■0387・2023年10月3日~6日.直江津&越後湯沢3泊4日-09
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佐渡汽船/直江津-小木航路にカーフェリーが復活!宇和島運輸から移籍した佐渡汽船/こがね丸に乗って来ました。
本記事は、こがね丸/船内編です。
※記事中の価格等は、2023年10月現在のものです。
▼目次
カーフェリー復活のいきさつ
平成27年(2015年)4月21日、直江津-小木航路に就航した、豪インキャット社製のウェーブピアサー カタマラン(波浪貫通型双胴船)タイプの高速カーフェリー、佐渡汽船/あかね。
カーフェリーで直江津-小木/所要時間2時間40分を1時間40分に短縮!
波浪貫通型双胴船は予備浮力をなくし、ナイフ状の船首で波を切り裂いて進むので、ピッチング(縦揺れ)が小さくなり、船酔いから解放!
~と、良いこと尽くめで、期待を胸に華々しくデビューしたあかねでしたが‥
外国製船舶の為、維持経費がかかってしまう。
時化時の航行時、双胴船独特の動揺から船酔い客が激増!
そして、新型コロナウイルスによる輸送低迷。
年間10億円近くの赤字を出してしまい、わずか6年でスペインへ売船されてしまいました。
あかね売船後、ジェットフォイル(高速船)による運航となった直江津-小木航路。
あかねの建造費を支援した新潟県・佐渡市・上越市の地元自治体はウェーブピアサー型高速フェリーの導入に反対の意見を出したにも関わらず、佐渡汽船はあかねを導入し売船に至った経緯をふまえ、早期のカーフェリー復活を要望。
新造船を建造する余裕がなかった所に、愛媛県八幡浜-大分県別府航路に就航していた宇和島運輸/えひめが新造船/れいめい丸の就航に伴い引退する事になったので、佐渡汽船が8億7000万円で購入。
えひめは新たな装いとなり、こがね丸(4代目)として令和5年(2023年)4月29日、直江津-小木航路に就航しました。
佐渡汽船/こがね丸 (4代目)
それでは、恒例の船内視察を始めましょう。
こがね丸の船客区画は3階から5階の3層です。
3階 Cデッキ
乗船すると、3階Cデッキです。
案内板はえひめ時代の物に、シールを貼って対応。
ところどころ、えひめ時代の画像と合わせて見ていきましょう。
エントランスホール
=メインエントランス=
船体中央、両舷を貫いたメインエントランスが船客を迎えます。
エントランスホール吹き抜けのYの字階段。
ゴージャスな雰囲気が漂っています。
エントランスから続くホール。
案内所・荷物置場・自販機コーナーがあります。
案内所
=案内所=
えひめ時代、売店だったスペースは案内所になりました。
こうして比較してみるとシンプルになり、ちょっと寂しくなっちゃいましたね。
案内所では、等級変更や貸毛布(100円)、御船印などを承ります。
えひめ時代の売店は、懐かしい感じがする対面販売でした。
お土産・弁当・雑誌・飲み物・アルコール類などを販売。
愛媛らしく、冷凍みかんもあったのですよ。
等級変更の差額一覧です。
えひめから継承された上級船室でリッチな船旅をお楽しみ頂けます。
えひめ時代、案内所だったカウンターは案内所が旧売店のスペースに移設したことにより、閉鎖されていました。
=こがね丸船内案内=
えひめで使っていた案内板を流用。
ベージュの部分はえひめ時代のままです。
船内では、Wi-Fiがつながりますよ。
※海域によってはつながらない場合があります。
=救命胴衣着用法=
これは重要です。
よく見ておきましょう。
=海上国道350号線=
佐渡汽船の新潟-両津・小木-直江港を結ぶ航路は、海の国道と呼ばれる海上国道の扱いとなっており、新潟市から佐渡ヶ島を経由して新潟県上越市を結ぶ国道350号線の海上国道の部分は145kmにも及んでいるそうです。
佐渡の方言一覧。
試験にでますよ。(笑)
乗船記念スタンプ。
佐渡汽船6フリートあり、その船舶のスタンプが置かれています。
各船によってデザインが異なるので、集めてみるのもいいですね。
こがね丸の御船印。
こちらは有料(300円)で、案内所で承ります。
=非常案内図=
これも重要です。
避難経路の確認を兼ねて、船内を見てみましょう。
AED(自動体外式除細動器)。
海の上でも救命の鍵となる早い処置を開始する事ができます。
船旅の救世主‥G〇RO袋は各所に配備。
荷物置き場に変貌したホール
=ホール=
えひめ時代は飲食スペースだった場所が、荷物置場になりました。
自販機コーナー
=自販機コーナー=
清涼飲料水・カップ麺・菓子・パンを販売。
こがね丸には他船にある軽食コーナー及び売店はなく、アルコール類の販売も致しておりません。
清涼飲料水の販売機。
・缶飲料は各種130円。
・ペットボトルは、140~180円
・オロナミンC.130円にエナジードリンク.230円もありますよ。
こがね丸では、アルコール類の販売はありません。
新潟の菓子メーカー/亀田製菓の米菓子。
柿の種・うすやきサラダは各110円。
菓子パンは各170円と言ったところですね。
カップ麺は、カップヌードルを筆頭に日清食品の商品を販売。
各250円です。
こちらは、カップ麺用のポット。
熱湯注意!
ペットケージエリア
=ペットケージエリア=
えひめ時代、ゲームコーナーだった場所は、ペットケージエリアになりました。
ご一緒されるペット様(1等ウィズドッグルーム利用除)は、ペットケージエリアのケージにお預かりするか、お手持ちのペットキャリーに入れたままペットケージエリアでお預かりいたします。
ペット様料金は、1匹1,210円です。
喫煙所
=喫煙所=
船内は禁煙です。
喫煙は甲板の喫煙所をご利用願います。
洗面所・トイレ
=洗面所&トイレ=
トイレはウォッシュレット付き。
洗面所とトイレは清潔に保たれております。
多目的トイレ
=多目的トイレ=
お身体が不自由なお客様に安心してご利用頂けます。
こがね丸のバリアフリー設備は、えひめ建造時に交通エコモ財団の助成で設置されたものです。
授乳室
=授乳室=
かつての公衆電話室が転用されています。
赤ちゃん連れのお客様も安心ですね。
ロビー (優先座席)
=ロビー=
エントランス近くの両舷にあり、優先座席となっています。
大きな窓が特徴的な宇和島運輸の船舶。
えひめ時代に眺められた豊予海峡の景色は、日本海.佐渡海峡に変わりました。
廃止されたドライバー室
えひめ時代にあったドライバー室は、船員室に変更。
2等船室
=2等船室=
船旅の基本とも言える、大部屋雑魚寝の船室です。
早いもの勝ちの自由席です。
混雑すると、横になることができず、最悪の場合、奴隷船のようになるかもしれません。
みんなで譲り合って利用しましょう。
¥2等(直江津-小木) 3,110円。
3階甲板
=左舷乗降口=
既存ターミナルのボーディングブリッジに合わせる為、移設された乗降口。
床と天井の嵩上げを伴う改造を行い、バリアフリー対応となりました。
えひめ時代は車両甲板だった3階船尾。
こがね丸では船客用の甲板となり、画像左の車両スロープは閉鎖されました。
4F Bデッキ
次は、4階に上がってみましょう。
4階 Bデッキです。
上下に連なるY字階段と3層の吹き抜け。
えひめ新造時、このクラスの中型フェリーでの3層吹き抜けは斬新だったのですよ。
宇和島運輸の気合いが感じられます。
=4階Bデッキのエントランス=
ベンチタイプの椅子が置かれています。
ここは、えひめ時代のまんまですね。
4階 2等船室
=2等船室=
4階Bデッキ後方にも船旅の基本、大部屋雑魚寝の2等船室(自由席)があります。
4階一般甲板
=4階一般甲板=
日本海の爽やかな潮風を浴びながらのクルージング。
ベンチもあるので、お寛ぎになれます。
=ペットコーナー=
船内でもペットと一緒に過ごしたいお客様の為のスペースです。
コーナー内ではケージから出していただくことが可能。
必ず飼い主の方がご一緒してくださいとのことです。
=上級船室エリア=
この先は上級船客様専用のエリアです。
2等船客は入れませんが‥
奮発して1等船客となった筆者。
上級船客専用エリアに入りましたよ。
1等船室
=1等船室=
相部屋ですが、定員制で全席指定となっているので、必ず横になることができます。
各席には低反発マット・毛布が備えてあり、一人あたりのスペースも広めにとっているので、快適にゆったりとくつろげます。
¥1等(直江津-小木) 3,460円。
備品の毛布は、西川製。
おけさ丸からの転用品ですね。。
※おけさ丸‥佐渡汽船/新潟-両津航路の就航船。
1等 ヴィズドッグルーム
1等6号室はヴィズドッグルーム。
わんちゃんと一緒に過ごせる1等相部屋です。
1等旅客運賃+ペット料金1,210円+1等ウィズドッグルーム料金2,000円でご利用頂けます。
愛犬様と一緒にプライベートな空間を楽しみたい方には貸切利用(23,000円)も可能です。
貸切利用の場合は、旅客運賃、ペット料金を含めた総額の運賃となります。
1等ヴィズドッグルームは、1人掛けイス3脚・ドッグゲージ3つ・佐渡汽船オリジナルのアメニティを用意しており‥
ヴィズドッグルーム利用船客様専用のドッグランもあります。
特等室
=特等室=
高級感あるドアの船室は、1室限定!
こがね丸の最上級船室/特等室です。
¥特等(直江津-小木) 7,870円。
筆者は入室する資格がないので、佐渡汽船公式ホームページの画像で見てみましょう。
特等は、シティーホテルのツインルームと同様の広々とした個室のお部屋です。
1室2~4名の個室となり、ツインベッド・ソファーセット・トイレ・化粧台があります。
上級船客専用ラウンジ&甲板
=ラウンジ=
特等及び1等利用の上級船客様だけが利用できるワンランク上の空間です。
ラウンジは操舵室の真下にあるので、前方の景色をお楽しみ頂けます。
ラウンジのソファー。
ゆったりとした優雅な船旅をお楽しみいただけます。
ラウンジの絵画。
目の保養をしましょう。
=上級船客専用甲板=
特等と1等利用の上級船客様専用の甲板です。
5F Aデッキ
まだまだありますよ。
5階 Aデッキに上がりましょう。
最上階の5階 Aデッキです。
2等ラウンジ
=2等ラウンジ=
上級船室に見えますが、扱いは2等船室。
眺めの良いラウンジは、全等級のお客様がご利用頂けます。
5階 Aデッキ甲板
=5階 Aデッキ甲板=
眺めが良い解放感ある広い甲板です。
=撮影スポット=
えひめから継承されたモニュメントをバックに記念撮影ができます。
えひめ船内設備の大半が継承されたこがね丸。
新潟両津航路に就航するときわ丸・おけさ丸にある軽食堂や売店がないのは残念ですが、ペットルームを設けるなど時代のニーズ合わせたシンプルな船となりました。
直江津から乗船する場合、ターミナルにも売店がないので、飲食物は港に行く前に調達した方が良いでしょう。
佐渡汽船/こがね丸 航海編
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【船旅】カーフェリー復活!《祝》佐渡汽船/こがね丸 (小木→直江津/復路航海編) 作成中
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・亀田製菓
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・ときわ丸乗船記 (4トラベル)
・おけさ丸乗船記 (4トラベル)
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【船旅】カーフェリー復活!《祝》佐渡汽船/こがね丸 (直江津→小木/往路航海編)
【船旅】カーフェリー復活!《祝》佐渡汽船/こがね丸 (小木→直江津/復路航海編)
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