【鉄旅】480円で九州を半周!JR九州/SUGOCA大回り乗車 (後編/博多→別府) ローカル列車と特急ソニック号に乗る

■0300・2023年1月20日-1月23日..大分&青森.4泊5日-15

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JR九州ではICカード/SUGOCAを使うと、SUGOCAエリア内の乗車は最短区間で運賃が引かれる制度がある事を知った筆者。
大分県/鶴崎から九州を横断して、博多、炭鉱で栄えた田川後藤寺、日豊本線で別府へ
ぐるっと九州半周する鉄旅を運賃480円で楽しみました。
本記事は、博多→新飯塚→田川後藤寺→城野→別府の後編です。

※記事中[拡大]または◎を記している画像は、クリック・ドラッグすると拡大します。
※記事中の価格等は、2022年12月取材時のものです。

ここは、福岡県福岡市の博多駅です。

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大分県/鶴橋から別府へ。
ストレートに移動すると、距離にして20kmほどなのですが、なぜ福岡県の博多駅にいるのか?
~と申しますと‥

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JR九州では‥
ICカード/SUGOCAを使うとSUGOCAエリア内の乗車は、最短区間で運賃が引かれる特例があるのです。

そこで、鶴崎→大分→鳥栖→博多→新飯塚→田川後藤寺→城野→別府のルートで検索すると‥

[拡大] 出典・ジョルダン

ほら、377.9km乗っても、運賃は最短ルートの480円で計算されるのです。
ちなみに乗車券を購入しての移動だと、377.9kmの運賃7,040円となります。

[拡大] 出典・九州旅客鉄道株式会社

前編では、鶴崎→大分→鳥栖→博多を移動。
九大本線を走る特急ゆふ号に乗って、東から西へ九州を横断して福岡県へ。
そんな訳で、博多駅にいるのです。

SUGOCA大回り乗車の前編記事は、☝コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。

[拡大] 九州旅客鉄道株式会社

この記事、後編では‥
博多→新飯塚→田川後藤寺→城野→別府をご紹介します。

博多から篠栗線(福北ゆたか線)経由の快速列車に乗りましょう。

🚋快速2640H:直方行
博多.11:51→新飯塚.12:37
[乗]JR九州:サハ813-516

三郡山地を篠栗トンネルで貫き、九郎原(くろうばる)を通過。
快速なので、ガンガン飛ばします。

篠栗線/九郎原→筑前大分。

三郡山地/前砥石山の西麓を水源とする内住川に沿って列車は走ります。
内住川は穂波川と名を変えた後、飯塚市役所近くで遠賀川と合流します。

篠栗線/九郎原→筑前大分。

この辺りは福岡市への通勤圏でもあることから、宅地が増えてきているとか。

筑前大分に停車。
おおいたでなく、だいぶと読むのですよ。

篠栗線/筑前大分→桂川。

農地が広がる車窓風景。
長閑だなぁ。

博多から34.6km/46分。
新飯塚に到着。

ここで、後藤寺線に乗り換えます。

おっ!
JR東日本から撲滅したキハ40形だ。
では、乗りましょう。

🚃普通1551D.田川後藤寺行
新飯塚.12:46→田川後藤寺.13:07
[乗]JR九州:キハ40-8052

後藤寺線/筑前庄内→船尾。

後藤寺線は元々、元は石炭や石灰石を輸送するための貨物線であったことから、セメント工場の中を走ります。

関の山鉱山。
大正8年、麻生セメントの原料山として開発された鉱山です。

工場好きにはたまらない光景だ。
工場萌え~

船尾に停車。
大正11年2月に貨物駅として開設された駅です。

駅前には巨大な工場がある‥と言うより、駅が工場に囲まれています。

これら工場は、福岡市に本社を置く麻生セメント田川工場です。
福岡県は、第92代内閣総理大臣麻生太郎氏(現.自民党副総裁)のお膝元であり、大臣が関連する企業であることは言うまでもありません。

後藤寺線/船尾→田川後藤寺。

遠賀水系の中元寺川を渡ると‥

新飯塚から13.3km/21分。
田川後藤寺に到着しました。

ここで、日田彦山線に乗り換えます。

ディーゼルカーが並ぶ田川後藤寺駅。

左のカラフルなディーゼルカーは、JR九州/伊田線・糸田線・田川線を継承し、平成元年(1989年)4月に第3セクター方式で開業した、平成筑豊鉄道の車両です。

筆者が乗るのは、コチラ。
キハ47形をJR九州で出力向上の改良を行った、キハ147形ディーゼルカーです。

🚃普通952D.小倉行
田川後藤寺.13:12→城野.13:57
[乗]JR九州:キハ147-184

キハ147形。
このディーゼルカーは、昭和56年生まれの御年42才。
JR東日本/東海からは撲滅しましたが、JR九州では数を減らしながらも現役です。

キハ40形シリーズは近郊用気動車として、セミクロスシートとロングシートを配置しています。
ここに座りましょう。

13:25
日田彦山線/香春→採銅所。

車窓の山は、一ノ岳香春鉱山です。
山上には石灰岩の採掘場があり、赤枠を‥

ズームしてみると‥
この建物は石灰岩の分別施設です。
採掘された石灰岩は、搬送ラインのベルトコンベアで麓の工場へ運ばれていくのだそうです。

日田彦山線/香春→採銅所。

大正4年に架橋された第2金辺川橋梁を渡ります。
列車は金辺川に沿って、江戸時代から交通の要所であった金辺峠へ向かって勾配区間に挑み、日田彦山線は工期が20年に及ぶ難工事のゆえ、大正4年に開通した金辺トンネル(延長1,400m)で峠越えをします。

※金辺は、キベと読むそうです。

出典・GoogleMap

列車に乗っていると見えないので、GoogleMapから引用した第二金辺川橋梁です。

筑豊で産出される石炭を運ぶために施設された日田彦山線。
大正四年に完成した第二金辺川橋梁は当時の最新技術で建設され、石積みの橋脚が歴史を物語っていますね。
この石積みの橋脚は輸送力増強が予想されたことから複線幅で建設されましたが、むなしくも実現せず単線のまま今に至っています。

お腹すきましたね。
鳥栖駅の駅弁、中央軒/焼麦弁当(左)を頂きまーす。

東の神奈川県横浜駅 崎陽軒/シウマイ弁当。
西の佐賀県鳥栖駅 中央軒/焼麦(しゃおまい)弁当。
並べてカシャ。←(これやってみたかった)

西のシュウマイ駅弁‥佐賀駅の中央軒/焼麦(しゃおまい)弁当。
この地方の郷土料理/かしわめしと、広東風のあっさりした味に仕上げた本格的焼麦の駅弁です。

🍱焼麦弁当‥780円
・鶏味付ごはん
・味付鶏肉
・錦糸卵
・焼麦(しゅうまい)
・甘酢生姜
・大根漬

採銅所に停車。

大正4年4月1日に開業。
開業時に建設された駅舎は老朽化が著しいため解体が検討されたのですが、保存運動により平成22年9月にJR九州から香春町に無償譲渡され、町が改修工事を実施し、駅舎は有形文化財の指定を受けたそうです。、

日田彦山線/呼野→石原町。

何やら荒々しい山が見えて来ましたね。

採掘によってえぐられた山肌は、三菱マテリアル東谷鉱山。
セメントの原料となる石灰岩を採掘する大規模鉱山として、今も現役なのですよ。

田川後藤寺から30km/45分。
城野に到着。

ここで、日豊本線に乗りかえます。

次は、JR九州813系の普通列車に乗ります。

813系は国鉄から承継した近郊形電車の取替えの目的と、九州北部向けの近郊形車両として、平成6年3月から活躍する電車です。

🚋普通2543M.中津行
城野.14:03→行橋.14:53(23分遅延)
[乗]JR九州:クハ813-3418

苅田に停車中。

あちゃー!
列車がストップしてしまった。
もう、10分以上停まっているよ。

出典・九州旅客鉄道株式会社

先行の特急ソニック27号が苅田駅の先で異音感知で緊急停車。
我々の列車にも影響がでているみたい。

日豊本線/小波瀬西工大前→行橋。

運転再開。
モーター音を唸らせて走っています。

城野から18.9km/50分。
23分の遅延で行橋で下車。

ジャン!
行橋→別府の特急券を買っておいたのだ。

¥B自由席特急券(行橋→別府) 1,200円。

特急ソニック57号.大分行に乗ります。

ブルーメタリックが眩しい883系特急形電車。
日豊本線系統の特急列車の輸送改善と速達化を目的として、水戸岡鋭治氏が車両デザインを監修。
日立製作所で製造された車両で、九州初の振り子式車両であり、営業用交流電車として日本初の振り子式車両として、平成7年4月20日より特急/ソニックにちりんとしてデビューしました。

🚈特急ソニック27号.大分行
行橋.15:00→別府:15:57 (3分遅延)
[乗]JR九州:クモハ883-2

某テーマパークのキャラクターを想像させる座席。

ユニークな形状のヘッドレストは、元々ヘッドレストの部分にヘッドホンを内蔵し音楽を聴ける装置を導入する予定だったそうですが、予算不足でヘッドホンの搭載が見送られ最終的にヘッドレストだけが残ったのだとか。

日豊本線/豊前松江→宇島。

豊前海の干潟を眺めます。

日豊本線/吉富→中津。

福岡/大分県境の山国川です。
ここで、福岡県築上郡吉富町から大分県中津市に入りますよ。

この後、爆睡‥

行橋から95.8km/57分。
3分の遅延で、目的地となる別府に着きました。

あっ!
朝、大分から乗った特急ゆふ号のキハ185系ディーゼルカーだ。
博多から折り返して来て、別府駅に停まっていました。

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さて、鶴崎→別府。
通常なら24km/40分ほどで着くところを、158.8km/8時間30分かけてやって来ました。
これだけ乗っても‥

SUGOCAを使ってエリア内の運賃は最短距離で計算されるので、480円!

ちなみに入場時間から8時間以上が経過しているので自動改札ではエラーが出てしまい、改札口の窓口で大回りして来たことを申し出て出場処理をして頂きました。

JR九州様。
ありがとうございました。

大分を出発して九大本線の特急ゆふ号・鳥栖駅弁/焼麦弁当・ローカル線普通列車・特急ソニック号と運賃480円で一日楽しめたSUGOCA大回り乗車。
乗る区間の最短距離で計算される大回り乗車は、東京・大阪・福岡などの近郊区間で適用されますが、JR九州ではSUGOCAを使うと福岡近郊区間より広範囲で大回りができ、特急券を購入すれば特急列車にも乗れます。
ただし、改札から出る途中下車は不可なのと、同じ駅を二度通ることはできないので、ご注意下さい。
JR九州のSUGOCA
ずごかぁ~ ←(洒落のつもり)

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。