【船旅】四国と九州をつなぐ 九四オレンジフェリー/おれんじ四国 乗船記(八幡浜→臼杵/航海編)

■0295・2023年1月19日-1月23日..大分&青森.4泊5日-9

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フェリーに乗って、四国愛媛県八幡浜から九州大分県臼杵へ渡ります。
九四オレンジフェリー/おれんじ四国に乗って2時間20分の船旅を楽しみましょう。
本記事は、航海編です。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。
※記事中の価格等は、2022年12月取材時のものです。

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ここは、愛媛県八幡浜港です。
大分県別府から宇和島運輸/あかつき丸(左の船)に乗って到着しました。

そんでもって、八幡浜に着いたばかりなのですが‥
乗り換え時間15分で九州.大分県臼杵へ向かいます。

九四オレンジフェリー/九四航路

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臼杵-八幡浜航路/67.8kmを2時間30分ほどで結ぶフェリー。
宇和島運輸九四オレンジフェリーの2社が運航しております。

乗船手続き完了。
これから乗る12:45出航便は、九四オレンジフェリーの運航便です。

¥九四オレンジフェリー(八幡浜→臼杵)‥2等3,000円。

おれんじ四国と八幡浜港

さて、九四オレンジフェリー/臼杵-八幡浜航路には、おれんじ九州・おれんじ四国の2隻が就航中。
12:45発の便は、2008年4月就航「おれんじ四国」が就航船です。

この船、新海誠作品/すずめの戸締りで、宮崎-八幡浜航路(映画の中の架空の航路)として登場した船のモデルなんですよ。

🚢九四オレンジフェリー:おれんじ四国.臼杵行
八幡浜.12:45→臼杵.15:10

新築された八幡浜フェリーターミナル4F展望テラスから、昭和47年から令和4年3月31日までフェリーが発着していた旧フェリーターミナル跡を眺めます。

旧フェリーターミナルは老朽化に伴い閉鎖。
ターミナルビルも解体されてしまい、更地になりました。

新しくなった八幡浜フェリーターミナルの位置は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。

八幡浜フェリーターミナルの位置は、☝コチラ。

八幡浜→臼杵 2時間20分の船旅

では、乗船しましょう。

これぞ船旅の基本‥
大部屋雑魚寝の2等を利用します。

八幡浜出航の儀(単に眺めるだけ)

乗船してすぐ、出航の時間です。
出航の儀(単に眺めるだけ)に参列しようと、外部甲板に出ました。

ホーサーがビットから外され‥

ホーサー‥係留用ロープ
ビット‥係留用鉄杭

ゴゴゴゴォー

後進で離岸成功。
パチパチパチ‥

湾内で、船体を180度回頭させ‥

八幡浜港を出港。
愛媛県/八幡浜→大分県/臼杵、67.8km/2時間25分の船旅が始まりました。

四国よ。
上陸時間15分だったけど、さらばじゃ。

愛媛県内の海域は、日本列島では最も細長い半島として知られる佐田岬半島に沿って航行します。

九四オレンジフェリー名物/フェリーちゃんぽん

おれんじ四国には軽食コーナーがあります。

九四オレンジフェリー名物/フェリーちゃんぽんを頂きましょう。
白湯スープが特徴のフェリーちゃんぽん。
具だくさんで人気No1メニューなんですよ。

🍜フェリーちゃんぽん‥750円。

四国と九州を隔てる豊予海峡を航行

おれんじ四国は、航海速力19ノット(約35km/h)で航行中。

今日は海況が良く、快適な船旅です。

=本日の海上もよう=
案内所に掲示されます。
今日はレベル1-Aでウネリなしなので、揺れが少ないです。

豊予海峡は海流が早く複雑な為、海況が悪いと動揺します。
そんな時は、とっとと寝てしまいましょう。

あっ!
あの船は‥

ズームしてみましょう。

先ほど大分県別府から乗って来た、宇和島運輸/あかつき丸が遠目に並走中。
13:00に八幡浜を出航し、別府へ向かっています。

宇和島運輸/あかつき丸乗船記は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。

あかつき丸が別府に着くのは、15:50。
ご安航をお祈り申しあげます。

佐田岬先端部を‥

ズームしてみましょう。

佐田岬灯台が見えますね。
この灯台は、対岸の関埼灯台からレンズ/灯火機器を移設し、大正7年4月初点灯。
約14km離れた対岸の佐賀関まで十分達する光力を備え、平成29年6月28日 – 国の登録有形文化財に平成29年6月28日に登録されました。

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八幡浜から1時間35分。
九州と四国の幅が約14kmしかない豊予海峡を航行中。

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豊予海峡をパノラマモードでカシャ。
愛媛/大分県境を通過します。

おれんじ四国は愛媛県から大分県に入り、九州が近づいて来ましたよ。

臼杵着岸の儀(単に眺めるだけ)

前方に臼杵の街が見えてきました。

臼杵港に入港します。
左舷前方をズームすると‥

臼杵造船所.新管工場が見えます。
大東通商のケミカルタンカー/ORIENTAL GERBERAを建造中です。

着岸地点が見えてきました。
それでは、着岸の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

ゴゴゴゴォー
スラスターを作動させて、船体を回頭中。

回頭完了。
後進で‥

着岸態勢に入りました。

あぁ~
楽しい船旅が終わってしまうよ~

ホーサーがビットにつながれました。

15:08
着岸完了。
パチパチパチ‥

名残惜しいですが、下船しましょう。

=臼杵港フェリーのりば=
臼杵航路を運航する宇和島運輸・九四オレンジフェリーが2社が就航。
昭和感漂う船客待合室・フェリー会社の窓口・売店・うどん/そばコーナー・自販機コーナー・トイレがあります。

臼杵港フェリーのりばの位置は、☝コチラ。

九州に再上陸。
八幡浜→臼杵67km/2時間20分の船旅は、あっという間でした。

さて、臼杵港に着岸したおれんじ四国
船の全体が撮影できないので‥

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パノラマモードでカシャ。

= おれんじ四国 =
総トン数‥2,918t
全長‥119.9m
全幅‥16.4m
船種‥フェリー
航海区域‥沿海
船籍‥日本/八幡浜
所有/運用者‥九四オレンジフェリー㈱
建造所‥あいえす造船
就航‥2008年4月24日

おれんじ四国の船内

おれんじ四国の船内レポートは、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。

臼杵港→臼杵駅を歩く

臼杵港とJR臼杵駅は1.1km/徒歩14分ほどです。
また、本数が多くありませんが、大分交通路線バスG51系統.大分県庁前行で、臼杵駅・臼杵石仏・大分駅に行けます。

臼杵市内を流れる二級河川、海添川を渡ります。
GoogleMapでは、万年渓と記されています。

=マリンケーキ さどや=
マリンケーキとは、白身の魚をすり身にし、調味料を加え小さく切ったものを油で揚げたお菓子。
昭和4年から昭和52年まで製造販売されていた幻の臼杵銘菓をさどやが再現!
こちらでは販売しておらず、臼杵市観光交流プラザ近くのかぼす工房と言うお店で売っていると言う情報がありました。

小高い丘は臼杵城址。
左に卯寅口があり、城址公園に入れます。

臼杵石仏(レプリカ)。
臼杵には、古園石仏大日如来像に代表される国宝臼杵石仏(磨崖仏)があり、臼杵駅又は大分駅から路線バスで行くことができますよ。

JR日豊本線/臼杵駅に着きました。

四国と九州をつなぐ九四オレンジフェリー/おれんじ四国。
八幡浜→臼杵は豊予海峡の南側を横切るような形で航路があり、愛媛県内は佐田岬半島に沿うように航行した後、南下していくルートです。
潮流の流れが複雑な豊予海峡近辺は海況が悪いと船体が動揺するとの事で船酔い対策が必要になるのですが、乗船した日は海況が良かったので、若干の揺れを感じる程度で、名物のフェリーちゃんぼんを食べて昼寝をしたら臼杵に着いてしまったと言う感じでした。
八幡浜と言ったら黄金色のスープである八幡浜ちゃんぽんが有名ですが、フェリーちゃんぽんは長崎と同じ白湯スープで具だくさん。
美味しいちゃんぽんを食べて楽しい船旅になりました。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。