■0382・2023年10月3日~6日.直江津&越後湯沢3泊4日-04

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乗り物系・温泉・登山などの旅と食事系のブログ、シクタン.comと申します。
北陸新幹線金沢延伸によってJR信越本線から移管されたしなの鉄道/北しなの線。
国鉄型電車115系に乗って44分の鉄旅です。
※記事中の価格等は、2023年10月現在のものです。
▼目次
長野駅

ここは長野県の県庁所在地、長野市。
長野駅です。
そばうどん しなの

長野と言ったら信州そば。
長野電鉄長野駅近くの立ち食いそば店、そばうどん しなのでランチタイム。
■天ぷらそば‥480円
そばうどん しなのの記事は、☝️コチラ。
ご覧頂けたら幸いです。
しなの鉄道

では、鉄道で新潟県直江津へ移動しましょう。
長野駅から1,750円のきっぷを購入。
🚋しなの鉄道(長野→妙高高原) 850円。
🚋越後トキめき鉄道(妙高高原→直江津) 900円。
JR飯山線

JR飯山線を走るキハ110形ディーゼルカー。
千曲川と信濃川に沿って、長野県/豊野から新潟県/越後川口96.7kmを結ぶローカル線です。
しなの鉄道 北しなの線

これから、しなの鉄道(長野→妙高高原)37.3km/44分の鉄旅を楽しみます。
平成9年(1997年)、北陸(長野)新幹線開業によってJR旧信越本線長野県内の運行を引き継いだ第三セクター鉄道/しなの鉄道(軽井沢-篠ノ井・長野-妙高高原)。
北陸新幹線開業によってJR東日本から経営分離された信越本線(長野-妙高高原)は、平成27年(2015年)にしなの鉄道北しなの線となりました。
115系S14編成

筆者が乗るのはコチラ。
おっ!
国鉄時代から活躍する115系近郊形電車ですぞ。
=しなの鉄道115系(S14編成)=
昭和53年(1978年)1月25日に川崎重工で新製され、国鉄松本運転所に配属。
松本と長野の転属を繰り返し、しなの鉄道北しなの線開業に合わせ、JR東日本から平成27年(2015年)1月25日に譲渡されました。
115系は国鉄時代の昭和38年から昭和58年まで1,921両が製造され、寒冷地区・急勾配路線での運用を目的にした近郊形電車です。
全国の直流電化区間で活躍しましたが、東日本で115系に乗れるのは、しなの鉄道だけになってしまいました。

妙高高原行き。
このような幕式方向幕は珍しくなりましたね。
🚋しなの鉄道:普通333M.妙高高原行
長野.14:15→妙高高原.14:59
[乗]しなの鉄道:モハ114-1015

では、乗りましょう。
半自動ドアなので、ドアは手で開けます。
これ、結構重いんですよ。

115系の車内。
近郊型電車なので、セミクロスシートとロングシートです。

セミクロスシート。
窓側にはひじ掛けがない、少し狭い座席となっています。
この座席は新製時のものではなく、JR東日本時代にリニューアルされたそう。

窓は上昇式ユニット窓です。
つまんで開ける窓。
新製当時はこれが当たり前でした。

座席番号札。
衣類掛け。
日よけ幕。
昔の電車はこれらが標準装備でしたが、今の新型電車には装備しない車両が増えています。

天井。
LEDでなくて白色蛍光灯の照明が時代を感じますな。

天井の中央にあるベンチレーター。
丸い穴の開いたレバーを操作すると、外気導入ができて換気ができます。

スピーカーボックス。
あまり音が良くないゆえに、やたらと大きい。
この時代はこれが当たり前でしたね。

トイレは閉鎖。
業務室となっていました。

便所お知らせ灯。
トイレに入って鍵をかけると丸いランプが点灯し、使用中/空きが確認できるアイテムです。
ランプ下に便所お知らせ灯と記されていましたが、トイレ閉鎖に伴い文字は消されています。
新型電車 SR-1系

しなの鉄道の新型車両/SR-1系。
新潟地区で活躍するJR東日本E129系がベース車で、総合車両製作所の’sustna’と呼ばれる共通プラットホームモデル電車です。
これまで活躍して来た115系は昭和時代の新製から40年が経過しており、近年は故障件数が増加したのに加えて、JRでの115系廃車が進み部品調達が困難化している事から、現行の115系電車はSR-1系に置き換えが進んでいます。
長野→妙高高原 44分の鉄旅

長野を発車。
信越本線.鉄路分断の地。
コンクリートの手前は、しなの鉄道しなの鉄道線。
奥は、JR東日本飯山線が供用中。
JR長野総合車両センター

しなの鉄道.北しなの線/長野→北長野。
JR東日本長野総合車両センター。
このセンターの隅には、鉄道車両の墓場と言うべき車両解体場があるのです。
赤枠は鉄道車両としての終焉を迎え、解体を待つ車両達です。

総武線快速・横須賀線で活躍中したE217系。
インドネシアに移籍する噂がありましたが、それは実現せず、解体となるみたい。
30年間お疲れ様でした。
ありがとう。(涙)

右の鶯色の電車は、189系特急型電車。
本形式最後まで残ったN102編成です。
令和元年(2019年)6月25日付けで廃車となりました。
左の青白(スカ色)の電車は、クモユニ143形郵便荷物車で、JRに残った最後の郵便荷物電車です。
昭和56年(1981年)7月に身延線用に製作され、幕張、長野と活躍の場を変え、令和元年(2019年)10月15日付けで廃車となりました。
189系とクモユニ143形は共に廃車されてから数年が経過していますが、2013年10月現在、解体はされておらず、留置線にその姿を留めています。

こちらは現役バリバリのE353系特急形電車。
平成29年(2017年)12月23日.デビュー!
特急あずさ/かいじなど、中央東線を中心に活躍中。

ここは信州。
りんご畑を眺めながら電車は走ります。
豊野駅

長野県長野市豊野町豊野。
明治21年(1888年)5月1日、官設鉄道の駅として開業した豊野に停車。

豊野を発車。
JR飯山線と分岐します。
奥には北陸新幹線の高架が見えますね。

しなの鉄道.北しなの線/豊野→牟礼。
山間部に入って来ました。
信濃川水系千曲川支流の鳥居川に沿って‥

だらだらとした登り勾配を走行中。
MT54系主電動機のモーター音が車内に響きます。
牟礼駅

長野県上水内郡飯綱町大字豊野。
明治21年(1888年)5月1日、官設鉄道の駅として開業した牟礼に停車。
明治33年(1900年)築の跨線橋は豊野駅で使われていたものを昭和31年(1956年)に牟礼駅に移築。
現用の跨線橋としては国内最古級と言われています。
戸草トンネル

しなの鉄道.北しなの線/牟礼→古間。
戸草トンネルに入ります。
今のトンネルは昭和41年(1966年)8月の信越本線電化時に竣工された新トンネルです。
複線化を想定して断面が広く掘削されましたが、複線化は実現しなかったそう。
画像に写っていませんが、明治21年(1888年)竣工の電化前に使われた旧戸草トンネルが健在。
長野県最古の鉄道用トンネルである旧トンネルは土木学会選奨土木遺産に認定され、135年経過した今も町道として現役です。
土木学会選奨土木遺産/旧戸草トンネルの場所は、☝コチラ。
しなの鉄道/古間駅から牟礼方面に向かって450m/徒歩6分ほどです。
古間駅

長野県上水内郡信濃町大字富濃。
大正2年(1913年)10月1日、鉄道院の信号所として開設された古間に停車。
昭和3年(1928年)に駅となり、以前は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線でした。
今は1面1線のみが使われ、不使用となった島式ホームの遺構が当時を偲ばせています。

しなの鉄道.北しなの線/古間→黒姫。
戸隠地籍越水ヶ原を水源とする信濃川水系の一級河川/鳥居川に沿って電車は走ります。
奥には日本百名山の一座、妙高山が見えてきました。

しなの鉄道北しなの線(旧信越本線)を快走する115系。
心地よい風が車内に入ってきて快適です。
妙高山と関川

しなの鉄道.北しなの線/黒姫→妙高高原。
長閑な風景。
雲に浮いているような妙高山を車窓から眺めます。

ズームしてみましょう。
新潟県妙高市に位置する妙高火山群の主峰、妙高山(標高2454m)。
古名を’越の中山’と言い、中山を’名香山’と書き、これを音読して’ミョウコウサン’と唱えたのが山名の由来とされるんだとか‥
へぇー。

頚城山地の新潟焼山を水源とする一級河川/関川に架る長野/新潟県境の関川橋梁を渡ります。
長野県から新潟県に入ると‥
妙高高原駅

長野から37.3km/44分。
新潟県妙高市大字田口字南
終点の妙高高原に到着。

名残惜しいですが、降りましょう。
半自動ドアなので、手動でドアを開けます。

いつ頃建設されたか不明ですが、歴史を感じる跨線橋です。
地元.妙高市では跨線橋へのエレベーター新設を計画したのですが、この跨線橋には流用出来ない為、改修費用が想定を超えてしまい、市で全額を賄えない事に加え、駅を管理するえちごトキめき鉄道が改修後の施設維持費を市に求めた為、中止となってしまいました。

妙高高原駅は単式ホーム1面1線・島式ホーム1面1線、計2面3線の構造です。
北陸新幹線(長野新幹線)高崎-長野.先行開業に伴い、平成9年(1997年)10月1日に特急.白山/あさまなど妙高高原を行き来していた優等列車が廃止。
全優等列車が停車する主要駅だった長いホームはひっそりとしています。

温泉やスキーで賑わうリゾート地の妙高高原。
スキー臨時列車も多く運転され、冬は多くのスキー客で賑わいました。

ラッチ式の改札口が今も健在。
妙高高原駅の開業は明治21年(1888年)5月1日。
官設鉄道の田口駅として開業し、昭和44年(1969年)10月1日に妙高高原駅と改称。
JR東日本だった当駅は平成27年(2015年)3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業に伴い、JRから移管されたえちごトキめき鉄道管理の直営駅となりました。
115系S14編成〈悲報〉2024年3月14日を持って引退!

= 悲報 =
しなの鉄道115系S14編成(画像)は、2014年3月14日をもって引退。
S2編成と共に3月18日、JR長野総合車両センターへ回送され、廃車解体されたそうです。
昭和53年(1978年)落成から、国鉄・JR東日本・しなの鉄道と、46年に渡るご活躍。
大変お疲れ様でした。(涙)
関連リンク集
=関連リンク集=
・しなの鉄道株式会社
・えちごトキめき鉄道
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【外食】長野電鉄長野駅の駅そば/しなの (長野県長野市)
ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。