【鉄旅】青春18きっぷ 国鉄型キハ40形に乗ってローカル鉄旅 函館本線(函館→長万部)

■0200・2022年9月5-9日.北海道函館4泊5日-13

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青春18きっぷを使って、函館本線の鉄旅です。
本記事では、国鉄時代から活躍するキハ40形ディーゼルカーに乗って、函館→長万部へ2時間23分のローカル鈍行列車の旅を楽しみます。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。

函館駅にやって来ました。
北海道新幹線に乗るのではなく‥

はい、これを使いますよ。
格安鉄旅の味方、青春18きっぷのご登場です。

函館駅の駅弁人気ナンバー1!
函館駅名物.鰊みがき弁当を買っていこう。

■鰊みがき弁当‥1,000円

=函館駅=
北海道函館市若松町にあり、明治35年12月10日に開業。
北海道の玄関口であることは言うまでもなく、昭和63年3月までは青函連絡船接続駅でありました。

サッポロビールの看板。
北海道の駅にあったこの名物看板‥
徐々に姿を消しています。

では、鈍行列車に乗りましょう。
JR東日本では撲滅したキハ40形で、この車両は富士重工/昭和55年製。

おっ、単行だ。

🚃普通823D.長万部行
函館.12:35→長万部.14:58
[乗]JR北海道:キハ40-1762

車内は、国鉄型オリジナルの青モケット。
昔はみんなこの色だった。

キハ40形は近郊用気動車として、セミクロスシートとロングシートを配置しています。

寒冷地仕様の二重窓。
北海道ならではの装備だが、窓が開かない新型車両には装備されなくなった。

そして、窓開閉ツマミも今の時代、絶滅危惧種だ。

日除けのロールブラインド。
JR東日本では近年の新型一般形車両には装備されなくなり、それが北海道にも波及している。

針金製の網棚に物掛けも見なくなったな。

外気を導入するベンチレーターと送風機。
送風機は窓の脇にあるスイッチを自分で押すと作動します。

北海道で活躍する古い一般形車両は、非冷房車が多いのです。

車内消毒(殺虫)を定期的に実施。

かつては急行形車両に多く採用された幅1mの片開きドア。
ドアの右には‥

トイレがあります。

汽車便と呼ばれた元祖和式。
昔は開放式と呼ばれた垂れ流しでしたが、今はタンク式となっております。

便所使用知らせ燈は施錠すると点灯するので、トイレに行ったら使用中と言う事がない優れものだ。

ここに座りましょう。

床に新聞紙を敷いて寛ぐ。

昭和のスタイルを再現。
昔はこんな光景が見られましたね。

この先、レールはありません。

ここが北海道最南端の駅かと思いきや‥
北海道最南端の駅は、木古内駅(北海道新幹線/道南いさりび鉄道)でした。

ちなみにJR北海道の最南端駅となると、北海道ではなく、青森県の奥津軽いまべつ駅(北海道新幹線/海峡線)となるんだとか。

北海道函館市亀田本町。
五稜郭に停車。

明治44年9月1日開業。
JR北海道と道南いさりび鉄道の共同駅となります。

北海道函館市桔梗3丁目。
桔梗に停車。

明治35年12月10日開業。
業務委託駅で、平成元年12月改築の駅舎です。

北海道亀田郡七飯町大中山1丁目。
大中山に停車。

昭和21年12月1日、大中山仮乗降場として開業。
平成25年12月12日、今の新駅舎が供用開始されました。

北海道亀田郡七飯町本町1丁目。
七飯に停車。

明治35年12月10日開業。
駅のある七飯町の地名は、七重村と飯田村が合併した時に一文字ずつ取って町名となった説などいくつかの説があるそうです。

列車は跨線橋に入ります。

新函館北斗を経由する下の線路(本線)と分離し‥

跨線橋に入ると、右に大きくカーブ。
こちらは函館本線の別線となる藤城線です。

藤城線は、勾配を避ける函館本線の複線化で下り線として勾配を避けるルートで、昭和41年10月1日に開通。
3本の下り普通列車だけが走り、藤城線経由だと新函館北斗を通りません。

再び本線と合流すると‥

北海道亀田郡七飯町字大沼町。
大沼に停車。

明治36年6月28日開業。
駅員配置駅ですが、特急列車は停車しないそうです。

今度は、噴火湾に沿って走る砂原支線とわかれました。
我々は、本線(山線)に入ります。

北海道亀田郡七飯町字大沼町。
大沼公園に停車。

明治40年6月5日、大沼公園臨時乗降場として開業。
駅舎は、昭和58年3月に改築された洋館風の建物です。
大沼国定公園大沼への最寄り駅となっています。

あっ、湖だ。
大沼国定公園の大沼ですよ。

北海道茅部郡森町字赤井川。
赤井川に停車。

明治37年10月15日開業。
のどかな無人駅だな。

北海道駒ヶ岳(1,131m)が近づいてきました。

北海道茅部郡森町字駒ケ岳。
駒ヶ岳に停車。

明治36年6月28日、宿野辺駅として開業。
こちらからだとわかりませんが、トンガリ屋根のかわいい駅舎です。

函館本線/駒ヶ岳→森。

非冷房車なので窓を開けられます。
心地良い風が入ってきて、新しい車両では味わえない快適さがここにはある。

車窓にはドドーンと、雄大な北海道駒ヶ岳!

函館本線/駒ヶ岳→森。

砂原支線と合流すると‥

あっ!
海だ。

北海道茅部郡森町字本町。
森に停車。

明治36年6月28日開業の駅員配置駅です。

森駅と言ったら、名物駅弁.いかめし!
森での停車は10分あるので、駅前の柴田商店に寄って‥

阿部商店/元祖森名物いかめしを購入。
小ぶりのイカだけど、ご飯が詰まっているよ。

■いかめし‥780円

函館本線/森→石倉。

森から先、噴火湾に沿って走ります。
長万部方面、座るなら進行方向に向かって右側が良いですよ。

北海道茅部郡森町石倉町。
石倉に停車。

明治36年11月3日開業。
昭和63年11月改築の駅舎がポツンと建っています。

北海道二海郡八雲町落部。
落部に停車。

明治44年8月5日開業。
かつては簡易委託駅でしたが、今は無人駅です。

噴火湾を眺めながら1両のローカル列車は、トコトコと走ります。

北海道二海郡八雲町野田生。
野田生に停車。

明治36年11月3日、野田追駅として開業。
昭和34年10月1日に、現駅名に改称されました。

北海道二海郡八雲町山越。
山越に停車。

明治36年11月3日、山越内駅として開業。
翌明治37年10月15日、現駅名に改称されました。

北海道二海郡八雲町本町。<br />八雲に停車。<br /><br />明治36年11月3日開業。<br />特急北斗が停車する駅員配置駅です。<br /><br />北海道新幹線の新駅が八雲町内に開設される予定ですが、ここ八雲駅ではなく別の場所に新八雲駅(仮称)となる予定だそうです。

北海道二海郡八雲町本町。
八雲に停車。

明治36年11月3日開業。
特急北斗が停車する駅員配置駅で、あまり知られていませんが、北海道最西端の駅です。

北海道新幹線の新駅が八雲町内に開設される予定ですが、ここ八雲駅ではなく別の場所に新八雲駅(仮称)となる予定だそうです。

函館本線/八雲→山崎。

海岸線が離れていきます。
奥の赤枠、北海道駒ヶ岳も離れていきます。
さよならー

北海道二海郡八雲町山崎。
山崎に停車。

明治37年10月15日に開業。
無人駅で、昭和62年に1月改築された木造駅舎があります。

北海道二海郡八雲町黒岩。
黒岩に停車。

明治36年11月3日開業。
昭和63年12月3日改築の駅舎がある無人駅です。

北豊津信号所付近を通過。
この辺りにはかつて北豊津駅がありましたが、平成29年3月4日に廃駅となりました。

列車は長万部町に入りました。
北海道山越郡長万部町字国縫。
国縫に停車。

明治36年11月3日開業。
昭和62年3月16日に廃止された瀬棚線(国縫-瀬棚/42.5km)との分岐駅でした。

北海道山越郡長万部町字中ノ沢。
中ノ沢に停車。

明治37年10月15日、紋別駅として開業。
大正3年10月1日に現駅名となりました。

函館から2時間23分/112.3km。
この列車の終着駅である‥

北海道山越郡長万部町字長万部。
長万部に到着。

明治36年11月3日開業。
函館本線・室蘭本線が分岐する長万部町の代表駅です。

函館から普通列車/長万部行に乗車。
この区間、特急列車の方が多く走り、函館-長万部を通しで走る列車は一日数本しかありません。

駒ヶ岳・大沼、そして森から長万部寄りは噴火湾に沿って走るので、車窓風景も見ていて飽きません。
そして、森駅の名物駅弁/いかめし‥
特急列車だと1分しか停まらないので買えませんが、普通列車なら数分停まる列車があるので購入が可能です。

国鉄の時代から活躍するキハ40形と言うディーゼルカーが今も活躍し、冷房がないので夏は窓を開けて北海道の爽快な空気にあたりながらの鉄旅が楽しめました。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。