【船旅】2000年就航 ミレニアム.ファルコン〈惜別〉青函フェリー/3号はやぶさ (船内編)

■0376・2023年9月6日~8日.北海道2泊3日-11/13

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青函航路に就航し、23年間活躍して来た青函フェリー/3号はやぶさが新造船/はやぶさⅢにバトンを託し引退します。
そこで惜別乗船として、函館→青森を乗船しました。
本記事は、3号はやぶさ/船内編です。

※記事中の価格等は、2023年9月現在のものです。

青函フェリー/3号はやぶさに乗って、函館から青森へ3時間50分のクルーズ。

青函フェリーは、2000年10月の海上運送法の改正により、自動車航送貨物定期航路事業を一般旅客定期航路事業に事業変更した共栄運輸㈱と北日本海運㈱が共同運航を開始。
2022年3月24日に両社が合併し、青函フェリー㈱となりました。

青函フェリーは簡素な設備で、安さを売りにしている海運会社です。

=青函フェリー/3号はやぶさ=
旧社名.共栄運輸が旅客事業に参入した2000年、当社初の旅客フェリーとして建造され就航。
この船舶は3代目の3号はやぶさとして、ミレニアムファルコンの愛称で親しまれました。

= 3号はやぶさ =
総トン数‥2,107t
全長‥101.62 m
型幅‥15.8 m
船種‥フェリー
船籍‥日本/函館
航海区域‥沿海
所有/運用者‥青函フェリー㈱
建造所‥函館どっく
就航‥2000年9月

3号はやぶさの船客区画は、船楼甲板1層のみ。
旅客化初の新造船で、船内設備はいたって質素。
青函フェリーは簡素な設備で、安さを売りにしています。

青函フェリーにボーディングブリッジはありません。

3号はやぶさ・あさかぜ21は‥
青森側バウランプ (前部)・函館はスタンランプ (後部)から、車両と同じように乗下船します。

車両甲板を通り抜けて‥

狭い急な階段を上がります。
エレベーターやリフト昇降機はありません。
3号はやぶさはバリアフリーではないのです。

階段をあがると、船楼甲板に出ました。

はい、こちらが旅客室入口です。

中に入ると、吹く抜けのエントランスホールはなく‥
船内はいたってシンプルです。

= 2等和室 =
これぞ、船旅の基本。
大部屋雑魚寝の和室です。

2等和室は2室あり、自由席(早い者勝ち)です。
富裕層も平民も平等で格差がありません。←(富裕層は青函フェリーに乗らないと思いますが‥)

=2等リクライニングシートルーム=
自販機コーナーと、食事ができるテーブル・椅子があった部屋を改造して、リクライニングシートを並べた客室です。
昔は喫煙ができたみたい。

どこかの廃品から転用したのか?
座席の形がばらばらなのはご愛敬。

リクライニングシートルーム後方には、以前からある自販機コーナーが今も健在。

=ドライバー室=
我が国の物流を守るトラックドライバー様専用区画です。
一般船客は利用できません。

=ロビー=
元は奥に見えるコの字型ソファがあるだけだったと思うのですが、後からベンチ椅子が置かれたみたい。
なんだか病院の待合室みたいですね。

青函フェリーには旅客掛の乗組員はおらず、案内所はありません。
緊急時は、画像左にある壁掛け電話で乗組員様に連絡できます。

=船内案内図=
もうすぐ引退してしまう船なので撮影しておこう。
カシャ。

=救命胴衣着用法=
これは重要です。
よく見ておきましょう。

=脱出経路図=
これも重要です。
避難経路の確認をしておきましょう。

船舶用衛星公衆電話。
海上では携帯電話がつながりにくい海域があるので、公衆電話が設置されております。

また、一部海域によってつながらないこともありますが、Wi-Fi接続可能です。

=自販機コーナー=
前述したリクライニングシートルームとロビーにあります。
青函フェリーは、食堂/売店及びアルコール類の販売はありません。

清涼飲料水の自販機は‥
・缶コーヒー各種 130円
・ペットボトル飲料各種 120~170円
・缶飲料各種 130~150円

マウンテンデュー/130円がありますよ。
懐かしいなぁ。

= パン・菓子・カップ麺の自販機 =
1・アルフォートチョコレート 140円
2・いかフライ 130円
3・おぐらパン 160円
4・トマトプリッツ 140円
5・きのこの山 220円
6・The素材のご馳走 110円
7・カレーヌードル 230円
8・チップスター 180円
9・じゃがチョコ 170円
11・12・味噌ヌードル 230円
13・15・チーズカレーヌードル 230円
14・旨辛麺 190円
16・どん兵衛きつねうどん 230円
17・18・どん兵衛天ぷらそば 230円
      ~と、いったところですね。

= パントリー/給湯コーナー =
電子レンジ・冷水器・給湯器を設置。

カップヌードル用蛇口。
スープが出てくるのではなく、熱湯が出てきます。←(んな事誰でもわかる)

=洗面室=
トイレ内にあり、男女別です。
アルボース液体石鹸を常備。

=トイレ=
男女別で、個室にはウォッシュレットが取り付けられています。
清掃が行き届いており、綺麗でしたよ。

=シャワールーム=
シャワールームは無料で、男女別になっています。
アメニティはご自身でご用意願います。

船内で汗が流せるのはありがたいですね。

=喫煙所=
船内は禁煙です。
禁煙の概念がなかった頃の船舶なので、外でお願い申しあげます。

=遊歩甲板=
春から秋は潮風を浴びながら快適な船旅を満喫でき、冬は冷凍庫に入っているみたいです。

以上、青函フェリー/3号はやぶさの船内をご覧頂きました。

青函フェリー/3号はやぶさ乗船記(航海編)は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。