【船旅】国際両備フェリー/第一こくさい丸 (小豆島池田→高松) 航海編

■0232・2022年10月10-14日.大分/高松4泊5日-16

ご訪問下さいまして、誠にありがとうございます。
乗り物系・温泉・登山などの旅食事系のブログ、シクタン.comと申します。

小豆島へは数多くの航路が開設されていまして‥
今回は、小豆島池田-高松航路を運航する国際両備フェリー/第一こくさい丸に乗ってみました。
小豆島池田→高松、うどんを食べて1時間のクルーズを楽しみましょう。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。

高松から、ジャンボフェリー/こんぴら2に乗って‥

ジャンボフェリー/こんぴら2の乗船記は、☝コチラ。

香川県小豆島の坂手港にやって来ました。

小豆島オリーブバス(坂手→池田)

坂手港は小豆島東南部にあります。
これから路線バスで、池田港へ移動します。

ジャンボフェリー(神戸-小豆島坂手-高松)が発着する坂手港ターミナル。
ターミナル前のバス停から、土庄・田ノ浦映画村行きのバスに乗れるのですが、ここに来るバスはフェリー発着時間のみとなります。

実は、7:41発の土庄行に乗る予定だったのですが、フェリーが遅れてしまい乗れませんでした。

フェリー発着時以外の時間帯の路線バスは、坂手港フェリーターミナルを経由しない為、坂手東か坂手港バス停からバスに乗ることになります
共に徒歩3分ほどなので‥

歩いて坂手東バス停にやって来ました。
土庄・田ノ浦映画村行きのバスは、ここが始発となるのです。

小豆島の路線バスは、小豆島オリーブバスが運行しています。

バスが来ましたね。
乗りましょう。

🚌小豆島オリーブバス:坂手線.土庄港行
坂手港.8:41→池田クリニック.9:10

=マルキン醤油記念館=
海上交通の要衝として大豆や小麦が集まったことなどの理由から、小豆島ではしょうゆ造りが発展し、明治40年(1907年)には島の有力醸造家によって設立されたのが丸金醤油株式会社です。

丸金醤油の創業80周年の昭和62年(1987年)、大正初期築の工場のひとつを記念館として改装開館。
しょうゆ造りの歴史と製造方法を紹介。小豆島の名産品なども販売しています。

草薙港フェリーのりば。
高松-小豆島草薙航路を運航していた内海フェリーは、コロナ禍及び利用客の減少で収益が悪化したことに加え、2020年10月就航の新造船/ブルーライン(4代目)の導入が重荷となり、事実上の倒産。
両備グループが経営権を譲受し、草薙航路は2021年3月末をもって航路休止となり、国際両備フェリー(小豆島池田-高松)の航路と統合されました。

4代目ブルーラインは高松港に係留されたままです。

瀬戸内の静かな海を眺めながらバスは走ります。

坂手東から29分。
池田内科クリニック(池田港前)で下車。

小豆島 池田港

オリーブの木。
明治41年(1908年)、鹿児島・三重・香川の三県でオリーブを植えた結果、小豆島だけが栽培に成功。
以来、日本のオリーブ発祥の地として有名になったそう。


実をつけていますね。
オリーブの実は油分を多く含み、食用油であるオリーブオイルの原料になることは、言うまでもありません。

=小豆ふれあい産直市場=
池田港にある産直で、小豆島で栽培された季節の花・果物・野菜などの他、女性部の方々が作る味噌や小豆島の特産品を販売しています。

小豆ふれあい産直市場の位置は、☝コチラ。

おっ!
小豆島産シャインマスカットが税込み432円。
これは安いな。

小豆島の特産品である素麺は日本三大素麺のひとつであり、400年の歴史を持っています。
地元池田のナガセ㈱で加工された手延べレモン素麺を売っていました。
買っていきましょう。

■シャインマスカット‥432円
■レモン素麺‥389円

小豆島の池田港に着きました。
ここは、高松へのフェリーが発着している港なのです。

国際両備フェリー小豆島池田港の位置は、☝コチラ。

国際両備フェリー 高松航路

さて、2時間ほど前に小豆島に着いたばかりですが‥
フェリーに乗るのが目的なので、高松へ戻ります。

小豆島池田-高松航路は昭和39年(1964年)、国際フェリー㈱によって開設。
平成19年(2007年)に両備グループの企業となり、令和2年(2020年)4月1日、国際フェリーと両備フェリー(新岡山-小豆島土庄)が合併。
国際両備フェリーとなりました。

池田→高松への乗船券を購入。
700円でした。

あっ!
あれは‥

ズームしてみましょう。

これから乗る国際両備フェリー/第一こくさい丸(パンダ) 696t。
池田港に向かって来ています。

おぉー、キタ.キタ!
来ましたよ~。

狭い港内で、ぐるっと回頭して‥

着岸完了。
パチパチパチ‥

🚢両備国際フェリー:第一こくさい丸(パンダ).高松行
小豆島/池田.9:50→高松.10:50

小豆島.池田→高松 1時間の船旅

では、乗船しましょう。
車両と同じスターンランプから乗船します。

※スターンランプとは、スターンは後尾。ランプ(ランプウェイ)は車両が船舶に自走して乗降できる、架橋構造の傾斜路を言います。

間もなくの出航となるので、そのまま甲板へ。
出航の儀(単にながめるだけ)に参列しましょう。

第一こくさい丸の愛称はパンダ
国際両備フェリー高松池田航路就航船は、前身となる国際フェリー㈱の設立者.片山鹿之助氏の要望を受け動物が乗っており、第一こくさい丸のファンネルにパンダが描かれています。

どこかの引っ越し屋さんを彷彿しますが、パンダが持っているのが笹でなく、オリーブなのが小豆島航路に就航するフェリーらしいですね。

ホーサーがビットから外されました。

ホーサー‥係留用ロープ
ビット‥係留用鉄杭

ゴゴゴゴォー

前進で離岸成功。
パチパチパチ‥

池田港を出港。
小豆島.池田→高松、22.3km/1時間の船旅が始まりました。

国鉄宇高連絡船(高松-宇野)から始まったと言われる瀬戸内航路船上のうどん。
連絡船が廃止された今、小豆島航路の民間フェリーでうどんを味わうことができます。
瀬戸内海を眺めながら食べるうどんは格別ですね。

■きつねうどん‥450円

小豆島が離れていきます。

なにも観光しなかったけど、小豆島よ。
さらばじゃ。←(この数時間後、再び小豆島へ向かうことになるのを筆者はまだ知らない)

あっ!
あれは‥

ズームしてみましょう。

高松を9:30に出航した、国際両備フェリー/第十一こくさい丸(しまぞう) 1213tですね。
第十一こくさい丸(しまぞう)は国際両備フェリー最新鋭船舶で、令和3年12月21日に就航しました。

おぉー、キタ.キタ!
来ました。
来ましたよ~。

マストに見えるのは‥

ゾウさん(しまぞう)です。
新造船に乗るゾウに愛称をつけては‥と言う提案から、船内やSNSで募集したところ「小豆島と四国高松を結ぶゾウ」にかけて、小豆島在住の小学1年生が名付けたしまぞうが選ばれたのだぞう。

今回、ゾウを乗せることも、片山相談役(創業者)の要望だったのですが、2020年11月に片山氏は新造船を見ることなく急逝なされました。
謹んで、ご冥福をお祈り申しあげます。

10:10
反航します。

第十一こくさい丸(しまぞう)が池田に着くのは、10:30。
ご安航をお祈り申しあげます。

第一こくさい丸は、航海速力15ノット(22.8km/h)で瀬戸内海を航行中。

10:16
池田から26分。
パンダちゃんは、小豆島町から高松市の海域に入りました。

10:38
あっ!
あの船は‥

ズームしてみましょう。
神戸-小豆島坂手-高松航路に就航するジャンボフェリー/りつりん2と新造船のあおいです。

ジャンボフェリーの新造船/あおい (5200t)。
2022年10月22日(土)就航に向けて、着々と準備が進められています。

やややっ!
またまたフェリーが向かって来ていますよ。

さすが、フェリー王国.高松だ。

おぉー、キタ.キタ!

高松を10:40に出航した、小豆島フェリー/しょうどしま丸 (1257t) ですね。
2017年2月就航の短距離フェリーで、高松-小豆島.土庄/21.4kmを1時間5分で結びます。

10:46
反航します。

しょうどしま丸が土庄に着くのは、11:45。
ご安航をお祈り申しあげます。

後ろに見えるのは女木島。
第一こくさい丸の航跡は弧を描いて‥

高松港へ入港します。

おっ!
かわいい船が来ましたよ。

定期航路ではなく、高松海上タクシー/さざなみと言う小型チャーター船みたいですが、船体に記名されていた会社名が消えています。
瀬戸内国際芸術祭2022秋への観光客の方々が乗船されているみたい。

高松港から出航して来た高速船は‥
豊島フェリー/まりんなつ1号。

アート溢れる直島と自然豊かな豊島と高松を結ぶ航路/ARTLINE~アートラインを、高速船で30分前後で運航しているそうです。

我々第一こくさい丸さざなみまりんなつ1号と反航。
旅客船が行き交う景色は東日本では、あまり見られません。

高松港の着岸地点が見えてきました。
それでは、着岸の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう

前進で着岸態勢に入りました。

あぁ~
楽しい船旅が終わってしまうよ~

ホーサーがビットにつながれました。

着岸完了。
パチパチパチ‥

では、下船しましょう。

小豆島.池田から1時間。
高松に戻って来ました。

第一こくさい丸の船内視察

国際両備フェリー/第一こくさい丸の船内視察(レポート)は、☝コチラ。
ご覧頂けたら、幸いです。

小豆島から高松へ。
国際両備フェリー第一こくさい丸に乗って、うどん食べてひと眠りしたら高松に着いてしまいます。
瀬戸内海航路なので、船酔いの心配もなく快適な船旅が楽しめました。
次は、新しい第十一こくさい丸(しまぞう)に乗ってみたいですね。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。