■0383・2023年10月3日~6日.直江津&越後湯沢3泊4日-05

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北陸新幹線金沢延伸によってJR信越本線から移管されたえちごトキめき鉄道/妙高はねうまライン。
新潟県内、妙高高原→直江津へ37.7km/54分の鉄旅です。
全国的に珍しくなったスイッチバックがありましたよ。
※記事中の価格等は、2023年10月現在のものです。
▼目次
妙高高原駅

ここは新潟県妙高市大字田口字南。
新潟県最南端の駅、妙高高原駅です。

長野駅から1,750円のきっぷを購入し、鉄道で新潟県.直江津へ向かっています。
🚋しなの鉄道(長野→妙高高原) 850円。
🚋えちごトキめき鉄道(妙高高原→直江津) 900円。
しなの鉄道/北しなの線

平成27年(2015年)3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業によって、並行在来線である旧信越本線の/長野→妙高高原(長野県内)は長野県の第三セクター企業/しなの鉄道に移管。
昭和53年から活躍するしなの鉄道115系S14編成に乗って来ました。
乗って来た画像の電車(S14)は、2014年3月14日をもって引退。
JR長野総合車両センターへ回送され、廃車解体されたそうです。
しなの鉄道/北しなの線の記事は、☝コチラ。
ご覧頂けましたら幸いです。
えちごトキめき鉄道

この先は、えちごトキめき鉄道(妙高高原→直江津)37.7km/54分の鉄旅です。
平成9年(1997年)、北陸(長野)新幹線開業によってJR旧信越本線新潟県内の運行を引き継いだ第三セクター鉄道/えちごトキめき鉄道(妙高高原-直江津-市振)。
北陸新幹線開業によってJR東日本から経営分離された信越本線(妙高高原-直江津)は、平成27年(2015年)にえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインとなりました。

官設鉄道の田口駅として明治21年(1888年)5月1日に開業した妙高高原駅。
いつ頃建設されたか不明ですが、歴史を感じるホーム上屋ですね。
左側2番線から長野県の第三セクター、しなの鉄道/北しなの線。
右側3番線から新潟県の第三セクター、えちごトキめき鉄道/妙高はねうまラインが発着しています。
E127系

筆者が乗る電車はコチラ。
=えちごトキめき鉄道ET127系(V1編成)=
平成7年(1995年)3月25日に川崎重工で新製され、JR東日本E127系として新潟車両センターに配属。
えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン用電車として、本形式0番台に必要な改修を施し、JR東日本から低価格でえちごトキめき鉄道に譲渡。
平成27年(2015年)3月14日に運転を開始しました。
🚋えちごトキめき鉄道:普通2355M.直江津行
妙高高原.15:09→直江津.16:03

ET127系の車内。
ロングシートだけ‥
東北地方で活躍するJR701系(走るプレハブ)と同じですな。
※JR701系‥東北地区交流電化区間で運用される一般形電車。
製作予算を切り詰めた簡素な電車であることから、走るプレハブとも呼ばれる。
えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン

妙高高原を発車すると‥
日本百名山の一座、妙高山(標高2454m)を眺めながら電車は走ります。

新潟県妙高市大字関山
関山に停車。
明治19年(1886年)、官設鉄道/関山-直江津開通によって開業した駅です。
2年後の明治21年(1888年)、関山-長野開通によって信越本線/直江津-長野がつながりました。
元々はスイッチバック駅でしたが、昭和60年現在の地に移転したそうです。
普通2356M.妙高高原行と列車交換します。

えちごトキめき鉄道.妙高はねうまライン/関山→二本木。
かつては、高崎-軽井沢-長野-直江津-長岡-新潟/約327kmを結ぶ大動脈だった信越本線。
首都圏から直江津・北陸地方をつなぐ特急・急行の優等列車が数多くこの線路を走っていたのは過去の話しになってしまいました。
スイッチバックの二本木駅

えちごトキめき鉄道.妙高はねうまライン/関山→二本木。
急な勾配を下っていくと‥
引上げ線が姿を現しました。

左側は大正11年(1922年)9月築の木製スノーシェード。
明治時代のレールを柱として再利用し、壁や屋根を木の板で構築。
102年経過した今も健在です。

鉄道好きの心をくすぐる複雑なポイント。
全国的に珍しくなったスイッチバック構造の駅、二本木駅構内を走行し‥

新潟県上越市中郷区板橋。
二本木に停車。
ホーム上屋の柱はレールを再利用したもので、昭和12年(1937年)製なんだとか。

妙高はねうまラインでは、唯一路線開業時の駅舎が現存。
幾度の改修を行っていますが、開業前年の明治43年(1910年)に建設された、築113年の駅舎です。
二本木駅は駅舎などの構造物7点が、登録有形文化財に登録されています。
スイッチバックのある二本木駅の場所は、☝コチラ。

二本木を発車。
スイッチバックで一時的にこちらが前となっているのですが、運転士様がいません。

ゴゴゴゴッ‥
時速20km前後で走行中。
運転士様は最後部運転席から運転操作を行っています。

右側直進が妙高高原・長野方面への本線。
先のポイントで左の引上げ線に入りますよ。

ガタン.ゴトン‥
このポイントで‥

直江津方面からの本線と合流します。

蒸気機関車の時代は二本木駅でスイッチバックする必要がありましたが、電化後、特急などの通過列車はこのポイントで二本木駅をスルーできるようになっています。
JR篠ノ井線姨捨駅と同じですね。

引き上げ線に入りました。
電車が単純にバックしているだけなんだけど、これがなんだか面白い。

木製スノーシェードまで行くと思ったのですが、2両の短編成なのでここで停止。
昔は長大編成の優等列車が走っていたので、引き上げ線目一杯に車両が入ったのですよ。

進行方向を変えて再び発車。
加速します。

直江津方面への本線に入りました。

右の平地に二本木があります。
こうして見ると、本線が急勾配である事がわかりますね。

約25‰の急勾配を下ります。
こりゃ、蒸気機関車で登るのは大変だったろうな。
‰/パーミル‥勾配を示す単位で、25‰=1,000m進むと25m上がる勾配を示します。

トキてつET127系電車は、ワンマン時や業務使用がなければ、運転室脇最後部から展望を楽しむことができますよ。
北新井・上越妙高

新潟県妙高市柳井田町。
昭和30年(1955年)7月15日、国鉄の駅として新設された北新井に停車。

二本木からの勾配を下り終えました。
新井から北は、平坦地を電車は走ります。

妙高山が離れていきます。
米どころ、新潟県。
翌年2024年に米不足と、米の価格高騰に見舞われる事を筆者はまだ知らない。

新潟県上越市大和。
上越妙高駅を発車すると、北陸新幹線高架下を交差しました。
上越妙高駅は大正7年(1918年)11月1日、官営鉄道の脇野田信号場として開設。
大正10年(1921年)8月15日に脇野田駅になり、北陸新幹線金沢延伸開業と同時に上越妙高駅と改称され、新幹線との接続駅になりました。
直江津駅

妙高高原から37.7km/54分。
終点の直江津(新潟県上越市東町)に到着。
直江津駅は明治19年(1886年)8月15日に初代駅が開業。
今の駅は昭和31年(1898年)8月1日、2代目として現在地に移転。
新潟県鉄道発祥の地とされています。

直江津駅は島式ホーム3面6線の構造です。
右からJR東日本信越本線・北越急行ほくほく線・えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの電車が停まっています。

北陸新幹線開業によって北陸本線が分断され、長距離優等列車の往来はなくなりました。
優等列車が停車する主要駅だった長いホームはひっそりとしています。
ET127系V1編成

妙高高原から乗ったえちごトキめき鉄道/ET127系V1編成。
旧型電車に塗装された懐かしの新潟色が再現されたラッピング電車でした。
田島ルーフィング㈱の広告電車として、同社のラッピングフィルムが使用されています。
関連リンク集
=関連リンク集=
・えちごトキめき鉄道
・しなの鉄道
・姨捨駅(JR東日本)
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【鉄旅】しなの鉄道/北しなの線 (長野→妙高高原) 乗車記
ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。