【船旅】昭和62年建造 我が国最古のフェリー・九州商船/フェリーなみじ(船内編)

■0151・2021年12月20-24日 長崎/鳥取.4泊5日-5

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長崎・佐世保と五島列島を結ぶ九州商船。
佐世保-中通島(有川)航路では、昭和62年12月に就航し、国内定期フェリー最古の就航船となった、フェリーなみじが現役で活躍しています。

本記事では、フェリーなみじの船内を見てみましょう。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。

九州商船・フェリーなみじ

佐世保-中通島(有川)航路に就航する、九州商船/フェリーなみじ
昭和62年から30年以上活躍する長老格のフェリーです。

=フェリーなみじ=
船種‥フェリー
総トン数‥1,150t
全長‥75.10m
全幅‥13.8m
航海区域‥沿海
所有/運用‥九州商船(株)
船籍‥日本.長崎県佐世保
建造所‥神田造船川尻工場
就航‥昭和62年12月7日

航海編は、☝コチラ。

第2甲板 (船楼甲板)・第3甲板 (船橋甲板)

フェリーなみじの船内を見てみましょう。

乗船すると、第2甲板(船楼甲板)です。
階段を上がると‥

エントランスホール

第3甲板(船橋甲板)となり、エントランスホールが船客を迎え入れます。

=案内所=
シャッターが閉じられて閉鎖されていました。

エントランスホールは2層吹き抜けとなっています。
昭和62年建造の離島航路就航船で吹き抜けのロビーとは、当時は斬新だったろうな。

=救命胴衣着用方法=
これは重要です。
よく見ておきましょう。

=フェリーなみじ 脱出救命&消防配置図=
これも重要です。
避難経路の確認を兼ねて、恒例の船内視察を始めましょう。

自販機コーナー

=自販機コーナー=
清涼飲料水は、100~160円と言ったところですね。

缶ビールは‥
240~340円です。

購入には、運転免許証が必要となります。

船旅に欠かせないカップ麺。
日清食品カップヌードルやどん兵衛が220円でした。

右側は給湯器。
お湯とお茶が無料で頂けます。
コップは各自でご用意願います。

船内ではWi-Fiが使えます。

トイレ

=男性用トイレ=
配管剥き出しで、いかにも船のトイレと言った感じです。

おっ!
個室には、ウォッシュレットがありますね。

=G〇RO処=
船酔いに苦しむ多くの方々に貢献するアイテムです。

船旅の救世主‥
G〇RO袋は案内所脇に配備されています。

2等室

=2等室=
これぞ、船旅の基本‥
絨毯敷き大部屋雑魚寝の和室です。

棚とパイプ棚で、船室が仕切られています。
この時代の船室はこのようなレイアウトが主流でした。

角枕と小さい毛布が無料で使えます。

毛布は下に敷いたり、枕代わりに使用しないよう、注意書きがありました。

第4甲板 (遊歩甲板)

次は、エントランスの階段を上がって、第3甲板(遊歩甲板)を見てみたいのですが‥

ありゃりゃ。
下級船客の筆者は入れませんね。

エントランスの階段には立派な絵が描かれております。

2等指定客室

▲画像出典・九州商船株式会社

上級船室の区画には、下級船客の筆者は立ち入りが許されませんので、九州商船公式サイトの画像で見てみましょう。

=2等指定室=
定員制相部屋和室で、定員分しか乗船券が発券されないので、2等は奴隷船のようになっても、こちらは横になれます。

¥2等指定(佐世保-有川) 4,100円

1等客室

▲画像出典・九州商船株式会社

=1等室=
フェリーなみじ最上級船室です。
定員制相部屋和室となっており、2等指定より客室定員が少ないので、快適性が増しています。

¥1等(佐世保-有川) 5,100円

外部甲板

=開放デッキ=
オーニングで覆われたアウトデッキとなります。
上級船室区画の第3甲板(遊歩甲板)後方にありますが、外階段から2等船客も入れます。

開放デッキでは、爽やかな潮風を浴びながら船旅をお楽しみ頂けます。

以上で、フェリーなみじ船内視察は終了です。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。