【鉄旅】JR四国.特急.宇和海&いしづち号に乗って瀬戸内の鉄旅(八幡浜→松山→高松)

■0225・2022年10月10-14日.大分/高松4泊5日-9

ご訪問下さいまして、誠にありがとうございます。
乗り物系・温泉・登山などの旅食事系のブログ、シクタン.comと申します。

愛媛県八幡浜から香川県高松/256.5kmを移動します。
八幡浜→松山を特急宇和海14号、松山→高松を特急.いしづち20号に乗車し、瀬戸内海に沿って3時間28分の鉄旅を楽しみました。

ここは、愛媛県の八幡浜駅です。

[拡大]

これから瀬戸内海に沿って、愛媛県八幡浜→香川県高松.256.5km/3時間28分(乗換時間含む)の鉄旅を楽しみますよ。

低所得の筆者、いつもなら普通列車なのですが‥
今回は奮発して、八幡浜→高松の特急券と乗車券を正規価格で購入。

・乗車券(八幡浜→高松) 4,660円
・自由席特急券(八幡浜→高松) 2,420円

特急.宇和海14号.松山行

特急宇和海14号.松山行。
JR四国2000系特急用気動車。
平成元年3月から活躍する、カーブでも高速走行が可能な世界初の制御付自然振子式気動車です。

①特急1064D:宇和海14号.松山行
八幡浜.12:27→松山.13:19
[乗]JR四国:2458

予讃線/西大洲→伊予大洲。

愛媛県西予市宇和町久保の鳥坂峠付近に源流を発する延長103kmの一級河川、肱川を渡ります。

伊予大洲で海沿いを経由する予讃線(愛ある伊予灘線)と分岐し、我々の乗った特急列車は短絡線である予讃線(新線)+内子線に入ります。

グオォォォー

さすが、特急列車!
山間部の単線でもディーゼルエンジンを唸らせながら制御付自然振子を効かせて、ガンガン飛ばしています。

内子を経由する新線には四国最長の犬寄トンネル(全長6,012m)を始めとした、多くのトンネルを越えて山越えをします。

鉄道のライバル!
松山自動車道の下を通過。

そして、海沿いを経由して来た予讃線の旧線(愛ある伊予灘線)と合流します。

予讃線/向井原→伊予市。

遠くにチラッと、瀬戸内海が見えてきましたよ。

予讃線/南伊予→北伊予。

予讃線.北伊予-伊予横田移転した、貨物駅および松山運転所。
松山駅にあった施設は、高架化事業によりこちらに移転しました。

絶賛進行中の松山駅周辺高架化事業。
松山駅は旅客ホームを含む延長2.4kmの高架化と8か所の踏切除去・近隣の複線化、高架化とあわせて市街地としての再生も目指すんだとか。

1つのホームにふたつの列車が停まる松山駅

八幡浜から62.1km/52分。
愛媛県の県都、松山に到着。

松山駅名物、特急列車の縦列停車。

松山駅での特急列車は、1番線ホーム高松寄りに特急しおかぜ(岡山行)といしづち(高松行)・宇和島寄りに特急宇和海(宇和島行)が一部の列車を除き、縦列で停車する珍しい形態を取ります。

右の列車は、特急しおかぜ/いしづち20号.岡山/高松行。
左手前は、八幡浜から乗って来た特急宇和海14号です。

[拡大]

松山駅が高架化されると対面乗換となるので、この風物詩が見られるのも今のうち‥
パノラマモードでカシャ。

特急.いしづち20号.高松行

次に乗るのはコチラ‥
平成26年に登場したJR四国最新鋭特急車両.8600系特急電車。
デザインコンセプトは、レトロフューチャー(前世紀の近未来デザイン)だそうです。
独特のマスクが目を引きますね。

②特急1020M:いしづち20号.高松行
松山.13:25→高松.15:55
[乗]JR四国:8751

高松寄り前3両、特急いしづち14号.高松行に乗りますよ。
ちなみに松山寄り後ろ5両は、特急しおかぜ14号.岡山行となり、宇多津まで併結運転をします。

普通車自由席。
座席はシートピッチ980mmの座面連動.可動式枕つきリクライニングシート。
肘掛には交流100V用の電源コンセントを備えています。

背面にはノートパソコン使用を考慮し250mm×420mmに拡大されたテーブル。
網ポケットとカップホルダー。
足元にはフットレストを装備しています。

[拡大]

特急いしづち号に車内販売はありませんが、自販機がありましたよ。
コカ.コーラ社の清涼飲料水が120円~180円と言ったところですね。

車内トイレは、バリアフリー対応多目的トイレを設けております。

では、一杯やりますか。
八幡浜駅近くのスーパー/FUJI八幡浜店で買った、愛媛県特産宇和島屋のじゃこ天。
ビールは松山駅の売店で購入。

■スーパー生ドライ‥231円
■宇和島じゃこ天‥105円
■干しえび天‥105円

あっ!
海だ。

特急いしづち号は瀬戸内海に沿って走ります。
うん、いい眺めだ。

伊予西条に停車。
駅に隣接して、鉄道の博物館/四国鉄道文化館があります。

三時のおやつ。
愛媛県銘菓/一六タルトのお店、一六本舗八幡浜店で購入。

■一六タルト‥151円
愛媛県産の柚子と、白双糖を加えたこしあんを、やわらかなスポンジで巻いた風味豊かな伝統のお菓子です。

■一六名物しょうゆ餅‥108円
松山市大街道に生まれた一六本舗の名物は、松山名産の餅菓子。
ほのかな醤油と生姜の風味が広がるもっちりとしたしょうゆ餅です。

■坊ちゃんだんご‥118円
福岡県の八女抹茶をふんだんに使用した抹茶餡、卵黄をたっぷり使った黄身餡、口あたりの柔らかい小豆餡で柔らかいお餅を包みました。

昭和63年3月20日に全面開業した瀬戸大橋線。
宇高連絡船に代わって、瀬戸大橋経由で本州と四国をつないでおります。

JR四国の起点、高松駅

八幡浜から256.5km/3時間21分。
松山から194.4km/2時間29分。
香川県の県都、高松に到着しました。

四国の鉄路はここから始まる‥
JR四国の起点である高松駅は80年間にわたり、四国と本州を結ぶ宇高連絡船の接続駅であった為、行き止まり構造の頭端式ホームとなっており、名残が残っています。

宇高連絡船は本四備讃線(瀬戸大橋線)開業の前日である昭和63年4月9日、連絡船とホーバークラフトが終航。
高速艇は存続したものの、利用者低迷に伴い平成2年3月31日に運航休止。
これが事実上の終航となり、海:利用者の大幅減により高速艇の運航を休止。
事実上の終航となり、平成3年3月15日にJR宇高航路は廃止。

そしてここには、宇高連絡船で提供されていた讃岐うどんの味を再現した、連絡船うどんと言う店がありましたが、新たな駅ビル建設に伴い閉店となりました。

明治30年2月21日、讃岐鉄道の駅として開業した高松駅。
今の駅舎は、平成13年5月13日にオープンした4代目です。

特急宇和海(八幡浜→松山)といしづち(松山→高松)、ふたつの特急列車に乗りました。
本来なら特急券は特急列車ごとに必要となり、自由席だと宇和海1,200円+いしづち2,200円=特急料金3,600円となるのですが、八幡浜→高松だと松山駅などで出場せず特急列車を乗り継ぐ場合、通し距離の料金が適用され、2,420円となります。

愛媛県八幡浜→香川県高松へ瀬戸内海を眺めながら3時間30分の鉄旅‥
特急列車は快適でいいですね。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。