【船旅】フェリーさんふらわあ/さんふらわあさつま(大阪→志布志) 15時間の船旅 前編

■0002・2021年6月23-26日 鹿児島3泊4日-2

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フェリーさんふらわあ/さんふらわあさつま(大阪→志布志)に乗って、15時間の船旅を体験しました。

梅田→さんふらわあターミナル(大阪)へ移動

これから、フェリーさんふらわあ/さんふらわあさつま(大阪→志布志)に乗ります。
大阪南港のさんふらわあターミナル(大阪)が乗り場となります。

大阪駅から大阪南港へ移動しましょう。
フェリーさんふらわあ/大阪港さんふらわあターミナル(大阪)へは、大阪メトロが早くて安いです。

梅田→トレードセンター前280円のきっぷを購入。

梅田から大阪メトロ御堂筋線.なかもず方面に乗って2駅/5分。
本町で大阪メトロ中央線に乗り換えましょう。

本町から6駅/16分。
中央線終点のコスモスクエアで南港ポートタウン線(トラム)に乗り換えて、1駅目の’トレードセンター前’がさんふらわあターミナル(大阪)の最寄り駅となります。

ちょっと買い物があるので、私はコスモスクエアで改札を出て‥

コスモスクエア駅近くの「A-COOPフーディース咲州」で夕食の食材を仕入れていきましょう。

A-COOPフーディース咲州は、さんふらわあターミナル(大阪)から950m/徒歩12分ほどです。

さんふらわあターミナル(大阪)が入居する、ATC(Asia Pacific Trade Center)に着きました。
ATCは、大阪メトロ.南港ポートタウン線トレードセンター前駅と直結しています。

大阪メトロ.南港ポートタウン線フェリーターミナル駅と間違えないようにご注意願います。

ATC(Asia Pacific Trade Center)の前は公園になっていて‥

▲クリックで画像拡大します。

停泊している、さんふらわあを眺めることができます。

手前は、フェリーさんふらわあ/大阪-別府航路に就航するさんふらわああいぼり
奥のフェリーが‥

大阪-志布志航路就航船・さんふらわあさつま

▲クリックで画像拡大します。

これから乗る、フェリーさんふらわあ/大阪-志布志航路に就航する、さんふらわあさつまです。

■フェリーさんふらわあ:さんふらわあさつま.志布志行
大阪.17:55~(船中泊)~志布志.8:55

フェリーさんふらわあ公式ホームページ

▲出典・(株)フェリーさんふらわあ
出典・㈱フェリーさんふらわあ

大阪-志布志航路に就航するさんふらわあさつま(3代目) は、2018年(平成30年)5月に就航したばかりの大型フェリーなんですよ。

=さんふらわあさつま=
船種‥フェリー
総トン数‥13,659t
全長‥192m
全幅‥27m
航海区域‥沿海
所有‥(株)フェリーさんふらわあ・ 鉄道建設.運輸施設整備支援機構
運用‥(株)フェリーさんふらわあ
船籍‥日本.大阪
建造所‥ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所
就航‥平成30年5月15日(3代目)。

九州周遊にお得な、舟遊®(しゅうゆう)プラン

出典・㈱フェリーさんふらわあ

関西-九州航路を運航するフェリーさんふらわあの格安プラン、舟遊®(しゅうゆう)プラン

瀬戸内海航路(大阪⇔別府or神戸⇔大分)と太平洋航路(大阪⇔志布志)をそれぞれ片道ずつ利用し、周遊往復で徒歩乗船ツーリスト船室利用10,000円~と、格安でお得なプランとなっており、弾丸プランとは異なり、現地宿泊も可能なんです。
徒歩乗船以外に、マイカー・バイク乗船プランもあります。

=さんふらわあターミナル(大阪)=
(旧称.大阪南港コスモフェリーターミナル:ATC)です。

大阪南港コスモフェリーターミナルの命名権を(株)フェリーさんふらわあが取得し、平成29年10月1日より「さんふらわあターミナル(大阪)」となりました。

以前は、別府・志布志両航路の乗船手続きをこちらで行っていたのですが、コロナ感染対策として志布志行は第2ターミナルで手続きを行うこととなり、分散化が図られるようになりました。

志布志行が発着する第2ターミナルへは港湾敷地内をバスで移動します。
徒歩での移動はできません。

移動バスは原則出航30分前までの運行です。
早めにターミナルへお越しになられることをおススメします。

検温を終えて、乗船手続き終了。
支払いは、クレジットカード利用可能でした。

▲クリックで画像拡大します。

=記念撮影コーナー=
関連会社.商船三井の名誉船長であった、船好きのイラストレーター.柳原良平先生がお書きになられたイラストです。

なお、顔抜きに描かれたマスク顔の3人は、筆者が先生の絵を手本に書きました。

さんふらわあさつまに乗船・一番安いツーリスト船室

では、乗船しましょう。

私の城となる7802号室は‥
あっ、ここですね。

カード式のルームキーをピッとあてると、解錠され‥

グイイーン。

おっ!
自動でドアが開きましたよ。
ルームキーがあって自動ドア‥
上級船室利用と見せかけて‥

はい、2等に相当する最もエコノミーな船室、ツーリスト船室です。
船旅の基本とも言える、大部屋の和室となっております。

近年、長距離フェリーから姿を消しつつある大部屋の和室ですが、さんふらわあでは合宿需要を見込んで大部屋の全廃はせず、ツーリスト船室として大部屋を残してくれました。

大部屋とは言え、各スぺースがカーテンで仕切られます。
プライバシーが確保され、大部屋雑魚寝だった昔の2等船室では考えられないこの進化!
各区画にはコンセントがあり、マット(幅65cm)・キルトケット・シーツ2枚・枕が用意されています。

舟遊®(しゅうゆう)プラン。大阪→志布志+別府→大阪の利用で、10,000円でした。

さんふらわあさつま・6階船内視察

▲クリックで画像拡大します。

=船内案内図=
さんふらわあさつまの船客区画は6階~8階となっております。

それでは、船内視察をはじめましょう。

乗船口から船内エスカレーターで6階へあがります。

=エントランスロビー=
床の模様は、鹿児島の伝統工芸のデザインなどからインスパイアされたパターンが用いられています。

=レセプション=
等級変更やご案内など、船旅のサポートを行っております。

船旅の救世主‥
G〇RO袋はレセプションに配備されております。

☞船酔いの心配は?
大阪-志布志航路は、外海に出るので海況によっては動揺します。
筆者が先代のさんふらわあさつま(2代目)に乗船した時、波4mの海況で大揺れしました。
今の3代目さつまは2代目より揺れなくなりましたが、海況が悪い時は船内の至る場所にG〇RO袋が配備されます。
そんな時は、とっとと寝てしまいましょう。
酔い止め薬は船内で販売していませんので、事前に準備しておきましょう。

=案内ディスプレイ=
北海道航路の商船三井フェリー/さんふらわあふらの・さっぽろと共通のものです。

レセプション脇には、AEDを配備。

▲クリックで画像拡大します。

=救命胴衣着用方法=
これは重要です。
よく見て、理解しておきましょう。

▲クリックで画像拡大します。

=脱出経路図=
これも重要です。
非常経路の確認もしておきましょう。

=ロッカーコーナー=
コインリターン式単なるロッカーと、暗証番号式貴重品ロッカーがあり、共に無料で利用できます。
これは相部屋の場合、重宝しますね。

▲クリックで画像拡大します。

=先代(2代目)さんふらわあさつま=
柳原良平先生がお書きになられたものです。

船舶用カード式公衆電話に、スマホ充電器があります。

=情報収集コーナー=
さかふらわあと寄港地の観光パンフレットが置いてあります。
スマホの形をした中央の巨大なディスプレイは‥

最先端情報端末 SunFlower Smart QUEST〈SSQ〉です。
船内Wi-Fiと連携して、さまざまな情報が提供できるようになっており、船内各所に設けられたデジタルサイトネージ端末と、お手持ちのスマートホンやタブレットでもご利用頂けます。

映画を見たり、船内案内の画面ではカードキーをかざすと自分の部屋がわかるようになっております。
これは、最先端ですね。

=記念撮影コーナー=
さんふらわあさつまの壁画の前で、記念撮影ができます。

=自販機コーナー=
アルコール類・飲料・カップ麺の自販機が設置されています。

気になる価格は‥
・日清食品カップ麺各種 250円
・缶ビール・発泡酒類各種(キリンorアサヒ) 180~310円
・缶チューハイ各種(キリンorアサヒ) 170円
・ジュース/お茶/コーヒー類各種 100~190円
・挽きたてコーヒーカップ飲料各種 120円
・アイスクリーム各種 160円
~と、言ったところですね。

=喫煙室=
船内は個室を含めて禁煙です。
おたばこは、喫煙室でお願い申しあげます。

両舷を貫く3層吹き抜けの開放的なアトリウム空間。
南国の森の祭りコンセプトとなっております。

3層吹き抜け、楕円のアトリウム。
国内フェリー初の常設となったプロジェクションマッピングの映像が天井に映し出されます。

※コロナ禍でプロジェクションマッピングショーは休止中。

=プロムナード=
6階右舷側にあり、丸窓から太平洋が広がるオーシャンビューをお楽しみ頂けます。

=ショップ=
お土産から飲料、おつまみなどを取り揃えています。

=キッズルーム=
小さなお子様も退屈しない空間が用意されております。

=ゲームコーナー=
小さなスペースですが、フェリーの定番‥
スロットとUFOキャッチャーを配備。
大人も退屈しません。

=レストラン=
さんふらわあさつまのメインダイニングです。
通常はビッフェスタイルなんですが‥

さつま船内レストラン

▲クリックで画像拡大します。

コロナ感染対策として、ビッフェ営業は休止中。
お弁当セット形式の定食の提供を行っております。

※令和3年7月20日にビッフェ営業再開され、お弁当セット形式は終了しました。

=プライベートベッド=
2等寝台にあたる船室です。
プライバシーに配慮された階段式2段ベッドとなっており、各ベッドには専用テレビが設置されています。

¥プライベートベッド/通常運賃16,810円~
※この旅行記で表記する運賃は2020年10月1日改訂の値段で、7月1日以降値上がりしておりますのでご了承願います。

=トラックドライバー様専用エリア=
我が国の物流を守るトラックドライバー様専用区画です。
一般船客は入れません。

出典・㈱フェリーさんふらわあ

トラックドライバー様の客室は、個室化されたスタンダートシングルとなります。
この船室は、トラック需要が少ない多客繁忙期のみ一般に販売されることがあるそうです。

では、7Fへ上がってみましょう。
吹き抜けの手摺は、木立をイメージしたデザインとなっております。

さんふらわあさつま・7階船内視察

=エレベーター=
階段以外にエレベーターがあるので、足腰が弱い方でも楽に昇降できます。

7階です。
両舷を貫いたアトリウムには、吹き抜けを取り囲むようにソファや椅子が置かれています。

=マッサージコーナー=
高性能電動マッサージチェアで、疲れや体のコリをほぐしましょう。
15分200円です。

シックな雰囲気の寛ぎ空間です。

7F左舷側‥
カジュアルなベンチタイプのチェアが配置されて、お寛ぎ頂けます。

=展望浴場=
これぞ、船旅の醍醐味!
大海原が眺められるゆったりとした浴室です。

=シャワー室=
いつでも利用できるシャワールームが設置されています。

=ツーリスト=
2等にあたる大部屋の和室。
筆者が利用している最下級等級です。

¥ツーリスト・通常運賃13,750円~

=洗面室&トイレ=
白を基調とした洗面室にアメニティはありませんが、ドライヤーがあります。
個室は清潔で、ウォッシュレット完備。
G〇RO処は、シーシック用流し室と称し個室化されています。

=多機能トイレ=
車椅子の船客にも十分なスペーを確保したトイレとシャワー室が用意されています。

本船のバリアフリー設備は、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団より助成を受けております。

=ベビールーム=
オムツ交換ベッドに、授乳室/調乳器が用意されております。

=コインランドリー=
洗濯機が1回200円。
乾燥機が30分100円です。

=ペットゾーン=
ゲージ利用のペットルーム。
ペット様とご一緒に過ごせるデラックス/ウィズペット客室もあります。

=ドッグラン=
ペットゾーンに隣接して、オープンエアのドッグランがあります。

=給湯室=
カップ麺調理に必要な熱湯の他に、製氷機・電子レンジを配備。

出典・㈱フェリーさんふらわあ

=プライベートシングル=
アコーディオンカーテンで仕切られた個室感覚で利用できる船室です。
テレビがあります。

¥プライベートシングル・通常運賃18,330円~

出典・㈱フェリーさんふらわあ

=スペーリア=
1等にあたる個室で、今までのさんふらわあ1等にはなかったシャワー&トイレが各室に設置され、快適になりました。
シャワー室・トイレ・洗面台・テレビ・冷蔵庫があります。
なお、窓はありません。

¥スペーリア・通常運賃25,460円~

※スーペリアの2人目はエキストラベッドを使用し、旅客運賃は大人1名様分運賃の50%です。

出典・㈱フェリーさんふらわあ

=デラックス/洋室=
特等に相当する、シティホテル並みのツインルームです。
くまモンキャラクター洋室/ウィズペットルームもあります。
シャワー室・トイレ・洗面台・テレビ・冷蔵庫・空気清浄機があります。

¥デラックス/洋室・通常運賃30,560円~
※デラックス(洋室/ウィズペット)の3・4人目はエキストラベッドを使用し、旅客運賃は大人1名様分運賃の50%です。

※デラックス(洋室/ウィズペット)を1名様でご利用の場合は、大人1名様分の旅客運賃の50%をルームチャージとしてご負担頂くので、45,840円~となります。

=デラックス/和室=
特等にあたる個室で、定員2~4名の落ち着き感のある和室です。
シャワー室・トイレ・洗面台・テレビ・冷蔵庫・空気清浄機などがあります。

¥デラックス/和室・通常運賃33,610円~

※デラックス(和室)を1名様でご利用の場合は、大人1名様分の旅客運賃の50%をルームチャージとしてご負担頂くので、50,420円~となります。

7Fデッキ船首部です。
フォワードサロンは設置されず、通路になっています。
夕方以降、夜間は窓にブラインドが下ろされていますが‥

ブラインドが上げられると、前面展望が楽しめます。
操舵室にいるみたいです。

まだまだありますよ。
8階に上がってみましょう。

さんふらわあさつま・8階船内視察

8階からアトリウムを見下ろします。
ゴージャスな空間ですね。

8階にも、アトリウムを囲むように寛ぎの空間があります。

8階船首部は富裕層の上級船客の方々が利用される、スイートのみの最上級フロアです。
私のような下級船客が立ち入る事は許されません。

出典・㈱フェリーさんふらわあ

=スイート=
専用バルコニーがついた、さんふらわあさつま.最上級船室です。
バリアフリー対応タイプもあります。
バス・トイレ・洗面台・専用バルコニー・テレビ・冷蔵庫・空気清浄器などがあります。
※バリアフリー客室に専用バルコニーはありません。

¥スイート・通常運賃35,650円~

※スイートの3人目、スイートバリアフリーの3・4人目はエキストラベッドを使用し、旅客運賃は大人1名様分運賃の50%です。

※スイート・スイートバリアフリーを1名様でご利用の場合は、大人1名様分の旅客運賃の50%をルームチャージとしてご負担頂くので、53,480円~となります。

展望デッキに出ました。
天気が良ければ、ベンチで寝そべって星空を眺めることができるんですよ。

以上で、船内視察は終了です。

さんふらわあさつま乗船記(後編)は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。