです。
これから、この船に乗って母島へ向かいます。
父島→母島

桟橋には、東京航路/おがさわら丸と母島航路/ははじま丸が並んでいます。
こうして見ると、船の大きさの違いが一目瞭然ですね。
母島航路就航船・ははじま丸

これから乗る、ははじま丸です。
逆光でスミマセン。
= ははじま丸 =
船種‥貨客船
船籍‥日本/東京
航海区域‥近海
所有‥伊豆諸島開発・鉄道建設 運輸施設整備支援機構
運用‥伊豆諸島開発株式会社
総トン数‥453t
全長‥65.2m
全幅‥12.0m
建造所‥渡辺造船所 (第227番船)
就航‥2016年(令和2年)7月1日
ははじま丸船内編

ははじま丸の船内案内図。
船内設備については、別記事にまとめました。
ははじま丸船内編の記事は、☝コチラ。
ご覧頂けましたら幸いです。
ははじま丸に乗船 2時間の船旅

出航15分前。
では、乗船しましょう。

船体後方にある2等絨毯席。
2等室は絨毯席と椅子席があり、早い者勝ちの自由席となります。
まずはこちらの一角を陣取りました。
父島二見港 出航の儀(単に眺めるだけ)

そろそろ、出航時刻です。
出航の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。
タラップが外されて‥

7:30
ホーサーがビットから外されました。
・ホーサー‥係留用ロープ。
・ビット‥係留用鉄杭。

ゴゴゴゴォー
ははじま丸、母島へ向けて出航!

前進で離岸成功。
パチパチパチ‥

ポォォー!
出航の汽笛が港に響き、おがさわら丸の脇を抜けていきます。

父島→母島59km/2時間の船旅が始まりました。

東京と父島を結ぶ、小笠原海運/おがさわら丸(11,035t)。
この日、15:00に東京へ向けて出航します。

父島よ‥
さらばじゃ。←(午後に戻って来るけど)
大揺れするははじま丸


母島までの2時間、苦行に耐えなくてはならない
父島二見港を出港した昨日のははじま丸。
昨日は海況が悪く、まだ湾内なのに激揺れでした。
見てるだけで船酔いしそう‥
昨日乗った方々は辛かったろうな。

ははじま丸は500tほどと、外洋を航行するには小ぶりの船です。
時化ると激揺れになるので、船室にはG〇RO袋がセットされた洗面器がスタンバイされています。

あぁ、やっぱりやられているのね。
船員様の苦労が目に浮かびますな。
外洋を航行

二見湾に突き出た八木山沖を航行。
いよいよ外洋に出ますよ。

父島が離れていきます。

潮流が早くて航跡が定まっていません。
この日は波高1.5mほどですが、うねりがあるので多少の動揺を感じます。

おっ!
前方に島を発見!

前方確認!
アイアイサー。
双眼鏡で眺めていると‥

うおぉぉぉー!

はい、記念撮影コーナーの写真でした。
期待させてスンマセン。
なんせ、演出も必要なもので‥
ははじま丸は、ホエールライナーと銘打って運航されているだけあって、航行区域では冬から春にかけてザトウクジラ・一年中マッコウクジラが見られるそうです。
今日は姿を見せてくれませんな。

はい、気を取り直して、再度前方確認!
前方に見えているのは母島ですね。

8:56
父島から1時間26分。
母島が近づいてきます。

母島は父島から50kmほど南に位置する小笠原諸島の島です。
地形は南北に細長く面積20㎢ほどで、気候は亜熱帯海洋性気候に属しています。

9:10
父島から1時間40分。
母島北端に浮かぶ鬼岩沖を通過。
ははじま丸は母島西岸に沿って航行します。

前方に数多くの島が連なっているのが見えて来ました。
母島の周囲には向島・平島・姉島・妹島・姪島などの島が浮かび、母島列島を形成しています。

母島西岸沖を航行中。
こうして見ると、母島も断崖絶壁の島ですね。
母島沖港へ入港着岸

父島から2時間3分‥
定刻より少し遅れて島の南西部、沖港に入港しました。

島の交通の要となっている沖港。
着岸地点が見えてきました。

さぁ、母島にやって来ましたよ。
着岸の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

狭い湾内で、船体を左へ180度回頭。

長さ180m/2バースある-5m岸壁に、ははじま丸は着岸します。

桟橋へ前進でアプローチ。

コンテナを収納する貨物倉。
へぇー、こうなっているんですね。

米国返還当時、艀が着岸できる小突堤しかない状態であった沖港。
1970年(昭和45年)8月に東京都管理の地方港湾に指定され、1973年(昭和48年)に長さ65m/1バースの-4.5岸壁が完成したことにより貨客船の接岸が可能となり、その後も浚渫工事と岸壁の延伸を実施。
現在は長さ180m/2バースの-5 m岸壁に改良され、2隻同時接岸が可能となりました。

最終の着岸体制に入りました。
巧みな操船です。

あぁ~
楽しい船旅が終わっちゃうよ~ ←(2時間後にまた乗るけど)

ホーサーがビットにつながれまして‥

9:38
父島から2時間8分。
タラップが架けられて着岸完了!
パチパチパチパチ‥

では、名残惜しいですが、下船しましょう。
母島に上陸

母島に上陸!
=沖港船客待合所=
ははじま丸発券窓口と母島観光協会があります。
母島沖港船客待合所の場所は、☝コチラ。
ははじま丸の御船印

観光協会で、ははじま丸の御船印をゲット。
母島に行かないと入手できない代物です。
第三番社/伊豆諸島開発 (御船印プロジェクト)
母島をぶらり2時間散策

さて、父島行きのははじま丸の出航は12:00です。
2時間ほどあるので、沖港周辺を散策してみました。

〈関連記事〉
【散策/離島】母島ぶらり2時間散策 (東京都小笠原村母島)
母島2時間ぶらり散策の記事は、☝コチラ。(作成中)
ご覧頂けましたら幸いです。
母島→父島

2時間ほど母島を散策しまして‥

沖港に戻ってきました。

母島→父島.2等乗船券/5,080円を購入。
クレジットカード・交通系ICカード・PayPayなどのキャッシュレス決済が可能です。

ははじま丸よ。
復路もよろしく頼みますよ。
ははじま丸に再乗船

乗船開始です。
では、乗りましょう。

まずは、自分の城を確保して‥
母島沖港を出航 見送り風景

甲板へ。
出航の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

11:58
ホーサーがビットから外されました。

ゴゴゴゴォー
ははじま丸、父島へ向けて出航!

母島の皆様が見送りをしてくれています。

ポォォー!
出航の汽笛が港に響き、前進で離岸成功。
パチパチパチ‥

乗船された皆様も別れを惜しんでいます。
船の別れって心に響くものがありますね。

港から突き出ている防波堤は、沖港外部西防波堤です。
1991年(平成3年)に完成し、母島を荒波から守ります。

大きく弧を描いて沖港から離れました。
たった2時間しか滞在しなかったのに‥
母島、来てよかった‥
外洋を航海

母島→父島59km/2時間の船旅が始まりました。

母島列島の島々も見送ってくれているように見えます。

母島の沖に浮かぶ奇岩、四本岩。
穴あき岩はふたつと数え、左の尖がった岩と右の三角岩を合わせて4つで、四本岩と言うそうです。

母島の西岸に沿って航行しますよ。

2012年(平成23年)6月、小笠原諸島はユネスコの世界自然遺産に登録され、母島は島全体でなく、集落地などを除いた陸域と、一部周辺の海域が世界遺産の区域となっております。

断崖絶壁.秘境感たっぷりですね。
まさにここは東洋のガラパゴスだ。

ドーン!
波がないように見えますが、うねりがあるので、多少の揺れを感じますな。

ははじま丸は、4,400馬力のディーゼルエンジン2基と2軸の推進器によって、航海速力16ノット(約29Km/h)で航行中。

12:27
母島から30分。
母島北端に浮かぶ鬼岩沖を通過。
ははじま丸は母島から離れていきます。

母島よ。
さらばじゃ。(涙)

ドドーン!
外洋を航行するので、時化たら揺れは免れないははじま丸。
減揺装置/フィンスタビライザーが装備されているので、ローリング(横揺れ)が軽減されています。
では、ひと眠りするとしますか‥

13:52
ひと眠りして目が覚めたら、ははじま丸は父島に近づいていました。

父島は東京都小笠原村の中心を成す周囲52km・面積23.44㎢の離島で、小笠原諸島の中では硫黄島に次いで2番目に大きい島です。

あぁ、母島はもう見えなくなっちゃいましたね。

ははじま丸は父島沖に差し掛かりましたよ。
突き出ているのは南島です。

今日は揺れが少なくて良かった。
快適な船旅でした。

父島西岸に沿って航行中。

南島の西岸を正面から眺めます。

おっ!
遠くに父島の街が見えてきましたよ。

13:58
母島から2時間。
左舷に鳥帽子岩を眺めて二見湾に入ります。
父島二見港に入港着岸

父島の交通の要となっている二見港。
着岸地点が見えてきました。

二見湾に聳える旭山(267m)。
咸臨丸で来島した幕府の巡検隊が日本国旗をこの山頂に立てたとして有名な山です。

14:03
母島から2時間3分。
二見港にアプローチ。

東京行きのおがさわら丸。
ははじま丸下船後乗り換えて、1時間後には父島を離れます。
おがさわら丸の父島入出港日、ははじま丸は接続するダイヤで運航されているのです。

大きい船ですね。
おがさわら丸の全長は150mあり、離島航路就航船としては最大級の船舶なんですよ。

湾内で、船体を左へ180度回頭。

前進で着岸体制に入りました。

あぁ~
楽しい船旅が終わってしまうよ~

ホーサーがビットにつながれました。

14:08
定刻より8分ほど遅れて、着岸完了。
パチパチパチ‥

では、下船しましょう。

航海を終えたははじま丸。
わずか2時間の滞在でしたが、母島に行けて良かったです。
《 関連リンクまとめ 》
・御船印プロジェクト
・第三番社/伊豆諸島開発 (御船印プロジェクト)
・伊豆諸島開発母島航路
・世界自然遺産
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【船旅】伊豆諸島開発/ははじま丸 (父島-母島) 船内編
【散策/離島】母島ぶらり2時間散策 (東京都小笠原村母島) 作成中
【宿泊】南の島の一軒宿/境浦ファミリー (東京都小笠原村父島)
ご覧くださいまして、誠にありがとうございました。




