■0248・2022年11月14日-11月18日..神戸/宮崎/大分/大阪.4泊5日-04

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ジャンボフェリー(神戸-小豆島-高松)に新造船/あおいが就航。
32年ぶりとなる新船は大型化され「海の上のテラスリゾート」をコンセプトとし、居心地と快適性が高められました。
本記事は、神戸→小豆島/3時間20分の乗船記.航海編です。
それでは、乗ってみましょう。
※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。

ここは、神戸新港第三突堤。
神戸三宮フェリーターミナルです。
▼目次
ジャンボフェリーの新造船/あおい

神戸-小豆島-高松航路を運航するジャンボフェリー。
2022年10月27日に就航したばかりの新造船、あおいが神戸港第三突堤に着岸中です。

船名の「あおい」は碧い海・蒼い空・青い風光あふれる瀬戸内海の色彩をイメージ。
また、加藤汽船(ジャンボフェリーの出資会社)において、戦後復興を支えた貨客船/’葵丸’への思いもこめて命名されました。
=ジャンボフェリー/あおい=
船種‥フェリー
総トン数‥5,200t
全長‥132m
型幅‥21m
航海区域‥沿海
船籍‥日本.兵庫県神戸
所有‥加藤汽船(株)
運用‥ジャンボフェリー(株)
建造所‥内海造船瀬戸田工場
就航‥2022年10月22日

🏢神戸三宮フェリーターミナル←施設案内。
宮崎カーフェリー(宮崎航路)とジャンボフェリー(高松航路)が発着するターミナルです。
2014年に建て替えられ、綺麗になりました。
食堂や売店はありません。
1:00~4:00はクローズされるので、FTBはできませんね。
FTBとは?
俗に言う駅寝・野宿を意味する、STB=StaTion Bivouac/ステーション・ビバークから来た言葉で、FTBはFerryTerminal Bivouac・フェリーターミナル・ビバークと言います。
神戸三宮フェリーターミナルの位置は、☝コチラ。
三ノ宮駅から1.6km/徒歩20分ほどです。

ジャンボフェリーは高松まで行きます。
今回は小豆島までの乗船なので‥

運賃は1,990円でした。
¥ジャンボフェリー/自由席 (神戸→小豆島.坂手) 1,990円

昨夜泊まった東横インで頂いた兵庫県クーポン。
ジャンボフェリーの運賃支払いに使えるので‥
クーポン1枚と現金990円の支払いです。

あと12分で出航です。
では、乗船しましょう。
神戸港出航の儀(単に眺めるだけ)

いざ、乗船。
出航の儀(単に眺めるだけ)に参列しようと、外部デッキに出ました。

夜明けの神戸港。
あっ!
正面の船は‥

ズームしてみましょう。
日中国際航路に就航する日中国際フェリー/新鑑真(神戸/大阪-上海)が着岸中。
毎週火曜日に神戸/大阪を交互に出航。
上海へは2泊3日の航海です。

ホーサーがビットから外されました。
・ホーサー‥係留用ロープ
・ビット‥係留用鉄杭

ゴゴゴゴォー

後進で離岸。
神戸→小豆島.坂手 95km/3時間20分の船旅が始まりました。

離岸成功。
パチパチパチ‥
沖合で回頭中。

おっ!
右舷から神戸のベイエリアが一望ですよ。

左舷後方には‥
あっ!
日の出ですよ。

ズームしてみましょう。
おぉー
これは見事な日の出だ。

今日も好天。
穏やかな海況で、快適なクルーズを楽しめそうです。

神戸よ。
さらばじゃ。←(数時間後に戻るけど)
宮崎カーフェリーの新造船/フェリーろっこう

あっ!
後方に見えるあの船は‥

ズームしてみましょう。
神戸-宮崎航路を運航する、宮崎カーフェリーの新造船/フェリーろっこうですね。
名門大洋フェリー/フェリーきょうと

続いて‥
明石海峡大橋の下にも、九州からの長距離フェリーが航行中。
あっ!
明石海峡大橋の下、こっちに向かって来るフェリーが見えますよ。

ズームしてみましょう。
新門司-大阪航路を運航する、名門大洋フェリー/フェリーきょうとですね。

おぉー
キタ.キタ。
フェリーきょうとも、2021年12月16日に就航したばかりの新しい船なのです。

7:00
反航します。
フェリーきょうとが大阪南港に着くのは8:30。
ご安航をお祈り申しあげます。
名門大洋フェリー/フェリーきょうとの乗船記は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。
明石海峡大橋

さて、このすばらしい眺め‥
どこからかと申しますと‥

ジャ.ジャン!
光のテラスと言う操舵室の真上にあるデッキからの眺めなのです。
ここは、プレミア船客しか入れません。

光のテラスから眺める後方の眺めもダイナミック!

明石海峡大橋が近づいてきました。

これは巨大な橋だ。
淡路島側をカシャ。

明石市.舞子側をカシャ。
橋の付け根には、京阪神と四国を結ぶ高速舞子バス停があり、真下にあるJR舞子駅と山陽電鉄舞子公園駅で電車との接続が可能です。

近づくと大きすぎて全貌が入りません。
パノラマモードでカシャ。

さぁ、橋下を通過しますよ。
それでは、明石海峡通過の儀(単に下から眺めるだけ)に参列しましょう。

明石海峡大橋は、全長3,911m、中央支間1,991mで世界最長の吊り橋です。
1998年4月5日に供用が開始されました。

7:04
お待たせしました。
明石海峡大橋の真下を通過します。

おぉ、こりゃ圧巻。
フェリーならではの眺めだ。

明石海峡大橋下を通過。
パチパチパチ‥

瀬戸内海東部に位置する淡路島。
本州・北海道・九州・四国を除く我が国の面積上位第7位(択捉島/国後島含む)の島です。

太陽が海面と明石海峡大橋を照らし、美しい景観をつくりあげています。
船旅、サイコー!

兵庫県明石沖。
時計塔が見えますね。

ズームしてみましょう。
明石市立天文科学館の時計塔です。
この時計塔の中心に、日本標準時子午線(Japan Standard Time Meridian;略語: JSTM)が通っています。
1886年(明治19年)勅令第51号「本初子午線経度計算方及標準時ノ件」で定められた東経135度の経線を子午線とし、日本の標準時(中央標準時)の基準としているそうです。

明石海峡大橋が離れていきます。
あおいは瀬戸内海播磨灘に入りました。
淡路ジェノバライン/まりん・あわじ

あっ!
あの船は‥

かつて明石-淡路島航路を運航していた明石海峡フェリー廃止後、航路を復活させた淡路ジェノバライン/まりん・あわじです。
広島県尾道市のツネイシクラフト&ファシリティーズで建造されたアルミ合金製の双胴高速船で、2015年8月に就航。
自転車・原付バイクを乗せることが可能で、淡路島と明石を13分で結びます。
瀬戸内海を眺めながら、フェリーうどんを堪能

瀬戸内航路に乗ったら、うどん。
宇高連絡船で人気のあったうどんは、令和の新造船でも味わうことができます。
さぬきレモンうどん。
レモンの酸味って、関西出汁のうどんにあうんですよ。
■さぬきレモンうどん‥440円
引退するジャンボフェリー/こんぴら2

筆者の推測では、引退するこんぴら2と反航する時間です。
あっ!
あの船かな?

ズームしてみましょう。
ビンゴ!
船首にニャンコ顔がペイントされた、こんぴら2ですね。

おぉー
キタ.キタ。
こんぴら2は、高松を6:15・小豆島.坂手を7:30に出航。
神戸へ向かっています。

ジャンボフェリー新旧船舶が反航します。
新造船/あおいが就航後、僚船りつりん2が改修工事のためドック入渠しました。
りつりん2の改修が終わると、こんぴら2は33年の役目を終ることになります。

あとは頼んだよ。
こんぴら2が、バトンを継ぐあおいに語りかけているようにみえます。
こんぴら2は、2022年12月17日に引退。
バングラディシュ/チッタゴンへ回航の後‥
残念ながら解体となり、船としての使命を終えました。(涙)
これが本当の見納め。
ジャンボフェリー/こんぴら2よ。
33年間お疲れ様。
そして、ありがとう。
ジャンボフェリー/こんぴら2.惜別乗船記は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。

こんぴら2が神戸に着くのは、11:00。
ご安航をお祈り申しあげます。
小豆島沖を航行

あおいは、航海速力18.5ノット(約28km/h)で播磨灘を航行中。
小豆島が見えてきました。

あおいは、兵庫/香川県境を通過。
香川県の海域に入ると‥

小豆島沖を航行します。

右に寄港地の小豆島.坂手港が見えてきました。
画像左の赤枠を‥

ズームしてみましょう。
二十四の瞳映画村‥
映画/二十四の瞳に登場する岬の分教場(苗羽尋常小学校田ノ浦分校の撮影用セット)が見えます。
あの映画見ましたが、感動モノです。

あおいのコンセプトは、瀬戸内海に浮かぶテラスリゾート。
右舷の外にせり出した光のテラスからの眺めは圧巻です。
小豆島/坂手港に入港・着岸の儀(単に眺めるだけ)

いつもここに来て~♪
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ・STU48が歌う瀬戸内の声(作詞/秋元康・作曲/井上トモノリ)が、坂手港入港時のBGMとして船内に流れます。

寄港地である小豆島/坂手港に入港。
以前、ジャンボフェリーは高松-神戸の運航でしたが、関西汽船(現.フェリーさんふらわあ)が発着していた小豆島/坂手港に、2011年7月6日からジャンボフェリーが寄港するようになりました。

正面が坂手港着岸地点です。

狭い港内で巨大な船体を回頭中。

最終の着岸態勢に入り‥

ホーサーがビットにつながれました。

あぁ~
楽しい船旅が終わってしまうよ~

着岸完了。
パチパチパチ‥

では、名残惜しいですが、下船しましょう。
高松へ向けて出航するあおい

坂手港のシンボル、芸術作品/スター・アンガー。
ミラーボールのように巨大な球体がクルクル回っています。
小豆島.坂手港の位置は、☝コチラ。

桟橋から出航の儀(単に眺めるだけ)に参列して、あおいを見送りましょう。

ゴゴゴゴォー
離岸しました。
青と白でカラーリングされた船体。
船首7本・ファンネル5本・船尾3本と吉数で入れられた青白のしまは安全祈願の意味と、人と人・島と島をつなぎたいと言う意味がこめられております。

風が恋を運ぶ~♪
海を遠く渡り~♪
二人を結ぶジャンボフェリー♪
ジャンボフェリーCMソング、二人を結ぶジャンボフェリー(作詞作曲/森香・唄/早見にな)が、筆者の頭を過ります。
この歌、一度聞くとずっと頭の中を過り、洗脳される魔力を持っているんです。
多くの方が動画配信されているので、[ジャンボフェリー歌]で検索すると、聞くことができますよ。

高松へ向けて出航したあおい。
ご安航をお祈り申しあげます。
ジャンボフェリー/あおい 船内
瀬戸内のテラスリゾートをコンセプトとした、あおいの船内レポートは、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。
さて、ジャンボフェリーと言ったら、以前はほぼ全ての船室が自由席(早い者勝ち)でしたが、新船は指定席となるプレミア区画(別料金)が増え、快適性が向上しました。 しかし、運賃のみで利用できる自由席が激減したので、今回は平日の乗船でありながらも座敷・椅子席共に自由席はほぼ埋まっていました。 自由席でも適切な定員管理を行っているとは言え、多客時における席の争奪戦は今後もありそうですね。 なお、前船のこんぴら2にあった混雑時のゴザは見られませんでした。 ちなみに、神戸(三宮)-高松の各アクセスの運賃を調べてみると‥ ①ジャンボフェリー‥1,990円 ②高速バス‥4,300円 ③鉄道(普通列車)‥3,950円 こうしてみると、ジャンボフェリーが一番安い! プレミアだと専用のスペースやテラスでゆったりと過ごすことができるうえ、お風呂にも入れます。 席代をプラスしても他のアクセスより安いので利用価値は大ですね。
ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。