【鉄旅】北越急行ほくほく線 (直江津→越後湯沢) に乗ろう

■0390・2023年10月3日~6日.直江津&越後湯沢3泊4日-12

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上越線と北陸地方への短絡線として建設された北越急行ほくほく線。
直江津から越後湯沢へ84.2km/1時間38分。
ローカル電車の鉄旅です。

ここは新潟県上越市。
直江津駅にやって来ました。

豪華クルーズ船がモチーフの駅舎

直江津駅舎と上越市管理の南北自由通路(市道直江津駅線)は同じ建物で、クルーズ客船/飛鳥(初代)現.AMADEAをモデルとしてデザインされたそうです。

へぇー

直江津駅の駅そば/直江津庵の窓から、駅を眺めると‥

おっ!
ファンネルを模した建造物は、飛鳥を運航する郵船クルーズと同じデザインですぞ。

直江津駅の駅そば/直江津庵の記事は、☝コチラ。
ご覧頂けましたら幸いです。

あすか通りの愛称が付けられた南北自由通路。
終日通行可能で、押して徒歩なら自転車も通行できるそうです。

丸窓が船のイメージを醸し出していますね。

駅内のコンビニ NewDays直江津1号店

駅構内(改札外)にある、JR東日本系列のコンビニ、NewDays直江津1号店
ちょっと、覗いてみましょう。

NewDays直江津1号店 営業時間6:20~20:15

上越のソウルフード、サンドパン
自家製の秘伝クリームが入った昔ながらのコッペパンです。

大正13年創業の小竹製菓が製造販売しており、上越のソウルフードとして親しまれているんだとか。

多数のお土産品を販売していますね。

おっ!
新潟バスセンターのカレー(レトルト)648円を売っていますよ。

鉄道の要衝だった直江津駅。
NewDaysでは、多種多彩の鉄道関連グッズを販売しています。

駅弁はNewDay’sでなく‥
北口のホテルハイマートで販売中。

直江津→越後湯沢(ほくほく線経由)の乗車券を1,730円で購入。

出典・GoogleMap

普通列車で直江津→越後湯沢84.2km/1時間38分の鉄旅です。

直江津→越後湯沢のうち、犀潟→六日町/59.5kmは上越線と北陸地方への短絡線として建設された北越急行ほくほく線を経由します。

北越急行 HK100形電車

=北越急行/HK100形電車=
ほくほく線の開業に合わせて、平成9年(1997年)3月22日にデビューした電車です。

おっ!
単行ですね。
では、乗りましょう。

🚋北越急行:普通839M.越後湯沢行
直江津.14:05→越後湯沢.15:43
[乗]北越急行:HK100-2

車内はクロスシート。
ドア付近にはロングシートを配置。

なお、トイレはありません。

3時のおやつ。
新潟限定ビイル風味爽快ニシテは酒だけど、大人ならおやつに入ります。←(おいおい)

■小竹のサンドパン‥162円
■新潟限定ビイル風味爽快ニシテ‥238円

JR信越本線/直江津→犀潟

定刻に直江津駅を発車しました。

あっ!
あの電車は‥

ズームしてみましょう。
国鉄時代に新製された455系急行型交直流電車ですよ。←(またまたマニアックな言い方をして‥)

えちごトキめき鉄道は413系近郊型交直流電車3両と共に455系1両をJR西日本から取得し、国鉄時代の交直流急行色(赤13号+クリーム4号のツートンカラー)に復刻。
2021年7月4日から観光急行として、日本海ひすいライン(旧北陸本線)で営業運転しているそうです。

北越急行/ほくほく線 (犀潟→十日町)

犀潟を発車。
JR信越本線と分岐します。

ほくほく線は昭和43年(1968年)に国鉄北越北線として1968年に着工されたのですが、昭和55年(1980年)に国鉄の経営悪化を受け工事が凍結。
完成後の運営を第三セクターが引き継ぐ条件で北越急行株式会社が設立され、昭和60年(1985年)の工事再開を経て、平成9年(1997年)3月22日に開業しました。

おぉー!
いい眺めだ。

冬は一面銀世界になるそうです。

新潟県上越市頸城区手島。
くびきに停車。

建築家/毛綱毅曠が設計した半卵型ドーム状の独特の形状を持った駅舎の無人駅。
開業当時、当地は上越市となる前の村名が頸城で、平仮名表記にしたものが駅名となったそうです。

新潟県上越市頸城区大蒲生田。
大池いこいの森に停車。

飛行機の翼をモチーフとする駅舎がある無人駅です。
駅付近の野外活動施設大池いこいの森に因んだ駅名なんだとか。

山が迫ってきましたよ。
この先、魚沼丘陵駅まで14のトンネルを抜け、東頸城丘陵と魚沼丘陵を貫きます。

新潟県上越市浦川原区顕聖寺。
うらがわらに停車。

エレベーター完備の無人駅。
開業当時の当地が浦川原村だった事から、ひらがな化して駅名となったとか。

新潟県上越市浦川原区虫川。
虫川大杉に停車。

駅近くの白山神社境内に立つ、国指定天然記念物/虫川の大スギに因んだ駅名となっています。
右の2番線は2両編成に対応した短いホームである傍ら、左の1番線は特急はくたか号の停車に対応する為、9両編成に対応した長いホームが建設されました。

普通836M.犀潟行と列車交換します。

北越急行ほくほく線は、上越線と北陸地方への短絡線として高規格で建設されました。
ほぼ全線にわたり高架となっており、踏切はありません。

以前は特急はくたか号がほくほく線を160km/hで走っていました。
北陸新幹線平成27年(2015年)3月13日の北陸新幹線金沢延伸によって特急はくたか号は運行終了。
今はHK100形電車が普通列車ながらも最高速度95 km/hで走ります。

新潟県上越市大島区下達。
ほくほく大島に停車。

北越急行ほくほく線の駅は犀潟と六日町を除き、高架駅となっております。
ホームだけを見るとみんな同じ駅に見えますね。

ほくほく大島停車中に後方運転席をチラ見。
ワンマン電車なので車掌さんは乗務していません。

パネルを見ると、ほくほく大島は14:30.15秒から同時刻45秒までの30秒停車となっており‥
今、14:34.50秒なので5秒ほど遅延していますね。
精密なダイヤで運行しているのがわかります。

ほくほく大島を発車。
鍋立山トンネルに入ります。

鍋立山トンネルは全長9,130m!
北越急行ほくほく線第2位の長さを誇るトンネルです。

昭和48年着工から完成までに工事が凍結されていた4年程を含め、21年11ヶ月近くを要した屈指の難工事として知られるトンネルなんだとか。

ほくほく大島から7分。
鍋立山トンネルを出ると‥

新潟県十日町市松代。
まつだいに停車。

開業当時の町名だった松代町(今は十日町市)にちなんだ駅名です。
地域住民及び利用者にに親しみやすい駅とすることと、長野電鉄.松代/まつしろ駅(2012年4月廃駅)と重複する事から、駅名をひらがな表記としたそうです。

トンネルが続きます。

ほくほく線は、魚沼丘陵と東頸城丘陵を横断する線形からトンネルが14か所あります。
全てのトンネルの長さを合計すると約40kmほどあり、これは路線延長59.5kmの67.8%にもなるんだとか。

信濃川を渡ります。

信濃川は埼玉県・山梨県・長野県の県境に位置する甲武信ヶ岳の長野県側斜面(南佐久郡川上村)を水原とし、長野県内は千曲川と呼ばれ新潟県に入ると信濃川となり、新潟市内で日本海に注ぐ全長367kmを誇る我が国最長の一級河川です。

新潟県十日町市丑。
十日町で18分間停車。

JR東日本/飯山線との接続駅である十日町の中心駅です。
普通838M.直江津行と列車交換します。

新潟県十日町市新座甲。
しんざに停車。

周辺の地名(新座)にちなんだ駅名ですが、JR武蔵野線/新座(にいざ)と重複する事から、しんざと平仮名の駅名としたそうです。

しんざを発車。
北越急行ほくほく線最長の赤倉トンネル(全長10,472km)に入ります。

新潟県十日町市と南魚沼市の市境に位置し、笠置山を貫く赤倉トンネルを走行中に‥

おっ!
駅が現れましたよ。

新潟県十日町市午。
美佐島に停車します。

美佐島駅は赤倉トンネル地下10mの位置にある、山岳トンネルの中にある鉄道駅です。

高速で通過する特急列車通過時の風圧が激しい事から安全対策として、ホームと地下通路との間は鉄扉で仕切られ、停車列車の客扱い時間以外はホームが封鎖される事から当駅で下車した後はホームから2分以内に出る必要があります。
防犯カメラで監視されているので、ホームにとどまっていると、遠隔操作によるアナウンスで退出を促されるそうです。
この運用は当駅を通過する定期列車は消滅した今も続いているとか。

見佐島を発車。
トンネルはまだまだ続きます。

北越急行最長、延長10kmを誇る赤倉トンネル

十日町盆地と魚沼盆地を隔てる魚沼丘陵を貫き、トンネル内途中で上越新幹線/塩沢トンネルと立体交差しています。
残念ながら交差している風景を見ることはできません。←(トンネル内だから当たり前だろ)

赤倉トンネルを出ました。

新潟県魚沼市野田。
魚沼丘陵を発車。

赤倉トンネル上にある魚沼丘陵にちなんだ駅名です。

多くのトンネルを抜けて、電車は魚野川流域の魚沼平野を走ります。

関越自動車道と交差。

JR東日本/上越線と並走すると‥

新潟県魚沼市六日町。
ほくほく線の基点となる六日町に停車。

当駅で、北越急行ほくほく線はおしまいです。

JR上越線 /六日町→越後湯沢

六日町から先は、JR上越線を走ります。

直江津から84.2km/1時間38分。

新潟県南魚沼郡湯沢町。
電車の終点となる越後湯沢に到着しました。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。