【船旅】九州と四国を結ぶフェリー. 宇和島運輸/あかつき丸 乗船記(別府→八幡浜/航海編)

■0293・2023年1月19日-1月23日..大分&青森.4泊5日-7

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フェリーに乗って、九州大分県別府から四国愛媛県八幡浜へ。
宇和島運輸/あかつき丸に乗って2時間45分の船旅を楽しみましょう。
本記事は、航海編です。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。
※記事中の価格等は、2023年1月取材時のものです。

宇和島運輸 別府港フェリーターミナル

ここは、大分県別府港です。
愛媛県八幡浜へ向かおうと、宇和島運輸のフェリーのりばにやって来ました。

別府港からの定期フェリーは大阪航路と八幡浜航路が発着しており、県営2号上屋が宇和島運輸のターミナルとなっております。

宇和島運輸 別府港フェリーターミナルの位置は、☝コチラ。

昭和感漂うターミナル内‥
船客待合室・フェリー会社の窓口・売店・食堂・手荷物預かり・トイレがあります。

=乗船券販売窓口=
ガラス板に声が通るように穴が開いている刑務所や拘置所の面会室みたいな窓口。
古めかしいけど、飛沫感染対策は抜群で時代に合っているかも‥

乗船券は出航1時間前から販売されます。

宇和島運輸では、トラベルM(宇和島運輸交通社)と言う旅行業を運営しています。

東亜航空とありますが、これはTDA/東亜国内航空です。
TDAは後にJAS/日本エアシステムとなり、さらにその後、JAL/日本航空と経営統合された為、今はその名がありません。
これは懐かしいですね。

手荷物一時預かり。
1日1個300円です。

=待合室=
プラスチックのベンチが並んだ昭和感漂う待合室です。

あっ!
スロットがあるよ。

麻雀ゲーム機。
これ、美人のお姉さまと遊べる奴かな?

=ポートフラワー=
宇和島運輸交通社が運営するターミナル食堂。
営業時間は、8:30~17:00です。

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メニュー。
大分名物とり天定食(830円)・とり天カレー(880円)・チャンポン(730円)など‥
各種メニューを取り揃えています。

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ポートフラワーではお弁当の販売があります。
予約も可能で1個から承るそうです。

=売店=
宇和島運輸交通社が運営し、お土産品・飲み物等を販売。
営業時間は8:30〜17:00です。

=自販機コーナー=
カップ飲料・清涼飲料水・アイスクリームの自販機が並んでいます。
アルコール類の自販機はありません。

宇和島運輸・別府-八幡浜航路

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さて、宇和島運輸/別府八幡浜航路は‥
大分県/別府と愛媛県/八幡浜(89.5km)を2時間45~50分ほどで結ぶ定期フェリーです。

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宇和島運輸/別府-八幡浜航路のダイヤは、☝コチラ。
深夜出航便は到着後5:30まで船内休憩ができるので、宿代を浮かせられますよ。

乗船名簿を提出。
宇和島運輸では全国支援大分クーポンが使えました。

乗船手続き完了。
2等運賃3,600円+燃油調整金400円=4,000円。
旅行クーポン2,000円使用で、支払いは2,000円となりました。

※燃油変動調整金は変動するので、乗船日によって支払額は異なります。

宇和島運輸/あかつき丸

さて、宇和島運輸/臼杵-八幡浜航路には、れいめい丸・あかつき丸の2隻が就航中。
9:45発出航便は、2014年6月就航「あかつき丸」が担当です。

🚢宇和島運輸:あかつき丸.八幡浜行
別府.9:45→八幡浜.12:30

船尾が入りきらないので‥

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パノラマモードでカシャ。

= あかつき丸 =
総トン数‥2,538t
全長‥116.5m
全幅‥16.0m
船種‥フェリー
船籍‥日本/八幡浜
所有者‥宇和島運輸㈱・鉄道建設 運輸施設整備支援機構
運用者‥宇和島運輸㈱
建造所‥内海造船瀬戸田工場
就航‥2014年6月4日

別府→八幡浜・2時間45分のクルーズ

それでは、乗船しましょう。

これぞ船旅の基本‥
大部屋雑魚寝の2等を利用します。

別府港出航の儀 (単に眺めるだけ)

そろそろ出航の時間です。
出航の儀(単に眺めるだけ)に参列しようと、展望デッキに出ました。

ホーサーがビットから外されました。

ホーサー‥係留用ロープ
ビット‥係留用鉄杭

ゴゴゴゴォー
あかつき丸出航!

前進で離岸成功。
パチパチパチ‥

あっ!
あのフェリーは‥

ズームしてみましょう。
別府-大阪航路に就航する、フェリーさんふらわあ/さんふらわあくれない(17,114t)ですね。

別府港を出港。
大分県/別府→愛媛県/八幡浜、89.5km/2時間45分の船旅が始まりました。

別府よ。
さらばじゃ。

豊予海峡を航行

別府から1時間14分。
九州と四国の幅が約14kmしかない豊予海峡を航行中。

さぁ、県境を越えますよ。

この辺りが大分/愛媛の県境かな。
左舷前方に見える陸地は、愛媛県/佐多岬半島です。

国道九四フェリー/速かぜと反航

あっ!
佐田岬沖を航行する船は‥

ズーム!

四国と九州を最短距離で結ぶ三崎-佐賀関航路、国道九四フェリー
速なみが来ましたよ。

遠目に反航します。

国道九四フェリー/速なみ (998t)。
2012年2月就航の小型フェリーで、2012年6月21日.旧船名/シャトル豊予から改名。
三崎-佐賀関/31kmを1時間10分ほど、九州-四国を最短で結びます。

速なみが佐賀関に着くのは、10:40。
ご安航をお祈り申しあげます。

四国最西端/佐田岬

四国最西端、愛媛県/佐田岬の南方沖を航行中。

四国の最西に位置する佐田岬半島。
愛媛県八幡浜から西南西へ長さ約40kmにわたって直線的に突き出ており、日本列島では最も細長い半島として知られています。

半島先端部をズームしてみると、佐田岬灯台が見えます。
この灯台は、対岸の関埼灯台からレンズ/灯火機器を移設し、大正7年4月初点灯。
約14km離れた対岸の佐賀関まで十分達する光力を備え、平成29年6月28日 – 国の登録有形文化財に平成29年6月28日に登録されました。

宇和島運輸/れいめい丸と反航

あっ!
あの船は‥

ズームしてみましょう。
八幡浜を10:15に出航した、宇和島運輸/れいめい丸です。

おぉー、キタ.キタ!
来ましたよ~。

11:18
反航します。

宇和島運輸/れいめい丸 (2,718t)。
これまであかつき丸と共に別府航路を担ってきた就航船/えひめの後継船として、2022年6月23日就航。
宇和島運輸最新鋭の中型フェリーで、あかつき丸と共に八幡浜-別府航路を担当しております。

れいめい丸が別府に着くのは、13:05。
ご安航をお祈り申しあげます。

今日は海況が良く、快適な船旅です。

右舷からは‥
佐多岬半島から南、豊後水道の愛媛県側は宇和海と呼ばれる海域です。

沿岸は複雑な地形のリアス式海岸で、入り江を利用した真珠・ハマチ・マダイの養殖が盛んで、鯛めしが有名なのです。

宇和島運輸/あけぼの丸と反航

ややっ!
またまた、同じカラーのフェリーが近づいて来ましたよ。

ズームしてみましょう。
八幡浜を11:45に出航した、宇和島運輸/あけぼの丸です。

おぉー、キタ.キタ!
来ました。
来ましたよ~。

12:05
反航します。

宇和島運輸/あけぼの丸 (2,609t)。
2022年6月23日に就航した中型フェリーで、八幡浜-臼杵航路を担当しています。

あけぼの丸が臼杵に着くのは、14:10。
ご安航をお祈り申しあげます。

宇和島運輸/あけぼの丸の乗船記は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。

段丘が発達した地形。
段丘面ではみかん栽培が盛んです。

愛媛の特産品、みかん
一世紀以上の歴史とその中で育まれた技術や研究によって、かんきつ生産量は年間約21万トン!
国内ではダントツのシェアを占めているんだとか‥

あかつき丸は、佐多岬半島に沿って航行中。

八幡浜港着岸の儀 (単に眺めるだけ)

左舷前方に街が見えてきました。
本船の目的地、愛媛県八幡浜です。

ズームすると、着岸地点が見えています。
それでは、着岸の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

こちらは、旧八幡浜フェリーターミナル跡です。
2022年3月まで、こちらの桟橋においてフェリーが発着していましたが、新設された新ターミナルの供用開始に伴い、半世紀の歴史に幕をおろしました。

船旅のフィナーレ。
着岸態勢に入り、真新しい岸壁に前進で着岸させます。

お隣りは、宇和島運輸のライバル!
九四オレンジフェリー/おれんじ四国(2,918t)が接岸中。

知らぬ間に、ホーサーがビットにつながれておりまして‥

あぁ~
楽しい船旅が終わってしまうよ~

12:20
定刻より10分早く着岸完了。
パチパチパチ‥

名残惜しいですが、下船しましょう。

四国に上陸。
別府→八幡浜89.5km/2時間45分の船旅は、あっという間でした。

宇和島運輸/あかつき丸 船内編

宇和島運輸/あかつき丸船内の様子は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。

会社創立は1884年と134年の歴史をもつ宇和島運輸。
創業翌年から宇和島-大阪航路を運航し、後に宇和島-八幡浜-臼杵航路を運航するようになりました。
2000年に創業の地.宇和島への寄港は休止となりましたが、別府・臼杵-八幡浜の2航路は健在です。
さて、2時間45分の船旅は、潮の流れが早い豊予海峡航行時は少し動揺したものの、海況が良かったので大半はほとんど揺れを感じない快適なクルーズとなりました。
別府航路には新造船/れいめい丸が2022年6月に就航したので、そちらにも乗ってみたいですね。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。