■0250・2022年11月14日-11月18日..神戸/宮崎/大分/大阪.4泊5日-06

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瀬戸内海に浮かぶ小豆島。
フェリーを乗り継ぐため、小豆島オリーブバスで島を半周するがてら、世界最狭を誇る土渕海峡を見学しました。
※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。

神戸から、ジャンボフェリー/あおいに乗って‥
ジャンボフェリー/あおい乗船記は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。
坂手港

香川県小豆島の坂手港にやって来ました。

坂手港のシンボル、芸術作品/スター・アンガー。
ミラーボールみたいな巨大な球体がクルクル回っています。

=坂手港フェリーターミナル=
ジャンボフェリー(神戸-小豆島坂手-高松)が発着しています。
なんか倉庫のようなターミナルですが‥
壁には、旧約聖書の”ノアの箱船”の物語をもとに「瀬戸芸」で設置された作品群と、小豆島に伝わる逸話を描いた全長35mの壁画絵巻「小豆島縁起絵巻」ヤノベケンジ(絵師.岡村美紀)があります。
小豆島.坂手港の位置は、☝コチラ。
小豆島オリーブバス(坂手港→土庄本町)

坂手港は小豆島東南部にあり、これから島の北東部にある福田港へ向かいます。
ルートはふたつありまして‥
①坂手線と福田線(南廻り)に乗って、島の東側を走るルート。(乗換一回)
②坂手線と福田線(北廻り)に乗って、島の北側から向かうルート。(乗換一回)
東ルートの方は距離が短いのですが、②の土庄を経由するルートで福田へ向かいます。

小豆島の路線バスは、小豆島オリーブバスが運行しており、ターミナル前からフェリー発着時間に合わせて土庄・田ノ浦映画村行きのバスに乗れます。
あっ、バスが来ましたよ。
🚌小豆島オリーブバス:土庄港行
坂手東.9:40→土庄本町.10:25
¥運賃300円

瀬戸内の静かな海を眺めながらバスは走り‥

坂手港から35分。
港の手前、土庄本町で下車。
世界最狭の海峡/土渕海峡

次に乗る福田港行きのバスは、土庄本町から300mほど離れたオリーブタウンから乗ります。
途中にある土渕海峡に寄っていきましょう。

=土渕海峡=
どこにでもある川や水路のように見えますか、こちらはなんと!海峡なのです。
ドフチかいきょうと言います。

GoogleMapの空撮地図を見てみましょう。
よく見ると、フェリーが発着する土庄は小豆島の向かいの島、前島にあることがわかりますね。
この前島(土庄地区)と小豆島本島部(渕崎地区)を隔てるのが土渕海峡なのです。

そして、土渕海峡は「世界一狭い海峡」として、ギネス世界記録に1996年1月に認定されました。
なんでも、元々は名もない場所でありまして、ギネスブックに申請する時に名称が必要だったことから、土庄地区の「土」と対岸の渕崎地区の「渕」を取って命名されたのだとか。
そして、1990年にギネスに申請したのですが、国家機関の証明がないと指摘を受け、国土地理院の地形図への記載後に再申請してめでたく「世界一狭い海峡」が認められたそうです。
おめでとうございます。
パチパチパチ‥

世界一狭い土渕海峡‥
ここが最狭部となりまして、幅が9.93メートルしかありません。
ちなみに土渕海峡の全長は約2.5km・最大幅約400mなんだとか。

土渕海峡横断証明書を土庄役場(商工観光課)において、一部100円で発行しています。
世界最狭の海峡/土渕海峡の位置は、☝コチラ。

=オリーブの木=
今から114年前の明治41年(1908年)、鹿児島・三重・香川の三県でオリーブを植えた結果、小豆島だけが栽培に成功。
以来、日本のオリーブ発祥の地として有名になりました。

=土庄迷路のまち=
土渕海峡に面した土庄本町に残る複雑な迷路のような入り組んだ路地です。
全国に現存する数少ない迷路のひとつで、俳人尾崎放哉が慣れ親しんだ昭和レトロなまち並みを散策することができます。

今回は時間の都合で見学できず‥
迷路のまちボランティアガイド協会による散策ガイド(有料)もあるようです。
🏠迷路のまちボランティアガイド協会のサイト➡小豆島・迷路のまち
小豆島オリーブバス(オリーブタウン前→福田港)

はい、オリーブタウン前バス停に着きました。
オリーブタウンで検索すると‥
牧場物語と言うゲームがヒットしますが、実態は小豆島の商業施設です。
スーパー・ドラッグストア・ホームセンターなどがあります。

=小豆島オリーブバス路線図=
小豆島オリーブバスは小豆島全域をカバーするバス事業者です。
以前は小豆島バスと言う会社が小豆島の路線バスと貸切バスを運行していましたが、事業撤退に伴い、地元出資のバス会社として平成21年に設立されたのが小豆島オリーブバスです。
小豆島バスが運行していた、一般路線バス・全9路線のうち7路線(坂手線・田ノ浦線・南廻り福田線・北廻り福田線・中山線・四海線・西浦線)の営業運行を引き継ぎました。

オリーブ色のバスが来ました。
乗りましょう。
🚌小豆島オリーブバス:福田港行
オリーブタウン.10:47→福田港.11:36
¥運賃300円

バスは瀬戸内海を眺めながら、島の北側を走ります。

途中から貸切になりました。
地方の公共交通機関の厳しさを実感します。

何気に山の中っぽいところも走り‥

島の東側、福田港が見えて来ました。
小豆島.福田港の位置は、☝コチラ。

オリーブタウンから39分。
小豆島北東部の福田港に着きました。
この後、フェリーで姫路へ向かいます。
フェリーを乗り継ぐため、小豆島オリーブバスで島を半周するがてら、世界最狭を誇る土渕海峡だけ見学しました。 世界最狭の土渕海峡は単なる川に見えますが、島と島の間に位置する立派な海峡で、ギネス申請にあたっては色々と苦労があったようです。 小豆島オリーブバスでは、1日・2日有効のフリー乗車券の販売を行っているので、島の観光に利用されてはいかがでしょうか。
ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。